もう一度聞いてほしい、町田義人の歌声!「野性の証明」「宝島」「タケちゃんマンロボ」他

もう一度聞いてほしい、町田義人の歌声!「野性の証明」「宝島」「タケちゃんマンロボ」他

一度聴いたら耳に残る、独特な声質の町田義人。1970年代から80年代にかけて、映画 『野性の証明』や『キタキツネ物語』、アニメ『宝島』、 『おれたちひょうきん族』の「タケちゃんマンロボ」のテーマなど、幅広いジャンルの歌を手掛けてきました。ぜひゆっくりと聴いてみて下さい。あの当時の様々な記憶がよみがえってきますよ、きっと。


『野性の証明』の主題歌 「戦士の休息」

「町田義人」という名前を聞いても、ピンとくる人、少ないかもしれません。
でも名前は知らなくても、この映画の主題歌はきっと聴いたことがあると思います。
まずは一度、この動画とともに歌をお聴きください。

映画『野性の証明』は、森村誠一の小説を映画化。
『犬神家の一族』『人間の証明』に続く角川映画の第3弾として、1978年に公開されました。
主演・高倉 健、薬師丸ひろ子。

自衛隊特殊工作隊隊員・味沢岳史(高倉健)が、東北のある山中の集落で虐殺事件現場に遭遇。味沢は、事件の中でただひとり生き残り、記憶を無くした少女・長井頼子(薬師丸ひろ子)を引き取り、一緒に暮らし始めます。
ところがさらなる事件が起き、それを追う刑事によって、過去の事件の真相までもが明らかになっていきます。

同時に、記憶が混乱する頼子に、未来予知能力が目覚め始めます。
「お父さんこわいよ!何か来るよ、大勢でお父さんを殺しに来るよ!」
CMでも使われたこのセリフは、主人公たちの逃げ場のない結末を予感させました。

後半、事件について味沢が詮索されるほどに、自衛隊特殊工作隊の存在が浮かび上がっていきます。しかし、特殊工作隊の存在は世間に知られてはいけない、秘密裏のもの。
そのため、秘密を守る巨大な陰謀が仕組まれ、味沢と頼子は否応なく巻き込まれていきます。
味沢がただひとり、戦車隊に向かっていくラストシーンは、胸が痛くなるものでした。

内容的にはかなり重いものなので、当時でも、映画に対する賛否・好き嫌いはいろいろ分かれた作品でした。

しかし主題歌として町田義人の歌う「戦士の休息」は、観客に強いインパクトを与え、高い評価を得ました。
一種独特な歌声が醸し出す切なさが、この映画の主題歌としてピッタリだったのだと思います。
オリコン最高位6位、累計売上29.5万枚を記録したそうです。

ここで、町田さん本人が登場して歌う「戦士の休息」の動画を紹介します。
のびやかだけれど、影を持っている不思議な声。お聴きください。

今聴いても、良い歌だと思います。
映画が公開されてからかなりの年月が経ち、時代は変化しましたが、やはり人が人を思う気持ちは変わりません。

人生経験が少なく、守られる側だったあの頃よりも、歳を経て、守るものが多くなった今の方が、歌詞の深い意味を理解できるようになり、より歌声が染み入るような気がします。

町田義人ってどんな人?

ソロの歌手で、ニット帽にサングラスがトレードマーク。
でも、もともとはどんな経歴の人なのでしょうか?

「白いサンゴ礁」、きっと聞き覚えがあると思いますよ。
試してみてくださいね。

サングラスを外した写真がありました。
本当は優しい顔の方なんですね。

『キタキツネ物語』の主題歌 「赤い狩人」

『キタキツネ物語』は、オホーツク海に臨む北海道の雄大な四季の中で、キツネ・ファミリーの生活を追い、ドラマに構成した映画です。

主人公のキタキツネの夫婦は、フレップ、レイラと名付けられました。
当時まだ、あまり生態のよく知られていなかったキタキツネ。
食べ物を獲得する様子や子育ての様子、やがて成長したわが子に噛みついたり、つきとばしたりして巣穴から追い出すキタキツネの子別れの儀式などが、克明に追って描かれていました。

