『ゴルゴ13』連載以前に描かれていた劇画版『007』
劇画版『007』は、「ゴルゴ13」連載前のさいとう・たかをが1968年に手がけたもので、イアン・フレミングの小説を原作にしたオリジナルストーリーが展開されている。
同シリーズは、国民的人気マンガ『ゴルゴ13』の連載前に描かれた。『ゴルゴ13』の原点ともいえるマンガで、さいとう・たかを氏にとっても愛着がある作品だという。

さいとう・たかをが描くジェームズ・ボンド
現在入手困難となっていたが、さいとうの画業60周年を記念して復刻が決定。
復刻される劇画版『007』シリーズ計4作
同シリーズは、全4巻で「死ぬのは奴らだ」「サンダーボール作戦」「女王陛下の007」「黄金の銃を持つ男」からなる。いずれも映画化されているが、映画にまけない迫力あるアクションと、さいとう氏によるオリジナルストーリーが描かれている。
公開中の映画最新作『007 スペクター』でダニエル・クレイブ演じるジェームズ・ボンドと、この劇画版『007』でさいとう・たかをが描くジェームズ・ボンドとの違いを比較してみるのも面白い。