『かりあげクン』

何も考えないで笑って見られるアニメ、という認識で見ていました。
上司や同僚、住んでいるアパートの大家などはたまった物じゃないでしょうが、何だかんだで彼らも楽しんでいるような?
少なくともアニメ版では「そこまで憎めない奴」だったんじゃないでしょうか。
「オフィスもの」ですが、大人から子供まで楽しめます。
概要
あらすじ
3本立ての1話完結者がほとんど。
大部分が主人公かりあげ正太による「いたずら」と、その被害者という構図だがあまり不快さはない。
時たま感動的なシーンもあるにはあった。
登場人物
かりあげ正太

主人公。ほんにゃら産業の営業社員だが、成績はよろしくない。
「かりあげ」をポリポリかく癖がある。
趣味はいたずら、料理など多岐にわたる。
表情が変わることはまずない。中日ファン。
出身大学は「ロクなところではない」らしい。
住んでいるアパートに、かりあげに似たゴキブリが現れることがある。
子供との相性はいいようで、課長の息子や大家の孫などと一緒にいたずらを企てることも。
木村課長

ほんにゃら産業営業課課長。
ただでさえつらい中間管理職の上、かりあげの一番の被害者。
妻と、一人息子タカシと暮らしている。
木下社長

ほんにゃら産業創設者にして、社長。
被害者その2。
主に頭髪関係のネタが多かったような・・・。
最終回
『かりあげクン、ほんにゃら産業の社長になる』というサブタイトルで、思わず驚きました。
実際には「もしもかりあげが~だったら」という仮定の下、様々な職業やシチュエーションを見せる
「パラレルワールドシステム」というちょっと変わった最終回でした。
無人島に流れ着いたり、あの職業この職業・・・何をやっても「かりあげはかりあげ」といった感じです。
で、「ほんにゃら産業の社長」編。
かりあげの代わりをするように、木村課長が子供のようにはしゃいでいたずらをしていました。それともある意味かりあげから解放されて嬉しかったのか・・・。
で、当のかりあげは社長室にいたのですが、ちょっとしたことで会社ビルが倒壊。
幸い犠牲者は出ませんでしたが、「会社がないから廃社ね」という無責任社長かりあげの言葉にずっこける社員たちが、「END.」の人文字になって終了。
「らしい」というのか、シュールなラストでした。