月9いつ恋でも話題!脚本家・坂元裕二の90年代ドラマ作品
月9ドラマとしては異例のちょっぴり切なくて暗い恋愛ドラマとして話題の「いつかこの恋を思い出して泣いてしまうだろう」を始め、「それでも、生きてゆく」「Woman「Mother」「最高のレストラン」などシリアスなテーマながらコミカルな部分もあり、ドラマファンからの評価が高い脚本家・坂元裕二。
そんな坂元裕二脚本の90年代トレンディな作品をプレイバックしてみましょう。




坂元裕二とは?

東京ラブストーリー

最高視聴率32.3%を獲得した90年代を代表するトレンディドラマ。
リカ(鈴木保奈美)が完治(織田裕二)に向かって「セックスしよ♪」というセリフは、まだ未熟だった今のミドルエッジ世代には衝撃的で、記憶に残っている人も多いでしょう。
当時、明るく快活なリカ派と、おとなしく思慮深いさとみ(有森也実)派に分かれたものです。
ちなみに、当初の予定では、完治役は織田裕二ではなく緒方直人、江口洋介が演じた三上役は本木雅弘予定だったとか。なんか雰囲気が変わりそうですね。
就職戦線異状なし ※脚本協力

今の時代では信じられないほどの売り手市場だった就職戦線を舞台にした映画。全編を通して、バブル感が凄く、時代を反映させるシーンが多い印象。
主演は、東京ラブストーリー同様、人気急上昇中だった織田裕二。
二十歳の約束

SMAP稲垣吾郎初主演ドラマ。こののち、数多くの月9作品に出演するSMAPとしても、このドラマが初めての主演ドラマとなる。W主演はJR東海のCMでも人気だった3Mの一人、牧瀬里穂。
牧瀬里穂が言った「ヒューヒューだよ♪」は流行語にもなりました。
主題歌である佐野元春「約束の橋」もヒットしましたね。
翼をください!

内田有紀初主演の月9ドラマ。
初めの舞台が奄美大島だったこともあり、きれいな海の印象が強い。
平均視聴率13.6%で、今では十分合格点ですが、当時は低迷と騒がれました。
ユーリ ЮЛИИ

坂元裕二が脚本だけでなく、監督・原案とフルに携わった映画作品。
主演:いしだ壱成、坂井真紀、音楽:藤原ヒロシなど、まさに「THE90年代」という布陣の作品ですね。
CinemaScape/ユーリ ЮЛИИ(1996/日)
同・級・生

1989年作品なので正確には90年代作品ではないのですが、坂元裕二初のドラマ脚本作品。
柴門ふみ原作の人気漫画の実写化で、安田成美・緒方直人主演。
作詞家としても活躍
TMN「あの夏を忘れない」を始めとした多くのTMNの楽曲や、織田裕二、松たか子、深津絵里などの楽曲で作詞も担当していました。
いかがでしたでしょうか?「東京ラブストーリー」を手掛けたのが、坂元裕二23歳の時と言うから、その才能に驚きですよね。
今も、レンタルで置いてある作品も多いので、トレンディだった当時をプレイバックしながら鑑賞してみませんか?