1999年衝撃の公開となった映画「完全なる飼育」。
小島聖の美しい裸体。当時、弱冠22歳だった彼女の艶っぽい身体も魅力の映画だった。
皆様ご期待の「濡れ場」の画像もまとめた。大きく綺麗な胸もご堪能いただける本稿。
まずは鬼才・和田勉がメガホンを取り、見事に描き切った本作の内容をお伝えする。
女子高生と誘拐犯が愛と憎しみの果てに辿り着いた境地。その様をご覧あれ!
完全なる飼育

「完全なる飼育」
1999年に公開された本作を第1作として、その後「完全なる飼育」シリーズとして長期に渡り、続編が製作されている。全作品ともR-15指定。
「飼育女優」と称される主演女優のヌードや濡れ場が最大の売りで、第5作の荻野目慶子を除くといずれも10代・20代の「初脱ぎ」である。
このシリーズの商業的成功にならい、同時期には『飼育の部屋』という類似シリーズも登場した。
第2作のオーディションの際から、主演に若手女優を起用する場合には選考時に候補者を裸にして体型や度胸をチェックすることがお約束となっている。
ちなみに本作で小島聖(こじま ひじり)の相手役を務めた竹中直人は、第6作を除く各作品にも脇役で出演している。

DVDパッケージ 裏
作品データ
監督 和田勉
脚本 新藤兼人
公開 1999年
配給 東京テアトル、東京セディックインターナショナル
時間 96分
出演 竹中直人、小島聖、泉谷しげる、渡辺えり子、塚本晋也、北村一輝、沢木麻美等
【予告】誘拐しておきながら謝る誘拐犯
ジョギング中に誘拐され、「完全なセックス」を要求される!

人のよさそうな岩園に対して、邦子は罵声を浴びせる。
岩園は「改めてお詫びを致します。誘拐して申し訳ありませんでした。」と手をついて謝る。
そして、「僕は完全な愛が欲しいんだ。完全に心と体が結ばれたいんだ。完全なセックスが欲しい。」と続ける。
邦子は「私にその完全なるものが欲しいっていうの?」と岩園に問う。
すると岩園は「これから私はあなたを飼育します。」と邦子に宣言する。
「飼育?」と邦子。
「そう」と岩園が答える。
邦子が「小鳥を飼うように?」と聞くが、岩園は邦子をじっと見つめたまま。
「ふざけんなよ、くそじじい!この手錠を外してよ!!」と邦子は理不尽な言い分にまた騒ぎ始めた。
邦子は手錠をはめられ、自由を奪われていた。

優しい口調ながらも、邦子の手足を拘束する岩園
完全なる飼育 - 作品情報・映画レビュー -KINENOTE(キネノート)

ナイフを岩園に向けるが、邦子は逃げる気は無さそう

アパートの岩園の部屋で食事をする二人

オープンカーで温泉旅館に乗り付ける。運転はセーラー服姿の邦子

濃厚なキスをする二人

舞台となったアパートの個性的な面々
完全なる飼育 - 作品情報・映画レビュー -KINENOTE(キネノート)
岩園は国選弁護人との接見で「私はこのまま最高の夢を抱いて死刑になりたい」と淡々と語る。
しかし、国選弁護人から「(刑期は)せいぜい3年」と言われ、「それじゃ困るんだ。死刑が駄目なら無期懲役にして下さい」と哀願する。
特異な事件の弁護を担当し、腕の見せ所だと意気込む国選弁護人に「腕はみせないで下さい」と力なく答える岩園だった。
当時22歳とは思えぬ小島聖の熟れた裸体!豊満な胸が綺麗!

監禁されているのに強気な態度の邦子

セーラー服姿の邦子

岩園は荒々しく邦子の身体をむさぼる

熟れた身体が露わになるシャワーシーン

大きな胸

巨乳である

温泉旅行で絆を深めた二人

段々と下へ

スカートを脱がし、岩園の欲求が解放される

そして、「完全なるセックス」で結ばれる

見つめ合い、愛を確認する

邦子のたわわな胸を味わう岩園

綺麗な胸をおしげもなく披露

監禁という異質な状況が愛を生んだ
樺島邦子の人物設定
18歳の女子高生。学年は3年。
四人兄弟の末っ子。
父親は寿信用金庫の預金課長(岩園が誘拐前に調べ上げていた)。
寿信用金庫は経営が危なく、父親は失業寸前らしい。兄弟皆はバイトをしている。
薬品を嗅がされ、気を失い、岩園のアパートに運ばれたが、目が覚め、岩園が貧乏だと分かると「でしょうね、こんなオンボロアパート(に住んでるようじゃ)」と言い切った。
また、「けだもの」等と岩園に罵声を浴びせたように、気の強い性格。

樺島邦子役の小島聖
岩園貞義の人物設定
43歳の文房具の営業員。
恵まれた環境で育った岩園。
渋谷でお爺さんの代から続く家具屋だった。しかし、両親の死去と共に会社を閉じた。
岩園は邦子に過去を語る回想シーン。
かつて岩園家が経営する会社で働いていた婚約者のいるイチカワミズエという女性に惚れ、社内でレイプをする。
その婚約者が会社に怒鳴り込んできて岩園は殴られる。
岩園はこれでミズエと結婚が出来ると喜ぶ。その話から歪んだ性格が垣間見える。
その後、思惑通りミズエと結婚した。
しかし、当然であるがミズエとの結婚生活は上手くいかず、数年後にミズエは子供(望まれて生まれた子ではなかった)と家を出て行ってしまった。

岩園貞義役の竹中直人
監督を務めた鬼才・和田勉のプロフィール
1930年6月3日生まれ。鹿児島県育ち。
鹿児島県立鹿屋高等学校から巣鴨高等学校に転校し、早稲田大学第一文学部演劇学科卒業。
1953年NHK入局後はテレビドラマを担当。
「竜馬がゆく」、「阿修羅のごとく」、「けものみち」等を演出。
1987年にNHKを定年退職。フリーとなった後はフジテレビの横澤彪からの誘いにより「笑っていいとも!」の月曜レギュラーになるなど、バラエティにも進出。「ガハハおじさん」と呼ばれた。
2011年1月14日に死去。

和田勉(わだ べん)
「ガハハおじさん」として親しまれた和田勉さんは「笑っていいとも!」などでもダジャレを飛ばす人気者でした。 - Middle Edge(ミドルエッジ)
「完全なる飼育」に関するエピソード
元々「隠れ巨乳」の女優として知られていた若手女優の小島聖。
本作で飼育女優を務めたもののヌード経験はなかった。
しかし、同時期に発売されたヘアヌード写真集とともに大きな路線変更として話題になった。

ヘアヌード写真集 「West by South」
監督の和田勉は濡れ場の撮影の際、「私は濡れ場は演出できません」と言い、スタジオを去ったという。
竹中直人はその和田の行動に「それでも監督ですか」と絶句したそう。
バスタオルを巻いた小島は泣き出した。
その後、竹中自らが演出をし、濡れ場の撮影を乗り切った。

口にテープを貼られる邦子
主演の竹中直人は濡れ場に参加した作品は、シリーズにおいて本作だけである。
相手は着用しているが、竹中はこの撮影の際に前貼りをつけずに臨んだと語っている。
衝撃の巨乳【小島聖】の美少女アイドル時代とヘアヌードを画像で振り返る。 - Middle Edge(ミドルエッジ)