バイオグラフィー
Linda Ronstadt
リンダ・ロンシュタットは、1946年7月15日、米国アリゾナ州ツーソンの生まれです。
ミュージシャンとしてのキャリアは長く、スリーピース・バンド「ストーン・ポニーズ」のボーカルとして1967年にデビューしています。
「悲しきロック・ビート」が、1968年にベスト・テンに入る大ヒットとなり注目されましたが、その後ヒットに恵まれずにバンドは解散しました。
ソロデビューは1969年。
リンダ・ロンシュタット自身は、曲を作ることはせず、カーラ・ボノフやJ.D.サウザーなど、当時はあまり知られていなかったミュージシャンの曲を取り上げています。
Linda Ronstadt
転機が訪れるのは1970年のシングル「ロング・ロング・タイム」がヒットしてからで、折からのウエストコースト・ブームもあり、次第にその名を知られるようになりました。
因みに、当時バック・バンドのメンバーとして集められた、ドン・ヘンリー、グレン・フライ、バーニー・レドン、ランディ・マイズナーは、後にイーグルスとして羽ばたくことになります。
デビュー当時はカントリー色が強かったものの、徐々にロック色を強めていきます。
イーグルスをはじめ多くのミュージシャンと交流を持ち始め、1972年に発売されたニール・ヤングの大ヒット曲であり、代表曲でもある「孤独の旅路」のバック・コーラスもつとめています。
サクセス
リンダ・ロンシュタットの存在が広く一般に知られるようになったのは、1974年のアルバム『悪いあなた(Heart Like a Wheel)』からシングルカットされた「悪いあなた(You're No Good)」が全米1位を記録してからです。
Heart Like a Wheel
【収録曲】
01. 悪いあなた
02. もう おしまい
03. あてにならない恋
04. ダ-ク・エンド・オブ・ザ・ストリ-ト
05. ハ-ト・ライク・ア・ホィ-ル
06. いつになったら愛されるのかしら
07. ウィリング
08. アイ・キャント・ヘルプ・イット
09. キ-プ・ミ-・フロム・ブロ-ウィン・アウェイ
10. 目を閉じてごらん
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70年代半ばからの10年間は絶頂期で、1977年発売の「夢はひとつだけ(Simple Dreams)」、1978年発売の「ミスアメリカ(Living In The U.S.A)」が全米No.1ヒット・アルバムとなっています。
この頃の代表曲といえば、ロイ・オービソンの「ブルー・バイユー」、バディ・ホリーの「It's So Easy」などです。
Simple Dreams
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「ミスアメリカ(Living In The U.S.A)」発売当時は、ザ・ローリングストーンズのミック・ジャガーと付き合っていたとされていますが、その影響でしょうか、ロックするリンダ・ロンシュタットが何ともカッコいいです。
因みに、、ミック・ジャガーから「君にはロックが足りない」と言われた際に、「あなたにはバラードが足りないわ」と言い返したという有名なエピソードが残っています。