【ハノイ・ロックス】ガンズ・アンド・ローゼズにも影響を与えたフィンランド出身のバンド

【ハノイ・ロックス】ガンズ・アンド・ローゼズにも影響を与えたフィンランド出身のバンド

 1980年にフィンランドで結成されたハノイ・ロックス。本国はもちろん、日本でも人気があり、日本のバンドではZIGGYなどに、そしてアメリカでは、ガンズ・アンド・ローゼズやスキッド・ロウにも影響を与えたロック・バンドです。今回はデビューからドラマー、ラズルの事故死により解散してしまった84年頃までを中心にまとめてみます。X JAPAN、ZIGGYヴァージョンありです。


ハノイ・ロックス(Hanoi Rocks)

ハノイ・ロックス

 日本でも人気がありました。NHKの「レッツゴー・ヤング」に出演すると知ると、友達に頼んでビデオを撮ってもらったり、私も大好きでした。
 どちらかと言えば、アメリカより先に日本の方で人気の火種は付いて行ったようですよ。

メンバー(全盛期)

マイケル・モンロー Michael Monroe

ボーカル、サックス、ハーモニカ。
1962年6月17日フィンランド、ヘルシンキ出身。
本名Matti Fagerholm

マイケル・モンロー

アンディ・マッコイ Andy McCoy

ギター。
1962年10月11日フィンランド、ペルコセンニエミ出身。
本名Antti Hulklo

アンディ・マッコイ

ナスティ・スーサイド Nasty Suicide

ギター。
1965年2月27日フィンランド、シポー出身。
本名Jan Stenfors

ナスティ・スーサイド

サミ・ヤッファ Sami Yaffa

ベース。
1963年9月4日フィンランド、エスポー出身。
本名Sami Takamäki

サミ・ヤッファ

ラズル Razzle

ドラム。
1960年12月2日イングランド、ロイヤル・レミントン・スパ出身。
本名Nicholas Dingley

ラズル

1984年、来日時のインタビューです。日本語字幕ありなのでわかりやすいですが、これは一体、何という番組だったのでしょう?
 この当時、このインタビューを見ていたら…と思うと、あまりの嬉しさで眠れなくなってたかも…!

(そういえば、書き忘れないうちに、ナスティ・スーサイドさんは後に確か改名されます。英語ではひどい意味になってしまう名前です…^_^;)

ディスコグラフィ

白夜のバイオレンス(Bangkok Shocks, Saigon Shakes)

1981年アルバム

白夜のバイオレンス

X JAPAN

 X JAPANヴァージョン(カバー)もありました!
 これまた懐かしい動画では?
 この「白夜のトラジディ」はもしかしたらハノイ・ロックスの曲の中でもかなり人気のある曲だと思います。
 私は次のこの曲もロックン・ロールで好きです。

オリエンタル・ビート(Oriental Beat)

1982年アルバム
ジャケット画像には、ドラマー、ラズルがいますが、このアルバムでドラム担当はジップ・カジノ。

オリエンタル・ビート

 ハノイ・ロックスの曲の中でこの曲が一番好きかも!
 ちなみに、私は好きなベーシストは誰ですか? と訊かれたら、必ず答えるひとの一人でジャコ・パストリアスという名ベーシストがいるのですが、意外や意外! 実はジャコを知ったのも、ハノイ・ロックスからなのです。ハノイのベーシスト、サミに同じ質問「好きなベーシストは?」というのが雑誌に載っていて、サミの答えがジャコが好き(でも、笑ってたみたいだけど)と当時は答えていたのですよ。
(ジャコ・パストリアスはほぼジャズ・フュージョンのベーシストです)

 この「オリエンタル・ビート」動画のドラマーはラズルではないかな(おそらく)。ジップ・カジノさんでしょうか?
 この頃だったと思うのですが、ハノイ・ロックスのメンバーからのメッセージで、「服がないから、古着でいいから送ってね、と言ったら日本からたくさん送ってきてもらえた」と。
 その服を選ぶ順番というのも決まっていたみたいで、まずアンディが一番はじめに自分の好きなものを取っていって、あと4人で分け合う…という順番だったそうです。

セルフ・ディストラクション・ブルース(Self Destruction Blues)

1983年アルバム(今までの未収録分の音源…だったはず)

セルフ・ディストラクション・ブルース

「うそくさくて最高!」
あ、その感覚わかります!
うそくさい、というのは決して批判じゃないのです、ハノイ・ロックスに限って。
なんとなく音も曲作りも荒っぽくて決して大作、名手でもないのに、そこがかえってかっこよかったり!
その荒削り感もこのアルバムくらいまでで、次のアルバムから、ハノイ・ロックス華麗に飛躍!

 ZIGGYカバーの「タクシー・ドライバー」発見!
 マイケルも中盤から参加しています。

【ZIGGY】カラオケで熱唱した「GLORIA」!!ZIGGY第1期と呼べる1987~1991年の活動を振り返る。 - Middle Edge(ミドルエッジ)

ハノイ・ロックス躍進!

ミステリー・シティ(Back to Mystery City)

1983年アルバム

ミステリー・シティ

 この曲も好きなのですが、あまりライヴで演奏しないようで寂しいです…。
 全体的にこのアルバムからハノイ・ロックスの音も曲作りも安定してきているように思えました!

燃えるロンドン・ナイト(All Those Wasted Years)ライヴ

1984年ライヴ・アルバム

燃えるロンドン・ナイト

トゥー・ステップス・フロム・ザ・ムーヴ(Two Steps From The Move)

1984年アルバム

トゥー・ステップス・フロム・ザ・ムーヴ

 モトリー・クルーの記事でも触れましたが、事故により、ドラマーラズルが死去…そして、翌年1985年にハノイ・ロックスは解散しました。
 モトリー・クルーもハノイ・ロックスもどちらのバンドも大好きな私としては、なんとも言い難く哀しい出来事だったように覚えています。

 最後にこの曲で…!
 ちょうどドラマー、ラズルの生前のインタビューもあります(英語ですが)。

 1980年デビューからラズル死去…の1984年(85年解散)までをまとめてみました。
 この後も、各メンバーはソロで活動したり、再結成したりもします(偶然、テレビで見ました。数年前です)…が、この時期が一番良かったな…と思うのは単に自分の想いが強かっただけなのかもしれないけど…。
「前向きに」
 と、数年前のインタビューでマイケル・モンローが微笑んでいた姿が忘れられません。
 
 

hanoi-rocks | Tumblr

ハノイ・ロックス|Victor Entertainment

日本語で…!

シマあつこさんの「8ビートギャグ」では、カルチャー・クラブともどもよく描かれていました。
おもしろかったです。

「8ビートギャグ」表紙

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