葛城ユキ『ボヘミアン』日本屈指の女性パワフル・シンガーによる大ヒット曲

葛城ユキ『ボヘミアン』日本屈指の女性パワフル・シンガーによる大ヒット曲

声量豊かなハスキーボイスが特徴の葛城ユキによる1983年のヒット曲『ボヘミアン』。葛城ユキの経歴、当時から現在に至るまでの歌唱動画や、CHAGE&ASUKAの飛鳥涼が作詞したその世界観などを紹介。


日本屈指の女性パワフル・シンガー、葛城ユキ

1949年5月25日生まれ
出身:岡山県川上郡川上町
本名:田中 小夜子
胸元よりも下でマイクを構えても響く、声量豊かなハスキーボイスで、『日本屈指の女性パワフル・シンガー』と言われている。

葛城 ユキ(かつらぎ ゆき)

歌手になる前は有力バレーボール選手だった葛城ユキ

高校時代は有力バレーボール選手として活躍し国体にも出場している。
高校卒業後、実業団から声が掛かり倉敷紡績に入社するもが挫折し、たった1ヶ月で退社。
その理由として「セッターへの転向を言い渡された。私はアタッカー。中心にいないと嫌だった」と後に語っている。

実家に「音楽がやりたい。捜さないで」と置き手紙を残して、家出同然で大阪に移住し音楽スクールに通い始め、 1973年の第6回ヤマハポピュラーソングコンテストに『朝霧まち』名義で出場し「小さな出発」で歌唱賞を受賞。

1974年の第7回では「木曽は山の中」を歌い、最優秀賞を受賞した。
同年秋の第5回世界歌謡祭でも同曲で入賞(川上賞)し、一躍注目される。

1980年にファーストアルバム『寡黙』をリリース。

当初はロックではなく、ニューミュージック系だったが、デビュー7年目でロックに転向。
カーリーヘアを振り乱し、ハスキーな声でシャウトする『ロックの女王』のエネルギッシュなステージは評判となり、“女ロッド・スチュワート”の異名をとった。

有力バレーボール選手だったと納得できるスタイル。
この頃から脚線美を惜しげもなく披露していた。

『朝霧まち』時代の葛城ユキ

1983年、『ボヘミアン』が大ヒット

1983年に『ボヘミアン』を大ヒット。
葛城ユキの印象があまりにも強い為、彼女のオリジナル曲であると思われていることが多いが、実は飛鳥涼と井上大輔が大友裕子に提供した『ボヘミアン』のカバー曲である。

なお、大友裕子は1982年9月21日にシングル「ボヘミアン」が発売された直後に結婚し、歌手活動からは引退している。

1983年4月21日発売のアルバム『RUNNER』に収録されいていた一曲であったが、周りのスタッフ方々の満場一致でシングルカットが決定した。
葛城ユキ自身も「ヒットする予感があった」と語っている。
島田陽子主演のドラマ『赤い足音』に主題歌として起用され、大ブレイクした。
シングル販売枚数は35万枚だが、シングルが発売される前に出したアルバムは50万枚を超えているので当人は合計80万枚以上と語っている。

『ボヘミアン』葛城ユキ

飛鳥涼による『ボヘミアン』歌詞の世界観

作詞は、CHAGE&ASUKAの飛鳥涼。

「ボヘミアン」とは、社会の習慣に縛られず芸術などを志して自由気ままに生活する人のこと。
そんな自由人に恋をした女心を叙景的に表現した飛鳥涼らしい哀愁漂う歌詞に仕上がっている。

一夜だけ過ごした男性に惹かれ、いつ訪れるかわからない男の「また来る」を信じて待ち続ける…。
そして、最後には『私もあなたを待つボヘミアン』と自らも自由に放浪する決意を示している。

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『ボヘミアン』のヒットゆえに芸能マスコミに追われる。

『ボヘミアン』がヒットし、テレビの歌番組を賑わしていた葛城ユキ。
全国ツアーも大盛況の1983年8月18日、コンサート先の青森県八戸市で腹痛を訴え緊急搬送されると、腹膜炎をおこしていることが判明。
帰京し、緊急手術を受けることになった。

ところが、病室の名札には芸名の葛城ユキではなく、本名が記入されるが、周りが知っている姓ではなかった。
そのことが芸能マスコミの知るところなり、事情を事務所に聞くと「4年前に結婚、相手は一般のサラリーマン」ということが判明。
葛城いわく「この世界とは関係のない人だし、言う必要もなかった。別に隠していたわけでも、ウソをついていたわけでもない」とのこと。
図らずも、ワイドショーなどマスコミが騒いだことによって、葛城ユキの名前がさらに浸透していった。

あまりのインパクトに替え歌としても有名に…

パワフルな声で歌い出しから『ボヘミア~ン~~』とぶちかます強烈な印象は、替え歌としても昇華。

2012年4月15日(日)で放映された『さんまのからくりTV  芸能人替え歌王決定戦第10回記念大会SP』で、「バーミヤン」は一度も入った事が無いけど看板見ているだけで笑われる話などを『ボヘミアン』の歌詞にのせて熱唱した葛城ユキが優勝した。

ド迫力のパワフルボイスは現在も健在!

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