あの名作は、ニンテンドウパワーでヒソカに蘇っていた!
冒頭にも書きましたが、スーパーファミコンウォーズは、実はこのSFメモリを使う、ニンテンドウパワーによってゲーム化されていたのです。
ちなみに「ニンテンドウパワー」とは、このSFメモリの中に、好きなゲームを書き込んで遊ぶことのできるサービスなのです。

知らない方も結構いると思われますので、前回同様、すごく簡単に説明します。
ニンテンドウパワーとは・・・
1997年9月30日から2007年2月28日まで、日本国内でローソンと任天堂が実施していた
ゲームソフトの書き換え販売サービスです。
昔のディスクシステムやサテラビューのスーパーファミコン版ですね。

当初は、ローソン各店舗に設置されたLoppi(ロッピー)の中の一部システムで供給されていました。
しかし、この書き換えサービスは、需要と供給のバランスが崩壊したため、2002年8月末でロッピーから外されてしまったのです。
その翌月からは、各地の任天堂サービスセンターへ直接申し込まなくてはならなくなってしまったのです。そんな悲しい過去を持つ、ニンテンドウパワーだったのですが、語り継がれる名作を数多く輩出(人ではないけど)しているのもまた事実なのです。
スーパーファミコンウォーズとは、どんなゲーム?
面白いテレビCMも話題になった、人気現代戦シミュレーションゲームのスーファミへの移植作。今回のリメイクに際して、4人同時プレイができるようになり、マップやユニットなどが追加されているようです。

スーパーファミコンウォーズについて 攻略法など
ゲームシステムの概要
1面から順にクリアしていく、というものではなく・・・
一つのマップをクリアしたら取り合えずそこで終わり、といったタイプのゲームです。
つまり、キャラクタを育てていくといった要素がなく、ユニットは全て消耗品です。
このゲームは将棋に例えるのが最もしっくりくると思います。
マップの広さも広すぎず、兵を駒として扱い、シミュレーション特有の複雑なコマンド・ルールもありません。また、運の要素の入り込む余地が無く、一発逆転が無いところも同じです。
各ユニットの特徴はもちろん、アニメーションのオン・オフや部隊の自動回復の有無といったモードの説明等、あらゆる情報をゲーム中いつでも確認できます。シミュレーションゲームでここまで親切設計の物はあまり無いと思います。
入門書だからといって、簡単・奥が無いという事は全くありません。ステージや相手(思考ルーチン)が多いので、長く楽しむ事ができます。
4人同時プレイができる事ですし、多人数でわいわいと楽しく遊ぶのが正しい遊び方なのかもしれません。

まずは、司令官を決めましょう!
今作から司令官が登場し、一部司令官には特殊能力があり、より戦略に幅が広がったのです。
そこで、特異な司令官達を紹介していきます。







マップを選んだら、いざ戦いへ!
MAPは全部ひっくるめて42種類もあります!
ファミコンウォーズ時代のMAPを忠実に再現したものが、17MAP
今作で新しく作られたMAPが同じく、17MAP
そして、4人同時プレイ用のMAPが、10MAPもあるのです。
遊びがいがあるといえば、あるけれど・・・
かなりの数でもありますね。


まずはユニットを生産しよう!


ユニットが経験値で強くなれる!!

今作にはEXPいう概念が存在します。
日本語だと特にRPGなどでお馴染みの経験値のことです。
EXPを溜める事でそのユニットはレベルアップし、20%の攻撃修正が付加されます。
レベルは0からスタートし、最大で4まで上げる事が出来るので、
攻撃修正は最大で80%得る事が可能なのです。
防御修正はレベル3からで、レベル3時に20%の防御修正、レベル4時に合計40%の防御修正
となりますが、防御修正の計算式は、他の防御修正との合計修正ではなく、
その都度計算する方法なので、合計修正よりも多少は弱くなってしまうのですが、
それでも強力なものです。
地形により戦略を変えよう!

地形により、戦略的要素や勝敗が分かれることもあるのが、このゲームの醍醐味でもあります。
岩場や、森などは戦車や歩兵が進みづらく、攻撃も当たりにくくなっていたり、道路や草原のどでは、
さくさく進める代わりに、標的にされやすいことなど、地形だけでも数多くの勝敗への要因要素があるのです。
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皆さんの声!
まとめます・・。
この作品はファミコン時代から奥の深い名作です。
まず、このゲームに向かない人。それは、「飽きっぽい人」や「すぐキレる人」です。
多分、ゲームを破壊してしまう恐れがありますので、あまりこのゲームをおすすめしません。
それくらい、じっくりやりこまなければならない様に、作られているのです。
地形効果による防御や、攻撃の命中率の上昇下降、船VS爆撃機、自走砲VS人間など・・・
ゲームシステム全体の幅の広さが物語る、応用に応用を重ねた攻略的要素は、まさに神の領域
といっても過言ではないでしょう。
ただ、それを面白いと思えるのか思えないのかは、個人差があり人それぞれです。
今作では、ユニットにレベルをもたせたり、司令官にクセを入れてみたりと試行錯誤されて開発された
事が大きく浮き彫りにされています。
ただ、ひとつ残念なのが「ニンテンドウパワー」のみの発売であったことです。
また、当時のSFメモリカセットは通常のゲームを7つくらいは入れられる容量を持っていましたが、
このスーパーファミコンウォーズをカセットに入れてしまうと、他のソフトは一切入らなくなってしまい
あきらめるほかなかったとのことです。
それだけ、用量がでかかったのでしょう。まあ、MAPが44もあればあたりまえでしょうが・・。
そんなわけで、割と好き嫌いがはっきりしているこのスーパーファミコンウォーズ!!
キレないで、気長に遊べることを前提に、一度やってみてはいかがでしょうか?
戦争が好きとか嫌いとかは、関係ありません。
そう、これはただの戦略的要素を兼ね備えた、神げーなのですから!!
と、今回はこんなかんじです。
またお会いできることを、楽しみにしております。
それでは・・・。
