「ドラえもん のび太のねじ巻き都市冒険記」

映画「ドラえもん のび太のねじ巻き都市(シティー)冒険記」

漫画「大長編ドラえもん17 のび太のねじ巻き都市(シティー)冒険記」
藤子・F・不二雄先生は映画第1作目1980年公開「のび太の恐竜」から1997年公開「ねじ巻き都市冒険記」まで大長編として原作漫画を描かれていました。藤子F先生は1996年にこの「ねじ巻き都市冒険記」を執筆中お亡くなりになりました。1988年公開第9作目の「のび太のパラレル西遊記」はご病気のため原作漫画はありません。
あらすじ




種をまく者(左)


ホクロ(右)
前作までとの違い
主題歌


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悪役・ピンチのスケールが小さい
前作までは宇宙的時空的に壮大な敵との戦い、そしてピンチに継ぐピンチのストーリーでした。もうどうしようもないという時に助けてくれるのはドラミかタイムパトロールでした。しかし、ねじ巻き都市での敵は日本の犯罪者。危機も比較的すんなりと解決します。決定的な違いが種をまく者です。種をまく者を通して、藤子F先生の伝えたかったこととは…?
藤子・F・不二雄先生からのメッセージ

種をまく者の言葉
のび太「地球も失敗なの?」
種をまく者「それはわからない。きみたちの努力しだいさ。地球の未来はきみたちにかかっているんだ。がんばってね。」
「自然を大切にしてくれるきみなら、この星(ねじ巻き都市のある惑星)をまかせていける。この星でのぼくの役目は終わったからね…。みんなで力を合わせればだいじょうぶ。きっとのりこえられるよ…。」
漫画版より
この作品は藤子F先生の遺作であり、種をまく者のセリフを読むと先生からのメッセージのように思います。監督のお話のように、映画を任せる。という意味にも思えますし、我々読者、視聴者に対し未来は君たち次第、あとは任せると言っているような深読みもできます。さらに都市伝説的深読みをすると、先生は地球の未来を予想し、人類はやがて別の惑星に移住すると行っているようにも思え、現在都市伝説ファンの間で定説となっている火星移住計画を予知していたようにも読み取れます。
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さいごに
藤子・F・不二雄先生は「ねじ巻き都市」執筆中にお亡くなりになられたこと、種をまく者のメッセージ。これらを意識してもう一度映画、漫画を見てみるとまた違った味わいがあるかもしれません。