任天堂ファミリーコンピュータ
1983年(昭和58年)7月に発売された、任天堂の家庭用ゲーム機。
言わずと知れた「ファミコン」ですが、発売当初こそ予約が殺到しましたが、その後鈍化し、製品不良の出荷停止も追い打ちとなり、発売初年はメーカーの思惑ほど売れませんでした。しかし、翌年から再度人気が出て、1985年9月「スーパーマリオ」の登場により、不動の地位を築いていきました。マリオ様様ですね。
麻雀ゲーム
ファミコン誕生の1ヶ月後に発売されたのが「麻雀」。
BGMの無い単純な効果音だけでしたが、200万本以上売り上げたヒット商品でした。
覚えてますか?あの音。
今聞くと何とも素朴な音ですが、あの頃は妙な愛着を感じていませんでしたか?
ファミコン発売前の遊びとゲーム事情
1970年代の子供たちの遊び場は、もっぱら屋外でした。この頃の学校は、校門が閉まらない限りいつでも出入り自由で、男子は校庭で野球やドッジボール等、女子はリカちゃん人形やゴム跳び・こっくりさんを真剣にやってましたね。
友達と一緒に多人数で遊ぶことが普通でした。
おもちゃは、ボードゲームが流行して、人生ゲーム(タカラ)を大騒ぎしながら遊んでいた、おおらかな時代でした。
初代人生ゲーム
2代目リカちゃん人形(タカラ)
アナログからデジタルへ
70年代後半から80年代になると、いよいよゲーム時代の幕開けです。
子供たちと麻雀の接点は、まだまだ針の穴ほどですが、ゲームの普及とともに、大人の遊びの麻雀との関わりを多くの子供たちが持つことになっていきます。
1970年代の風景 - 毎日新聞
1978年に当時のスーパースターが登場します。
スペースインベーダー(タイトー)です。この爆発的ヒットによって、テーブル型のテレビゲームが大流行します。ゲームセンターがまたたく間にアチコチにでき、「インベーダーハウス」と呼ばれるインベーダー専門のゲームセンターが乱立しました。
ゲーム喫茶とインベーダー - Yahoo!ブログ
ゲームウォッチ登場
1980年4月、任天堂から「ゲームウォッチ」が発売されました。
その名のとおり、時計とゲームが合体した、携帯型ゲーム機です。
カートリッジ交換式ではないので、1本体1ゲームのみという、今考えると随分割高な気がしますが、1983年にファミコンが登場するまで、爆発的ヒットをします。