『アップルシード』(APPLESEED・1985年)デュナン・ナッツと、全身をサイボーグ化したデュナンの恋人であるブリアレオスの活躍を描いたサイバーパンク

『アップルシード』(APPLESEED・1985年)デュナン・ナッツと、全身をサイボーグ化したデュナンの恋人であるブリアレオスの活躍を描いたサイバーパンク

『アップルシード』(APPLESEED)は、『攻殻機動隊』で有名な士郎正宗のメジャーデビュー(プロデビュー)作となったSF漫画です。アップルシードもサイバーパンク的世界観と、宇宙論から量子力学など幅広いハードSF的アイデアを融合した独特の世界観を持つ作品となっています。物語は未完ですが、どんな物語なのか、OVAや劇場版などシリーズ作品も含めておさらいしてみましょう。人間とサイボーグやAIの共存した理想世界を通じて人間の本質を問いかけているような作品です。


SF漫画『アップルシード』(APPLESEED)1985年

『アップルシード』(APPLESEED)は、士郎正宗のメジャーデビュー作となったSF漫画。雑誌連載を経ずに単行本の形でリリースされている。物語は未完であるが作者が凍結宣言している。

タイトルはアメリカの開拓時代のリンゴ農園民話『ジョニー・アップルシード物語』より。キャラクターや設定の各所にギリシア神話由来の名前が使われている。

OVA版が1988年4月21日に発売され、映画版が2004年4月17日(APPLESEED 2004)、2007年10月20日(EX MACHINA)劇場公開された。

2011年6月、全13話からなる新シリーズ「アップルシード XIII」がスタート。ネット配信の他、ブルーレイ、DVDで発売され、劇場リミックス版が2011年6月13日より公開された。

2014年7月には三作目となる長編アニメ「アップルシード α(Appleseed Alpha)」が欧米を中心にビデオスルー公開、日本では2015年1月に劇場公開された。

出典 アップルシード - Wikipedia

士郎正宗のSF漫画『アップルシード』(APPLESEED)1985年

『アップルシード』の主人公「デュナン・ナッツ」

デュナン・ナッツ
2105年誕生。女性。父はカール・ナッツ。かなり複雑な混血。
幼少時より、父であるSWATの指揮官・カールの指導により、年齢に似合わぬ戦闘能力と状況判断能力を持つ。利き腕は右腕だが左腕でも銃等が扱えるように訓練されている。目も同様。

体内にESWATの標準装備である数種のプラントが埋め込んである。これは大抵の薬物やウィルスはろ過でき、特にクロロホルムB、リシンは十分防ぐことが出来る。なお、この設定は後に血液中に投与されるマイクロマシンに改められた。

大戦後はブリアレオスと共に廃墟生活を送っていたが、2127年オリュンポスに移住、市警SWATを経て行政院ESWATに入隊する。

性格は、戦いを楽しむところが無いではないが、戦闘狂というほどでもなく、仕事の達成を第一とするプロ意識の持ち主。恋愛に頬を染めるなど情緒が無いわけでもなく、むしろ晩生。ブリアレオスに父の部下時代から思いを寄せているが、作品中途まで子ども扱いされたりしている。
作った料理は「料理名以外では区別がつかない」らしい。

出典 アップルシード - Wikipedia

デュナン・ナッツ 漫画『アップルシード』(APPLESEED)1985年

ブリアレオス以外とはなかなか反りが合わず、スタンドプレーに走ることもしばしば。

デュナン・ナッツ 漫画『アップルシード』(APPLESEED)1985年

デュナン・ナッツ 漫画『アップルシード』(APPLESEED)1985年

作品ごとにデュナンの作画がぜんぜん違う。

デュナン・ナッツ 『APPLESEED』(2004年4月17日)

デュナン・ナッツ 『EX MACHINA -エクスマキナ-』2007年10月20日

ブリアレオス・ヘカトンケイレス(全身サイボーグ)