厳しい大自然の中で、一生懸命生き延びようとするキタキツネの姿が感動的でした。

『キタキツネ物語』は、『野性の証明』と同じ年に公開されました。
この映画でも、主題歌「赤い狩人」を歌っています。
当時、『キタキツネ物語』の音楽担当だったタケカワユキヒデさんが、町田さんの高い歌唱力を評価して、是非にとわざわざ指名されたそうです。

まったくトーンの違う「戦士の休息」と「赤い狩人」ですが、どちらもしみじみと聴き入りたくなる音楽です。

アニメ『宝島』の主題歌 「宝島」

この辺でちょっと路線を変えて、アニメの歌を見て行きましょう。
この歌を覚えていますか?

元気のでる歌ですね!
この冒険物語『宝島』は、1978年10月8日から1979年4月1日にかけて、日本テレビで日曜日18:30-19:00に放送されました。
ワクワクしながら観ていた方も多いのでは?

この作品で、町田さんは主題歌だけでなく、エンディングテーマの「小さな船乗り」や、作品中の挿入歌「まだ見ぬ世界へ」「航海日誌」など、たくさんの歌を担当しました。

当時は『野性の証明』と『宝島』を歌う人が、自分の中で一致していませんでした。
あなたは気がつかれていましたか?

『交響詩 エメラルダスⅡ』挿入歌「美しい女(ひと)」

松本零士作品の中でも、メーテルやハーロックについで人気の高いエメラルダス。
この作品は、エメラルダスを主人公としたラジオドラマで、1978年3月24日、『交響詩 エメラルダス II』として『セイヤング』(文化放送)で放送されました。
挿入歌「美しい女」もこの放送のために作られたものです。

出演:田島令子、田中信夫、富山敬、ささきいさお、伊武雅之、麻上洋子、加藤早紀子
豪華な顔ぶれですね。

内容は、エメラルダスが沈没直前のアトランティス大陸を訪れるというもので、原作とは全く違うものです。ただ、田島令子さんの声があれば、それだけでわくわくしましたけれど。

同じ1978年に、『セイヤング』の同じ枠でもう一作品『スペースファンタジー・エメラルダス』が発表されました。
原作に沿った内容なので、松本零士ファンとしてはこちらの方が嬉しいのですが、音楽としては町田さんが歌う「美しい女」の方が良かったように思います。

『サイボーグ009 超銀河伝説』のテーマ「10億光年の愛」

石ノ森章太郎のライフワークであった「サイボーグ009」シリーズの劇場版完結篇。
宇宙の母源といわれる超エネルギー、ボルテックスをめぐって、宇宙支配をもくろむゾアとサイボーグたちの戦いを描いたSFアクション。
そのテーマ曲、「10億光年の愛」を歌いました。

87分署シリーズ「裸の街」~愛

『87分署シリーズ・裸の街』(87ぶんしょシリーズ はだかのまち)は、1980年4月14日から10月6日まで、フジテレビ系列で毎週月曜日21:00 から放送されたドラマです。
主人公の刑事・友成には古谷一行。派手な銃撃戦やカーチェイスとは一線を画した、リアルな刑事ドラマを目指したものでした。

作詞 吉田 旺
作曲 中村 泰士
歌  町田 義人

87分署シリーズ『裸の街』のテーマ 「愛」

「タケちゃんマンロボ」合体のテーマ

今度は変わったところで、『おれたちひょうきん族』で使われた曲です。
1984年2月。タケちゃんマンがピンチに陥ったとき、タケちゃんマン人形が先端についたスティックをかざし「タケちゃんマンロボに、合体!」と叫ぶと、6機のパーツメカが飛来し合体してタケちゃんマンロボが完成するという設定で、このテーマ曲がかかりました。
こんなところでも歌っていたんですね、町田さん!

ロッテ小梅CM「小梅の咲く頃」

CMソングを多数歌われていたとのことですが、現在確認できるものが少なく、映像としては「資生堂のオーデコロンモアのCM 」「ロッテの小梅のCM」などがありました。
よく聴けば、ああ、町田義人だ!とわかります。
懐かしいCM動画、お付き合いください。

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