はじめて安らぎを教えてくれた姉弟が、敵兵士の攻撃により、死亡。
この時、シャガクシャの憎悪は頂点に達します。
すると・・・
シャガクシャの肩から白面の者が生まれます。
白面の者はずっと、シャガクシャの憎しみの感情を吸収して育っていたのです。
白面の者を倒すため、何百年と生きたシャガクシャは、ついに獣の槍を手に入れますが、やがて魂を奪われ字伏になります。
とらは獣の槍の最初の使い手だったのです。
それを見たうしおは、とらとともに白面の者を倒し、とらは消えてしまいます。
さいごに
「うしおととら」、最初は妖怪退治もののようで、それでも面白いのですが、話が進むにつれ、それぞれの因縁や壮大な過去が明らかになり、ただの妖怪漫画じゃない・・・!そう思わせてくれます。
妖怪でもいいやつ、人間でも悪いやつ、いろんなキャラクターが登場し、絆を結んだものがラスト近くで集結します。
「縁は巡り巡って帰ってくる」。シンプルで大切なことが、「うしおととら」のテーマではないかと思います。
昔読まれた方も、今もう一度読み返すと、新しい発見があるかもしれません。