最恐ホラー映画と呼び名も高い『ポルターガイスト』!
1982年に公開された映画「ポルターガイスト」。
墓地の上に建つ新築の家に引っ越してきた一家に襲いかかる霊現象の恐怖を描き、全世界で1億2200万ドルを上げる大ヒットを記録し、アカデミー賞の視覚効果賞と音響効果賞、作曲賞にノミネートされた。
その後も、「ポルターガイスト2」(1986年)、「ポルターガイスト3 / 少女の霊に捧ぐ…」(1988年)の2本続編が製作された。
※スピルバーグが制作に関わったのは1作目のみ

映画『ポルターガイスト』(1982年)
恐怖の映画『ポルターガイスト』が復活!
リブート版の監督を務めるのは「モンスター・ハウス」のギル・ケナン。
プロデューサーには「死霊のはらわた」やスパイダーマンシリーズの監督として知られるサム・ライミ。
そして、映画の脚本はピューリッツァー賞の受賞者である脚本家のデヴィッド・リンゼイ・アベアーが担当している。
ケナン監督は「従来のホラームービーとは異なり、キャストに重きを置くことでキャラクターにリアリティを与えたかった」とコメントしており、娘を取り戻すために必死に戦う親が描かれている。
アメリカでは2015年5月に公開。
日本では2016年3月2日より先行レンタル配信、4月2日よりブルーレイ&DVDリリース。
映画『ポルターガイスト』呪いの噂とは?
実は映画『ポルターガイスト』シリーズの1~3全てで公開前後に死者が出ている。

ドミニク・ダン(Dominique Dunne)

ジュリアン・ベック(Julian Beck)

ウィル・サンプソン(Will Sampson)
そして3作目では、1作目から末娘キャロル・アン役で出演していたヘザー・オルークが撮影直後に12歳で急死。

ヘザー・オルーク(Heather O'Rourke)

【謎】1988年スーパーボウルのポスター
2作目までは呪いを面白おかしく茶化していた人々も、12歳の少女ヘザー・オルークの若すぎる死に衝撃を受け、口を閉ざすようになった。
そして、1982年・1986年・1988年と3つの作品が公開された『ポルターガイスト』は続編を望む声が全く上がらなくなっていた。
今作『ポルターガイスト』リブートで呪いは大丈夫?
この『ポルターガイスト』リブートは日本で劇場公開されていないが、アメリカでの公開は2015年5月。
公開から10カ月以上経つが、幸いなことに今作に関わる人の悲しい知らせは報じられていない。
過去に起きた「呪い」と言われる関係者の死は、ほぼ公開前後半年以内であったため、今回は呪いを心配しなくても良いのではないだろうか。
関係者の度重なる不幸によって、いわくつきの映画と呼ばれてしまう『ポルターガイスト』だが、巨匠スティーブン・スピルバーグが世に送り出した最恐ホラー映画傑作である。
20年以上の時を経てリブートされたこの作品を見ることで、改めてその大きな足跡を感じることができるかもしれない。