双子のマラソンランナー宗兄弟

双子のマラソンランナー宗兄弟

昭和の時代のマラソン中継、旭化成の文字を胸に、並んで走る宗兄弟。双子マラソンランナーの見分け方は、首が右に傾いてるのが兄茂で、左に傾いてるのが弟猛です。双子のマラソンランナー宗兄弟のまとめです。


双子の宗兄弟

宗兄弟(そう きょうだい)は、1953年1月9日生まれの一卵性双生児の兄弟。
宗茂(そう しげる) 兄。宗猛(そう たけし) 弟。
二人とも男子マラソン競技選手であり、二人並んで上位を走る姿は注目を浴びた。

中学の時より陸上競技を始める。中学2年で兄弟揃って大分県内一周駅伝に出場している。
大分県立佐伯豊南高等学校在学中には全国高校駅伝にも出場し、高校卒業とともに旭化成陸上部に入部した。

ロン毛にメガネがトレードマークの宗兄弟

茂と猛は利き手が異なるミラー・ツイン、兄の左利き、
弟は右利きである。
茂はおおざっぱで、天才肌、猛は几帳面で、努力家である。自分の感性を重要視する茂に対して、練習に励む猛。マラソンへの取り組み方も「マラソンは練習より調整」と、自分の感性のまま走る茂に対して、猛は「練習あるのみ」とひたすら練習に励んだ。 
兄の宗茂はストライド走法、弟の宗猛はピッチ走法を用いていた。

1979年福岡国際マラソン・宗兄弟2位3位

モスクワ五輪の代表選考をかけた1979年12月の福岡国際マラソン。並んで走る宗兄弟(宗猛、宗茂)と瀬古選手の3人。

最後は瀬古がトラックでスパートして2時間10分35秒で優勝。2位は宗兄、3位は宗弟で5秒差だった。

歴代最強のオリンピック代表と言われた。
半年後、日本はモスクワオリンピックをボイコット。
幻のオリンピック代表に終わった。

宗兄弟は、次のロサンゼルス五輪も兄弟で代表に入り、大会に臨んだ。結果は弟の猛が4位入賞し、14位の瀬古、17位の茂を大きく上回った。

1981年大分別府マラソン

【企業スポーツと経営】旭化成(上)選手は正社員、人間性重視 - SankeiBiz(サンケイビズ)

1984年ロサンゼルスオリンピック 宗兄弟は揃って出場

1984年のオリンピック 第23回ロサンゼルス大会 男子マラソン
宗兄弟のゼッケン
#565宗茂(JPN)
#566宗猛(JPN)

1985年北京国際マラソン・宗兄弟は同着1位2位

1985年10月の北京国際マラソンでは宗兄弟はゴール前まで争い、同タイムでゴールした。茂が1位、猛が2位となった。国際マラソンで兄弟が1位2位、ワン・ツーフィニッシュは世界初であった。

1988年宗兄弟は、旭化成陸上部新監督、副監督に就任した

1988年2月宮崎県延岡市にて、旭化成陸上部新監督になった宗茂氏(中央)と副監督の宗猛氏(右)広島日出国前監督

宗兄弟の並び方がいつもと逆です。
監督(茂)が左(中央)、副監督(猛)が右

現在の宗兄弟

弟の猛は、現在旭化成陸上部の総監督

左から宗猛さん、茂さん

弟の猛(63)は、現在では茂の後を継いで旭化成陸上部の総監督として、同じ双子ランナーである、村山謙太(22)選手(旭化成)の指導に当たっている。

兄の茂は、「宗茂気功教室」を開設

兄の茂(63)は、陸上部監督退任後に気功への関心を深め、2008年6月には延岡市内に気功健康塾「宗茂気功教室」を開設した。

イベントには宗兄弟として参加

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