タイムリース社というのが主人公豪やヒロインランの勤める会社ですね。
メカニック整備が豪の仕事。タイム運搬の運搬機トッキュウザウルス(後半トッキュウマンモスに交替)の操縦士がラン。副操縦士にロボットの2-3(ツー・スリー)、ほか、ランのいとこの少年ハル坊が同行します。
で、そこを前述のクリーン悪トリオが襲い、イッパツマンがどこからともなく助けに来るのですから、そこはやっぱりイッパツマン=豪と視聴者の誰もが思うのですが、
これがいままでのシリーズ作と異なり、イッパツマン=豪であるのかないのか、視聴者にも知らされないかたちで物語は進みます。
ヒーローイッパツマンが搭乗するロボット逆転王(後半は三冠王に交替)は、トッキュウザウルスが変形して成るので(後半登場の三冠王にはトッキュウマンモスが変形)、とうぜんタイムリース社の上層部、たとえば豪の上司であるヒゲノ濃造は実は真相を知っているのですが、社の人間にも、また視聴者にもそれを明かしません。
こういったいくつかの謎を抱えたまま、イッパツマンの物語は進んでいきます。
その4 恋のライバル 第二のヒロイン登場
おハナシも佳境の第31話から、もう一人のヒロイン、星ハルカが赴任してきます。24歳。ランと対照的な大人の女性として、ランをやきもきさせる恋のライバル、そして謎の多い女性として描かれます。
謎、解けてみれば、、
イッパツマンの正体
さて、イッパツマンの正体をはじめ、幾つかの謎を孕んで進んだ物語ですが、話が進むにつれ、その謎が少しづつ解明されていきます。
まずイッパツマンは誰なのか?—これはおハナシが半ばを過ぎた31話ですでに明かされます。意外に早い気もしますが、まあそんなに驚愕の事実でもないから、次の謎へバトンを渡すというところでしょうか、、
イッパツマン=豪ではなかったけれど、豪が超能力で操っていたロボットだった!、、なんか中途半端な謎と真相に思えたのは、子どもといってももう筆者も少し大きかったせいでしょうか、、
操っていたロボットが壊され、真相も明かしてしまったためということで、ここからは豪自身がイッパツマンとして活躍します。う〜ん、なんか中途半端。
ハルカの正体
イッパツマンの正体が明かされるのと同時に登場する星ハルカ。明かしてしまった謎を補充するように、謎めいた星ハルカですが、彼女に隠されていた謎も最終回に向け明かされていきます。
以下の引用で、彼女の正体と、それから最終話のあらすじのご案内になるかと思います。
、、う〜ん^^; なんかあまり謎解きにはなってないミステリー風味や、タイムボカンシリーズでやる必要あったのかなあという哀しい結末。
シリーズの回生を狙い、従来の視聴者の子どもより少し上の年齢層も取り込もうとしたのでしょうか。
最後のイッパツ!?
さて、筆者はやや否定的な感想もあるイッパツマンですが、その挑戦はいかに—
残念ながら平均視聴率や最高最低視聴率のデータは必ずしもいいものばかりを見つけることはできませんでしたが、
とのことですので—
「逆転」を成し得たかどうかはわかりませんが、少なくとも「一発」を叩き出した作品であることは間違いないようです。
視聴率でも放送回数でも一矢は報い、とにかく次につなげたのですから。
そして、その「次」で、長年続いたタイムボカンシリーズはその最後を迎えることになるのでした、、T_T