尖った攻撃的な発言が多かった 「遺書」
読者レビュー
終始「怒り」が充満している連載
大御所・横山やすしのこだわりに対して
横山やすしが司会を務めたテレビ番組「ザ・テレビ演芸」に、新人のダウンタウンが出演し、漫才をやり終えた直後、
「チンピラの立ち話じゃ!」と舞台袖から飛び出してきて、どなられたというエピソードを松本が披露。
この回のタイトルは「あのとき横山やっさんを殴っといたらよかったわけ」でした。
※昭和57年「ザ・テレビ演芸」出演時の貴重映像
「そいつの家燃やしてん」等、TV向きではない漫才内容に激しくキレるやっさん。
あの甲高い声を久々に聞きました!
ちなみに当時はライト兄弟のコンビ名でした。
いいともの客に対して
無神経な番組ADに対して
ADが前説で観客に「あまり面白くなくても 出来るだけ笑ってあげてくださいね〜 と言ったのにブチ切れ。 笑ってくださいねータレントでもなければ 笑われタレントでもない 笑わせタレントなのだ!
http://tensaychang.hateblo.jp/entry/dt_matsumoto『笑いに魂を売った男』松本人志さんの”遺書”を読んだ - 天才ブログ
上記エピソードは、松本が出演していた深夜番組でのワンシーン。
番組を盛り上げる為に、ADが前説時に何気なく言った「笑ってあげてください」の一言に対して、「体じゅうの血管が全部浮き出るほどムカついた」と書いてありました。
客にコビを売って、笑ってもらうのではなく、笑わせるつもりでやるべきと説きます。
「客にコビたような笑いなど、クソくらえだ!」と書いた後に、同期のトミーズについて批判しています。
彼らの番組のエンディングで、観覧車1人ひとりに握手をしていた事に対して、コビを売ってるようにしか見えなかったそうです。「トミーズがおもしろければ、そんなことをしないでも、ファンは減らない。」と強く言及しています。
遺書では他にも、道を知らないタクシーの運転手や面白い話をしてとせがむクラブ(お話する店)の女性にもキレています。
運転手には、道を知らないことを恥だと思わないのか。クラブの女性には、金を払ってきているのに、何故笑わせねばならないのか、客を楽しませる仕事を放棄している点に憤慨しています。
何の仕事にもプロ意識を求める松本人志の人生哲学がよく分かるエピソード。
触ると火傷しそうな当時30歳前後の松本人志は、話術含めキレッキレでした!