タータン・チェックを身にまとったロック・スター、ベイ・シティ・ローラーズ

タータン・チェックを身にまとったロック・スター、ベイ・シティ・ローラーズ

70年代に大ブームを巻き起こしたベイ・シティ・ローラーズ。ただのアイドルバンドととらえられてもいますが、今聞き返してみるとホントに良い曲をいっぱい発表しています。


タータン・ハリケーン

スコットランドのエジンバラ出身で熱狂的な社会現象を巻き起こした人気アイドル・グループです。
1974年~1978年にかけて“タータン・ハリケーン”と呼ばれるブームを引き起こし、日本でも一時期タータン・チェックを身にまとったファンであふれかえりました。

初来日の空港での様子

ベイ・シティ・ローラーズの前身は1965年に結成された「サクソンズ(The Saxons)」で、アラン(ベース)とデレク(ドラムス)のロングミュアー兄弟を含むメンバーからなり、地元のパブ等で演奏していました。

そして、1968年にグループ名を「ベイ・シティ・ローラーズ」に変更し、1971年夏シングル「朝まで踊ろう(Keep on Dancing)」でデビューしました。

この曲は全英9位とヒットしました。因みに当時のリードボーカルはノビー・クラークでした。

ノビー・クラーク

幾度かのメンバーチェンジ

幾度かのメンバーチェンジを行って、1974年にレスリー・マッコーエン、エリック・フォークナー、スチュアート・ウッディ・ウッド、アラン・ロングミュアー、デレク・ロングミュアーの5人組になりますが、日本でベイ・シティ・ローラーズといえば、一般的にこの時期からになるかと思います。

ベイ・シティ・ローラーズ

1955年11月12日
(リードボーカル)

レスリー・マッコーエン(Leslie McKeown)

1953年10月21日
(リード・ギター)

エリック・フォークナー(Eric Faulkner)

1957年2月25日
(サイド・ギター、ベース)

スチュアート・ウッディ・ウッド(Stuart "Woody" Wood)

1949年6月20日
(ベース)

アラン・ロングミュアー(Alan Longmuir)

1951年3月19日
(ドラム)

デレク・ロングミュアー(Derek Longmuir)

エジンバラの騎士

1974年発売

エジンバラの騎士(Rollin')

【収録曲】
1. ベイ・シティ・ローラーズのテーマ
2. 青春のささやき
3. エンジェル・エンジェル
4. ビー・マイ・ベイビー
5. ジャスト・ア・リトル・ラヴ
6. 想い出に口づけ
7. サタデイ・ナイト
8. 不思議な気持
9. ひとりにしないで
10. 踊ろよ ジェニー
11. さよならベイビー
12. 太陽の中の恋

やっぱり、ここでは「サタデイ・ナイト」ですよね。

噂のベイ・シティ・ローラーズ

1975年発売

『噂のベイ・シティ・ローラーズ(Once Upon A Star)』

【収録曲】
1. バイ・バイ・ベイビー
2. ディスコ・キッド
3. いとしのジュネ
4. 青春の誓い
5. エンジェル・ベイビー
6. キープ・オン・ダンシング
7. 想い出のスター
8. 恋のレッツ・ゴー
9. マリーナの微笑み
10. ひとりぼっちの十代
11. ロックン・ロール・ハネムーン
12. 夢見る恋人

何と言っても「バイ・バイ・ベイビー」が最高です。

関連する投稿


QUEENと同じ時代に人気のあった洋楽アーティスト

QUEENと同じ時代に人気のあった洋楽アーティスト

QUEENと同様に1970年代の音楽を開拓し、新しい音楽を作り上げてたアーティストたちを集めてみました。


最新の投稿


病院も映画館も煙モクモク!?自由すぎる昭和の常識を徹底図解

病院も映画館も煙モクモク!?自由すぎる昭和の常識を徹底図解

日本文芸社は、「昭和100年」の節目に、書籍『眠れなくなるほど面白い 図解 昭和の話』を11月27日に発売しました。庶民文化研究家・町田忍氏監修のもと、「病院でもタバコOK」「消費税なし」「過激すぎるTV」など、令和の感覚ではありえない“自由すぎた昭和の本当の姿”を、図解と豊富な資料写真で紹介。世代を超えたコミュニケーションツールとしても楽しめる一冊です。


ビー・バップ・ハイスクール高校与太郎祭!仲村トオルも清水に降臨

ビー・バップ・ハイスクール高校与太郎祭!仲村トオルも清水に降臨

映画『ビー・バップ・ハイスクール』公開40周年記念イベント「清水 ビー・バップ・ハイスクール 高校与太郎祭」が、聖地・清水駅前銀座商店街で12/13・14に開催決定!初日は仲村トオルさん登壇のセレモニーを実施。学ラン・セーラー服でのコスプレOKエリアや、名シーンの聖地巡礼ツアー、映画全6作の上映会など、アツすぎる内容で、あの頃の青春がブッ返る!


プロレス界の歴史が動く今こそ読むべき一冊! 『ようこそ、プロレスの世界へ 棚橋弘至のプロレス観戦入門』2025年12月18日(木)発売!

プロレス界の歴史が動く今こそ読むべき一冊! 『ようこそ、プロレスの世界へ 棚橋弘至のプロレス観戦入門』2025年12月18日(木)発売!

新日本プロレスの“100年に一人の逸材”棚橋弘至氏による著書『ようこそ、プロレスの世界へ 棚橋弘至のプロレス観戦入門』が2025年12月18日にKADOKAWAより発売されます。引退が迫る棚橋氏が、26年の現役生活で培った視点から、プロレスの魅力、技の奥義、名勝負の裏側を徹底解説。ビギナーの素朴な疑問にも明快に答え、プロレス観戦をさらに面白くする「令和の観戦バイブル」です。


ウルトラふろく200点以上を一挙収録!『学年誌 ウルトラふろく大全』発売

ウルトラふろく200点以上を一挙収録!『学年誌 ウルトラふろく大全』発売

小学館クリエイティブは、ウルトラマンシリーズ60周年、『小学一年生』100周年の節目に『学年誌 ウルトラふろく大全』を11月28日に発売しました。『ウルトラQ』から『ウルトラマン80』までの学年誌・幼児誌のウルトラふろく200点以上を網羅的に掲載。組み立て済み写真や当時の記事も収録し、ふろく全盛時代の熱気を再現します。特典として、1970年の人気ふろく「ウルトラかいじゅう大パノラマ」を復刻し同梱。


伝説のプロレス団体 UWF40周年記念イベント“無限大記念日”開催!

伝説のプロレス団体 UWF40周年記念イベント“無限大記念日”開催!

伝説のプロレス団体『UWF(ユニバーサル・レスリング・フェデレーション)』が、設立40周年を記念し、特別イベント「無限大記念日」を書泉ブックタワー(東京・秋葉原)にて開催します(2025年12月24日~2026年1月12日)。第1次UWFの貴重な試合映像や控室、オフショットなど、4,000枚以上のアーカイブから厳選された写真が展示されます。復刻グッズや開催記念商品も販売され、当時の熱狂が蘇ります。