母を訪ねて三千里とは

母を訪ねて三千里
あらすじ
イタリア・ジェノバに住んでいたマルコ・ロッシは父のピエトロ、母のアンナ、兄のトニオの四人家族で生活をしていた。父のピエトロは貧しい人の為に診療所を作り経営していたが、診療所の経営のお金を騙され、されに貧しい人からもお金を取らなかったために経営がうまくいかず借金を負ってしまう。
そのため、アンナは借金を返済するために親戚のメレッディを頼りアルゼンチンのブエノス・アイレスへと出稼ぎに行ってしまう。マルコはアンナが出稼ぎに向かう船を見送りながら一人前になったら迎えに行くと決心する。
その後、一人前になるためにマルコはビン洗いや郵便配達をしてこつこつ働いていた。その間にもペッピーノ一座との出会いや、ピエトロの仕事を間近で知り大変な仕事であることを理解したりと精神的に成長していく。
しかし、アルゼンチンからたびたび届いていたアンナからの手紙が体を壊して2,3日寝込んでいること、そして仕送りを送ると書いてあったのにもかかわらず送られていない不可思議な手紙を最後に途絶え音信不通になってしまう。
心配したマルコはアンナの元へと尋ねるべく、家族に内緒で快速船フォルゴーレ号に密航してアルゼンチンへと向かったのだった。
登場人物

マルコ・ロッシ

アンナ・ロッシ

ペッピーノ

フィオリーナ・ペッピーノ
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最終回
何カ月もかかった旅路の果てにマルコはアンナのいるツクマンへとたどり着く。
アンナはそこで重い病気にかかっていたが手術が成功しアンナは助かる。
その後、アンナの状態が良くなるまでアンナを雇っている農業技師のメキーネス家で仕事の手伝いやアンナの看病をして過ごす。その甲斐あってアンナは歩けるほどに回復をする。
さらにジェノバから父ピエトロの手紙が届く。その内容はトニオが機関士となったこと、そして診療所も協力者が増えたことで借金を返済するメドがたった事。そして最後に、離れていても家族の心は一緒だろうということが書いてあった。
アンナが回復するとメキーネス家でアンナ回復のお祝いが開かれる。そこでアンナに病気になっていた間の給料を渡そうとするが、アンナはそれを受け取らずお世話になった費用に使ってほしいという。
そしてアンナは自分を治療したロドリゲスに治療代を払おうとするが、ロドリゲスは自分の力だけでは成功したかもわからなかった。ピエトロとの友情の証、そして、将来医者になりアルゼンチンに来るというマルコの将来への投資と言って同じくその治療代を受け取らなかった。
それを見てマルコは将来必ず、立派な医者になってアルゼンチンに戻ってくる事を決心する。そして、アンナとマルコはメキーネスと別れ、ツクマンからジェノバへと向かう。
ツクマンからロザリオ行きの列車に乗るとコルドバの近くでパブロとフアラに再開する。それは一瞬の出来事だったが列車から手を振り母親と再会したことを二人に伝えた。
それだけでなくロザリオに着くとイタリアの星でフェデリコのおじいさんたちに会いにいき、母親と再会したことを伝えるとお祝いの為に歌を歌ってくれる。
そして船に乗れば船長やマリオたちに再会し、母親を見つけた事を報告すると、二人は喜びの余り川へと落ちてしまった。
ブエノスアイレスにたどり着けばペッピーノ一座と再会し、アンナと共に一座の人形芝居を共に楽しむのだった。
マルコとアンナがジェノバに帰る船に乗るとき、ペッピーノ一座は港まで見送りに来てくれる。そこえマルコはフィオリーナにまた会おう、手紙を書くと約束し、二人は別れる。
二人を乗せた船はとうとうジェノバに到着し船を降りるとそこにピエトロとトニオが待っていて二人を出迎える。
ピエトロはマルコに苦労を掛けたと言いますがマルコはお父さんが行かせてくれた旅はとても素晴らしいものだったと答えるのでした。