『serial experiments lain』(シリアルエクスペリメンツレイン)(1998年・テレビ東京系列)

『serial experiments lain』(シリアルエクスペリメンツレイン)(1998年・テレビ東京系列)

岩倉玲音(いわくら れいん)

岩倉玲音は、くまの寝巻きが大好きで、寝るときはいつも愛用している。
ハッカーとしての才能を開花させていく岩倉玲音

岩倉玲音も、新しいNAVIを手に入れてネットワーク世界・ワイヤードにアクセスしていた。

岩倉玲音はハッキングが得意で、NAVI(コミュニケーション用コンピュータネットワーク端末)を手にしてからその才能を発揮するようになる。
主人公である岩倉玲音の主観的な視点でのみ作品が広がっていくため、物語の全体像や背後で動いている事件に関して、視聴者は何もつかむことができません。
このように全く客観視ができない作風なので、話の全体像が、全く分かりません。主人公と一緒にネットワークの中で物語を進めていくことになります。ゲームをやってる感じに近いのではないでしょうか。
主人公と一緒に主人公の秘密や物語の全体像を探していきます。
serial(連続・一連の) ・experiments(実験)という意味なので、「serial experiments lain」は直訳すると「lainについての一連の実験」。その名の通りの野心的な実験作なのでしょう。
この実験が成功だったのか、失敗だったのか?よく分かりません。
作中には4人の「lain」が存在しています。

作中には4人の「lain」が存在しています。岩倉玲音・レイン・lain・れいん。
ワイヤード・ネットワークの世界を操作し、 コントロールすることに利益と野心を見いだす者たち。

英利政美(えいり まさみ)
ワイヤード・ネットワークの世界の支配によって、リアルワールドを転覆する。そのために、リアル・ワールドで、ワイヤーで、彼らは動き始める…。
ハッカーとしての才能を開花させていく岩倉玲音と謎の集団「ナイツ」と橘総合研究所の陰謀、そして「神に成ろうとする男」との関わりを描く。

玲音を監視している謎の男たち

玲音を監視している謎の男たち
『serial experiments lain』は現在に至るも、ファンの間では様々な解釈・考察が試みられているアニメです。

教えて!ここはどこ?私、生きてるの?

私がいるのは、こっち側なのか?そっち側なのか?また分からなくなっちゃった・・・本当の私がいる所ってどこ?本当の私なんて、いないんだっけ?

4人の「lain」の内、どの「れいん」が本物なの?もしかして、岩倉玲音は本体じゃないの?

ワイヤードの女神の「れいん」
元祖哲学アニメ【serial Experiments Lain】とは | あにZねす

この作品は萌え系なの?
先見の明を感じる作品です。
1998年当時と比べて、現代の方が理解しやすい作品です。
スマホの普及でネット利用は当たり前になり、ネット人格は増え続けています。
そう遠くない未来に、「lain」のような世界観が現実になってくるかも・・・
この作品の構成の複雑さと極めて無機質に統一された表現手法は、非常に人を選ぶと思います。好きな人はとても好きという作品ですね。もし興味がありましたら、ご覧ください。
ワタクシのレベルでは評価が難しい作品です。
このまとめを見ても何だかよく分かりませんね。どれだけ正しいことが書けているのかも自信ありません!すいません!