ブリアレオス・ヘカトンケイレス
2096年誕生。男性。ほぼ全身を機械化し、戦闘用の装甲とセンサーを備えた、戦闘サイボーグ。

「データブック」ではデュナンと出会った頃とサイボーグ化直前の素顔が描かれている。映画版では漫画と設定(黒人)が異なり白人であり、彼の遺伝子を持つクローンもエクスマキナに登場する。またヘカトンケイル・システムに適応できたただ一人の人物とされているが後にカイニスもヘカトンケイルシステムへ移行したと思われる描写がある。

ブリアレオス・ヘカトンケイレス 漫画『アップルシード』(APPLESEED)1985年

デュナンと共にESWATに所属する元KGBのスナイパー。ソ連亡命後デュナンの父カール・ナッツと出会い、以降彼の元に就きデュナンとパートナーを組むことになる。

デュナンとブリアレオスは恋人同士

彼はヘカトンケイルシステムによって全身を制御するという、珍しいタイプのサイボーグであり、ヘカトンケイルシステムの能力でブリアレオスが損傷した場合も部品交換が早く、また追加装備により4本の腕を同時に操作したり、空母を丸ごと制御する事も可能と言われている。

そのため、目が8個(顔面に4個、うなじに2個、兎耳のようなセンサーユニット先端に2個)あるなど装備品が多い。
大戦後はデュナンと共に廃墟生活を送っていたが、2127年オリュンポスに移住、ESWATに入隊する。

ブリアレオス・ヘカトンケイレス OVA『アップルシード』1988年

ブリアレオス・ヘカトンケイレス 「アップルシード α(Appleseed Alpha)」(2015年)

オリュンポスの住人:「ヒトミ」(立法院の七人の老人の秘書・バイオロイド)

ヒトミ(人美)
2074年誕生のバイオロイドで総合管理局・立法院に所属し秘書のような役職にある。女性。バイオロイドにとっては一般的なことだが外見と実年齢は伴っていない。

物語登場時にすでに50歳を超えているが、これはバイオロイドは長寿命が可能なように設計されており、生後、延命処理という処置を行い続けることで年齢を重ねても肉体的には若さを保っているため。彼女の場合は加えて性格も子供っぽい。

彼女のDNA情報にはオリュンポスメインコンピュータ・ガイアの停止のキー情報が含まれているのでオリュンポス全体にとって彼女は重要人物でもある。現在はアルテミスの子供たちに振り回されている。

ヒトミ(人美) SF漫画『アップルシード』(APPLESEED)1985年

「バイオロイド」とは、巨大都市オリュンポスの人口の過半数を占める人造人種。遺伝子ドナーとなった人物の単純なクローンから、特定の用途の為にDNA改造を施したものまで様々なタイプが存在する。 
デュナンの父カールもドナーの一人として遺伝子を提供している。

ヒトミ(バイオロイド) OVA『アップルシード』1988年

ヒトミ(左)とデュナン・ナッツ OVA『アップルシード』1988年

『アップルシード』のメカニック「ランドメイト」(パワードスーツ)

ランドメイト
略称は「LM」。全高2 - 3mで乗り込むタイプのパワードスーツ。体の動きをトレースする事でかなり繊細な動作が可能。工事用や災害用から、警察用、軍用など用途は多岐にわたる。大きなパワーと、小火器程度は楽に防ぐ装甲、センサーと情報処理・通信能力が得られるが、対LM用の火器も存在しているので、無敵の存在ではない。

外見は士郎作品のパワードスーツに特徴である、搭乗している人間の腕部(マスターアーム)がLM自身の腕(スレイブアーム)とは別の位置に露出し、4本腕のように見えるタイプで、動作の自由度が高くなる反面、非力なマスターアームを抑えられるだけで動きを封じられてしまう難点がある。対策としてマスターアームを胴体内に納めたタイプも存在する。

さらに4巻でデュナンが装備したギュゲスはフロントハッチが2重構造で、その外側ハッチにサブアームで発砲できるハンドガンを格納していた。膝関節は構造上の都合でマスターの2倍角で動作するため、操作には多少の慣れを要する。
ギュゲス、ギュゲスMM、ギュゲスD、グレーハウンドなどが登場。

ランドメイト「ギュゲス」

ランドメイト「ギュゲス」

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