1.赤川小説の定番三姉妹探偵団は、こんなお話ですよ~
1982年ミステリー作家の赤川次郎が,小説現代で発表し,講談社文庫に収録されました。赤川次郎といえば、三毛猫ホームズシリーズが有名で、ドラマ化されました。三毛猫ホームズシリーズが最初に発表されたのが,1978年なので、赤川次郎はすでにに売れっ子作家でしたね。この三姉妹探偵団は,長編小説ですが、ほぼ1ヶ月に一回発表され24回まで続きましたのでほぼ2年間新しいシリーズが発表されたことになります。
原作の三姉妹は、天然でおっとりした大学生の長女、しっかり者で姉妹のまとめ役、短大生の次女、けちでちゃっかりもの中学生の三女の設定です。この3人が、みずからの家族や知人が巻き込まれる事件の謎を解決するために奮闘するミステリー小説です。

小説三姉妹探偵団

リニューアルした小説カバー

おなじく赤川次郎の三姉妹関連の小説

タイトルは一緒
2.興味をそそるサブタイトルが読む者の期待をそそります!!
1982年9月に連載が開始され、2015年までに24シリーズ発表されています。それぞれのシリーズストーリーにあった○○編というタイトルがつけられて、ストーリーを連想します。例えば第1作は失踪編です。三姉妹は新しいお家に引っ越したとたん、火事で全焼してしまいました。さらに焼け跡から女性の焼死体が発見され、お父さんが失踪してしまったので、容疑者にされてしまいます。失踪編で失踪したのは、お父さんだったんですね。
3.みんなが待ってた実写化、綺麗・可愛い・面白い!!美少女探偵団が大活躍
最初のドラマ化は1986年2月20日 20:02-21:48、フジテレビ『木曜ドラマストリート』枠で放送。
その後、1998年、2008年とほぼ10年起きくらいに新しいドラマが放映されました。
赤川作品らしく、全編にわたり、スリルとミステリーそして、コメディータッチに描かれていて、大人から子供まで、楽しめるドラマとなっています。
4.歴代の姉妹役!綺麗な女優さんばかりですよ~
1回目のドラマ出演は・・
佐々本綾子:和由布子
佐々本夕里子:河合美智子
佐々本珠美:遠藤由美子
1986年だから、20年も前になるんですね~



2回目の3姉妹は
佐々本綾子(長女):鈴木蘭々
佐々本夕里子(次女):吉川ひなの
佐々本珠美(三女):野村佑香



5.なぜか、パパの海外出張の時に事件が起きるのです?!
姉妹たちは、なぜかさまざまな事件にまきこまれ、さらには、事件の関係者になってしまい、解決せざるを得ない状況が毎回のパターンなんです。それは、警察が頼りないからっていうことも一因ですね。
そして、そんな時に限ってパパは海外出張、相談する相手もいなくて、けなげに自分たちで事件の謎を解き明かし、犯人を捜しあててしまうんですね。そんなこんなで、事件を解決していくうちに美人探偵姉妹ということで有名になってしまいます。
パパ役には、名優 高田順次や竹中直人です。でもこの設定では活躍できませんね。少し残念で、もったいない配役だな~って個人的には思います。

6.きっかけは3姉妹探偵団、結ばれたBIGカップル

1998年版の三姉妹探偵団でも異色のゲストが出演していました。特に犯人役には、そのまんま東、近石真介、IZAMなど、見るからにコミカルな配役でした。
そして、第3話「ライブ殺人!愛と復讐の連続爆弾魔!!」の回で、犯人役となったIZAMは、次女役で当時お姫様キャラが定着していた吉川ひなのと、この共演がきっかけで結婚にいたったのです。その時は、きっとラブラブだったんですね。
7.4姉妹妹探偵 姉妹が4人になってさらにパワーアップ!!
満を持してというべきか、3姉妹探偵団が10年ぶりにリニューアル、4人姉妹になって帰って来ました。
一話完結コメディータッチで描いた娯楽ミステリーです。全9話それぞれ豪華なゲストを迎えて、あり得ない設定で話がすすんでいきます。突拍子もない展開にさすが、赤川作品だと思わされます。
4姉妹探偵団 - Wikipedia
朝日放送 | 赤川次郎ミステリー 4姉妹探偵団

8.明るく元気な仲良し姉妹!今でもみんな綺麗です。
主演 末っ子 佐々本 夕里子- (夏帆) 強気で責任感がつよく、姉妹の中で一番しっかりもの、事件に首を突っ込む悪い癖があるみたいです。漢字がよめない?!

長女佐々本 真理 -(中越典子)
国際線の客室乗務員、楽天的すぎて自分がかかわる事件でも笑いだしてしまう。玉の輿をねらっているイケメンすきです。中越典子は今も昔とかわらず美人ですよね~

次女 佐々本 綾子 -(加藤夏希)
美術大学3年生。初回から事件に関わります。穏やかな性格で、気が弱くすぐに泣きだしてしまいます。方向音痴で、まわりをあきれさせますが、それがいい時も・・

三女 佐々本 珠美 -( 市川由衣)
超現実的な考え方でフリーターを続ける、佐々本4姉妹三女。お金に細かく合理的な反面家族思いなところもあります。

9.面白脇役、生瀬勝久 室井滋
室井滋演じる4姉妹の亡き母親の妹の宮本 加津代 佐々本4姉妹の叔母として母親変わりで4姉妹と接しています。人一倍世話焼きで、不動産を複数持っているお金持ちです。面倒見が良く、4姉妹に衣食住を提供しています。
加津代の内縁の夫の城之内 秀樹を演じるのは名わき役の生瀬勝久です。加津代とは長い付き合いで、加津代にはわがまま放題、プロカメラマン気取りですが、独り立ちできずにいます。生瀬のはまり役ですね。

人物相関図
10.3姉妹探偵団のまとめ、関連作品など
3姉妹探偵団は、赤川次郎の代表作で、シリーズ化され、小説の他マンガの発行されています。赤川作品らしく、奇想天外なストーリーで、全編にわたりコメディータッチで描かれているおとなから子供まで楽しめる作品です。
その他の赤川作品で、映像化されたものとして三毛猫ホームズなどがあります。


