国際派ヒーロー『バトルフィーバーJ』

国際派ヒーロー『バトルフィーバーJ』

『スパイダーマン』からの流れで製作された、東映原作のスーパー戦隊シリーズ・真の第1弾である作品『バトルフィーバーJ』。その魅力について迫りたいと思います。


バトルフィーバーJとは?

『秘密戦隊ゴレンジャー』と『ジャッカー電撃隊』は石ノ森章太郎が原作でしたが、この『バトルフィーバーJ』以降の作品は基本的にスタッフの共同ペンネームである「八手三郎」の原作となっています。
そのため、スーパー戦隊シリーズの第1作目はこの作品であるという趣が強くなっていました。

ストーリーのあらすじ

『ゴレンジャー』から続くスパイ物のアクションドラマのような流れでスタートした『バトルフィーバーJ』。
度重なるメンバーの交代など、ハードな展開もありつつ楽しいストーリーが展開されました。

バトルフィーバーJのメンバー

実質シリーズ第1弾だったということもあって、メンバーのスーツのデザインは独特でした。
そのため、強く記憶に残っている方は多いのではないでしょうか。

日本代表であり、リーダー的なポジションです。レッドではありますが、ほぼ白いスーツであることが独特でした。

日の丸が描かれており、ひと目で日本のキャラクターであることがわかりますね。

バトルジャパン/伝正夫

ヨーローッパ担当のキャラクターで美容師でもあり、おしゃれをしていて出動に遅れてしまう場面もありました。

バトルフランス/志田京介

ユーラシア大陸代表(名前はロシア方面?)で、初代の謙作は少女を救うために死亡し、二代目の神へとスーツが受け継がれました。

オレンジ色のキャラクターは現在に至るまでほとんどいないため、非常に珍しいですね。

バトルコサック/白石謙作(初代)、神誠(二代目)

パイナップルをかじりながら登場するオープニング映像が印象的な、アフリカ代表のキャラクターです。
とても明るいキャラクターで、人気がありました。
演じたのは翌年のデンジブルーや宇宙刑事ギャバンでもお馴染みの大葉健二さんでした。

バトルケニア/曙四郎

髪があるスーツが非常にインパクトのあるキャラクターでした。
初代のダイアン・マーチンは負傷などによりアメリカに帰国、二代目のマリアへと交代しました。

ミスアメリカ/ダイアン・マーチン(初代)、汀マリア(二代目)

バトルフィーバーロボ

武将のようなデザインが印象的なバトルフィーバーロボは、シリーズ初の巨大ロボットです。
前年のレオパルドンに続き、ヒーローが搭乗するロボットとなりました。
序盤はまだ建造中であり、設計図を巡ったドラマが展開されました。

バトルフィーバーロボ

基本的な必殺技は「電光剣唐竹割り」です。この技の真似をしたという方もいらっしゃるのでは?

この他に「クロスフィーバー」や「電光剣ロケッター」が存在しました。

超合金バトルフィーバーロボ

こちらは当時発売されていたおもちゃです。なかなか中古でも見かけることはありません。

超合金魂バトルフィーバーロボ

そしてこちらが、近年発売されたバトルフィーバーロボの新しいおもちゃ「超合金魂」です。
まさに劇中そっくりの仕上がりです。発売された時に購入した方もいらっしゃるかもしれませんね。

主題歌のパチソン!

特撮ヒーローの主題歌といえば、同時に思い起こされるのがパチソンです。

何本ものアニメ、特撮番組の主題歌がまとめられたカセットテープなどによく入っていた、本編で流れたものとは別バージョンの主題歌をここで聴いてみましょう。

ちょっと外国人っぽい歌声と、子どもたちの呼びかけに応えるバトルフィーバーの声のやる気の無さ。

そして(おそらく女性がその場にいないため)応えないミスアメリカ。

さらに音程を間違えている2番の出だしなど、見事に「パチソン」らしさが発揮された一品です。

当時のテレビCM

最後に、当時放送されたコマーシャルをいくつか見てみましょう。懐かしいCMに出会えるかもしれません。

YouTubeでは、定期的に本編が東映によって公式配信されています。
ちなみに、2016年3月現在も配信が行われていますので、ぜひチェックしてみてください。

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