まずは代表曲「壊れかけのRadio」
徳永英明
近年は「VOCALIST」でも有名
徳永英明の略歴を楽曲とともに
19歳の時に上京、アルバイトをしながらミュージシャンを目指す。
レコード会社近くの飲食店などで働き、顔馴染みになった音楽業界の関係者に自作の曲の入ったカセットテープを渡したりするなど、音楽で身を立てられるよう積極的にアプローチをしていた。
1985年、マリンブルー音楽祭を主催する上野義美が1982年に立ち上げたミニFM局「KIDS RADIO STATION」(通称:KIDS)制作・総指揮をとるロックミュージカル「はらじゅくグラフィティ」の概要を発表。徳永もオーディションに参加することになった。
オーディション参加者にはミュージカルスターやダンサーを目指す者も多く激戦であった。最終オーディションではSAM(のちにTRFに所属)と徳永が競い、役柄のイメージとルックス、歌唱力が抜きん出ていた徳永が主演・トニー役を射止める。
1986年、アルバム『Girl』、シングル「Rainy Blue」でRadio Cityレコードよりデビュー。
1987年8月、富士フイルム「フジカラー」のCMソングとなったシングル「輝きながら…」がヒット。
1988年、初の日本武道館コンサート。
1989年、フジテレビ系ドラマ『悲しいほど好き! 〜Mr.ダンディお嬢様に恋をする〜』の神崎邦彦役でテレビドラマ初出演&初主演。
1990年、シングル「夢を信じて」をリリース。テレビアニメ『ドラゴンクエスト』主題歌。
同年7月、シングル「壊れかけのRadio」をリリース。本人も友情出演のTBS系金曜ドラマ『都会の森』主題歌。
1991年3月、初のCM出演。カネボウ「ZENITH」(男性化粧品)。CMソングとして「Wednesday Moon」。
1993年1月、声帯ポリープ手術のため、ツアーを延期。
1994年9月、元モデルの女性との結婚を発表。
1997年11月、原点回帰を願ったシングル「Rainy Blue 〜1997 Track〜」をリリース。
ベストアルバム『Ballade Of Ballade』もリリース。初のバラードコンサートを行う。
2001年5月、もやもや病(脳血管障害の一種)のため、コンサートツアーを中止。
2002年11月、もやもや病を克服して活動を再開。
2003年5月、よみうりランドにて野外ライブ「赤い太陽の日」を開催。以後、夏恒例のイベントとなり、2009年まで7回連続で開催された。
2005年、女性ヴォーカルの曲をカヴァーしたアルバム『VOCALIST』をリリース。
2006年、デビュー20周年を記念して、ベストアルバム『Beautiful Ballade』をリリースし、コンサートツアー「Beautiful Ballade」、「Beautiful symphony」を行う。また、2作目のカヴァーアルバム『VOCALIST 2』をリリース。年末には第57回NHK紅白歌合戦に初出場し、『壊れかけのRadio』を披露した。
2007年5月、奈良の薬師寺で行われた、「“Present Tree Live〜音楽の力で森をつくろう〜”薬師寺本尊開眼1310年記念奉納コンサート」に出演。3作目のカヴァーアルバム『VOCALIST 3』をリリースした。
2008年、ベストアルバム『SINGLES BEST』とカップリング曲を集めたベストアルバム『SINGLES B-SIDE BEST』を同時リリース。
2010年、4作目のカヴァーアルバム『VOCALIST 4』をリリースした。
徳永は1980年代から2010年代までの4つの西暦10年代連続でアルバム首位を獲得した(1980年代:『BIRDS』、1990年代:『JUSTICE』、『Revolution』、2000年代:『VOCALIST 3』、『WE ALL』、2010年代:『VOCALIST 4』)。
男性アーティストによる4年代連続のアルバム首位獲得は、徳永が初である(女性アーティストを含めると、1970年代から2000年代までの4年代連続でアルバム首位を獲得した松任谷由実以来、2組目となる)。