【ウルトラシリーズ】歴代の防衛隊チーム専用車&そのベース車たち ~昭和ウルトラマン~

【ウルトラシリーズ】歴代の防衛隊チーム専用車&そのベース車たち ~昭和ウルトラマン~

怪獣から地球を守るために戦った歴代ウルトラシリーズの防衛隊チーム専用車とそのベースになった車たち。 ここでは昭和ウルトラマン(ウルトラマン・ウルトラセブン・帰ってきたウルトラマン・ウルトラマンA・ウルトラマンタロウ・ウルトラマンレオ・ウルトラマン80)に出てきた車両について振り返ります。


【上段】(左から)
「科学特捜隊」「ウルトラ警備隊」「MAT」「TAC」

【下段】(左から)
「ZAT」「MAC」「科学警備隊」「UGM」

防衛隊エンブレム(昭和ウルトラマンシリーズ)

【初代ウルトラマン】 科特隊(かとくたい)専用車

全長:4.9m 全幅:1.9m 重量:1.6t 最高速度:時速190km 乗員:5名

日本支部で使用されている車輌。

後のウルトラシリーズに登場する車両と異なり、特に武装や特殊機能はないが、通信機は装備されており車体も頑強に出来ている。主にパトロールや基地近隣への移動に使われる。(Wikipediaより引用)

科特隊専用車(科学特捜隊専用車)

撮影に用いられたのは、初代ウルトラマンを監督した円谷一(つぶらやはじめ)監督の愛車で、これに科特隊の星形マークのステッカーなどを貼付けた車両だったと言われている。

ウルトラマン放送終了後に放置された科特隊専用車の画像

科特隊専用車のベースになった車体

GM初となる空冷エンジンを搭載した"コルベア"。
エンジンをリアに搭載するなど様々な議論を呼んだ一方、GMの小型車開発の始まりとなった記念すべきモデル。(とはいえ、アメリカではコンパクトカーでも、日本では当時のクラウン、セドリックのサイズに相当する中型車。)
リアエンジン車なのでフロントにエンジンラジエターグリルがありません!画像は1960年式だが、科特隊専用車のフロントデザインは1964年式のもの。

科特隊専用車のベースになった車体「シボレー・コルベア」

プリンス・グロリア・スーパー6
(販売期間:1962年9月-1967年4月)

「シボレー・コルベア」を参考にしたデザインで有名。1950-60年代の日本車はプリンスに限らず、外国車のパクリがおおっぴらに行われていた。

当時は“憧れの高級車”であり、クラウンやセドリックより更に上級なイメージのクルマだった。

ちなみに、これは「プリンス・グロリア」

【ウルトラセブン】 ウルトラ警備隊 ポインター

全長:5.3m 全幅:1.9m 重量:1.8t 最高時速:365km(地上走行時)・80km(ホバー飛行時) 乗員:6名

ウルトラ警備隊 ポインター

型式名「TDF PO-1(2)」。TDFはTERRESTRIAL DEFENSE FORCE(地球防衛軍)の略。なお、最高時速の365km/hで走る時は自動操縦に切り替えられる。

数々の特殊装備を内蔵した専用車・ポインター

典型的な1950年代デザインのアメリカ高級車のフロント周りを大改造し、後部に整流板を取り付けたためスポーツカーの様なスタイルを持っていた。

左ハンドル車だが、シーンによってフィルムを反転させているので、右ハンドルのシーンもあった。

撮影に使用された車体は、ウルトラセブン放映終了後、各地のイベント会場を転々としたあとに解体された(幼稚園に寄贈されたが焼失したとの説もあり)

ポインターのベースになった車体

インペリアルにはいくつものモデルが存在しているが、「ポインター」のベース車体は、この画像の「インペリアル サウサンプトン 2灯タイプ(1957年モデル)」だと思われる。

ウルトラ警備隊「ポインター」のベースになった車体「クライスラー社製インペリアル」(1957年モデル)

【帰ってきたウルトラマン】 マットビハイクル

全長:4.1m 全幅:1.6m 重量:0.94t 最高時速:185km 乗員:2名以上

MAT(マット)が主にパトロールに使う特捜車両。

※MAT(マット)とは Monster Attack Team すなわち「怪獣攻撃部隊」であり、対怪獣戦や怪事件捜査を主任務とする組織。

マットビハイクル

本来はマットビークルが正しい。「乗り物」を意味する「ビークル」の英語表記「Vehicle」を誤って「ビハイクル」を読んでしまったことによりこの名称となった。

お台場 MEGA WEB で行われた劇中車展に展示された「マットビハイクル」

マットビハイクルのベースになった車体

コスモスポーツは、世界初の実用・量産ロータリーエンジンを搭載されて発売された。

マットビハイクルのベースになった車体「マツダ・コスモスポーツ」(後期型)

【帰ってきたウルトラマン】 マットジープ

マットビハイクルが野戦に向かないため、第6話から登場したジープ。

マットジープ

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