影千代(かげちよ)
河合夢子(夢子ちゃん)
ツバメ
小池先生
「忍者ハットリくん」こぼれ話
影千代は動きやしゃべり方が赤塚キャラっぽいなあと思っていたのですが、本当に赤塚不二夫さんの飼い猫がモデルと知ってびっくりです。
1980年代は「忍者ハットリくん」の他にも、ドラえもんや怪物くん、パーマンにオバケのQ太郎など、藤子アニメ全盛期でした。その人気は藤子キャラ御三家として、「ドラえもん」、「忍者ハットリくん」、「パーマン」の頭文字をとって「ドラ・ハッ・パー」という造語ができたほど。
ケムマキの声を演じていた声優の肝付兼太さんはスネ夫(ドラえもん)・ドラキュラ(怪物くん)・パーやん(パーマン)・ハカセ(オバケのQ太郎)・ナレーション(プロゴルファー猿)と藤子アニメのほとんどを同時期に担当していました。
「おかあさんといっしょ」内で放送されていた「にこにこぷん」のじゃじゃ丸も担当していたそうなので、80年代当時の忙しさは相当なものだったのではないかと思います。
気になる最終回は?
夢子ちゃんとスキー旅行に行くことになったケンイチ。二人の仲を邪魔しようとケムマキと影千代はケンイチを追って山荘への道案内を入れ替えたり、ケンイチを騙して女湯へ行かせようとします。
お風呂を覗かれて激怒した夢子ちゃんにケンイチは雪だるまにされてしまいます。一方その頃ケムマキはハットリくんにお仕置きされ、「ニンニン」と〆て終了します。
最後の「ニンニン」のところで影千代が回していたプラカードに「おわり」と告げられて終了するという、最終回らしくない終わり方でした。
最終回は全く記憶になかったのですが、最終回が放送されていた1987年には忍者ハットリくんはテレビ朝日と静岡けんみんテレビのみで放送されていた「パオパオチャンネル」という番組内で放送されていたようです。大半の地域ではこの時間帯にローカルニュースを流していて、次回からも再放送が流されていたそうなので、見逃していた方も多いのではないでしょうか。