終わりなき(非?)日常、は続く、、
ギャグ漫画の定番としては、それこそ「終わりなき日常」、連載が何年続いても作中の主人公たちは同じ学年ですが、あ〜るは違いました。
3年生2学期になっても部長のままだった(あいかわらず非常識ですね、、^^;)鳥坂先輩に代わり、OB会議で決められた(もちろんおもしろいかどうかだけで決められる訳です)新部長にR、副部長にさんごとシイちゃん。
生徒会長選やら学園祭「春高祭」やら、鳥坂先輩も(とうぜん一悶着はありますが^^;)卒業し(就職しても部室に日参するわけですがf^^;)、新入生(新部員)も入ってきますし、転校生もやってきます。
終わりなき日常は終わらない
Rが春風高校に転入(どこから?^^;)してくる第1話からようやく数話後、当時刊行のコミックスでいえば2巻に入って(さすがに最初の年の、幽霊部員小夜子の出現より前ですがf^^;)から、
いよいよRの正体が明かされます。いや、いよいよっていうか、全然謎を追うような形ではなく放置されていたのですが、、f^^;
「さる科学者が世界征服のために作り上げたロボット」(だからアンドロイド、、)とRのことを探っていた刑事からたどって、光画部の面々は、成原博士なるあやしげでRに輪をかけてマイペースにボケた人物の研究所に行き着きます。
Rは、成原博士の交通事故に遭った息子そっくりにつくられたロボットR・28号だったのです。最初はかわいがっていたという成原博士ですが、「なにぶん主人の作る物ですから…なんのとりえもございませんでしょ?」(成原夫人談)ということでお化け屋敷に売り飛ばしてしまったのだそうです、、どこかで聞いたような、、f^^;
でもどこかで聞いた話と違うのは、、その息子あきらは別に死んだ訳でもなんでもなかったのでした。なんだそりゃ。
成原博士の野望と、一昨日からの妹
さて、相も変わらぬ調子で年月は経ていき、
さんごらの学年も無事卒業というのに、Rだけは成績も人並み(よくできたアンドロイドですからね^^;)単位が足らず、年度が変わってもまだ日々先生らと一対一の補習に引っぱられていくという日々のなか、
突然初登場の女の子が春高に訪ねてきます。
と言う、この女の子、一昨日の夜完成した妹のR・29号「アール・デコ」だったのでした。
思い出したように(たぶん思い出したんですね、、f^^;)、“悲願”だった世界征服に、成原博士がデコとともに乗り出したのでした。
といっても、やったのは春高の屋上に要塞(どこかでみたような、、太◯の塔的な要塞)を築いて、「世界征服の基礎はまず練馬から!」なんてアドバルーンを上げただけなのですが、、
悩んだ末、生みの親である成原博士との“対決”に向かったRですが、
博士は今回のためにつくり出したメカ成原に下克上されてしまいます。
大賞もものにした本格SF(!?)
部室のだらだらした日々を描いて可笑しい、ある種エポックな作品ではないかと思うのですが、
実はあ〜るは第19回星雲賞マンガ部門受賞の「SF」だったのです!
、、まあアンドロイド出てくるしねf^^;
作者のゆうき氏は日本SF界隈に近しい人ですしね、、SFや特撮ネタも多いし、
当時筆者は数名しか分かっておりませんでしたが、あ〜るの登場キャラクターは、ゆうき氏のそんな界隈などの友人をモデルとしたものが多いのです、、
そんな奇妙でもヘンテコでも、日常ですから、終わりもありません。
最終回も前述の通り、すべて世は事もなし、、^^
その後、2012年には光画部の面々が特撮ヒーローに扮した短編「究極戦隊コウガマン劇場版3D」が、
15年には後日譚(譚たってまたたいしてなにもおこらないんですけどねf^^;)が前後編読み切りで発表されました。
いつまでも終わらないそれが日常、、光画部の面々の日常も、我々の日常も、どんなに間抜けで奇妙でも、決して終わらないのでありました、、^^