【高橋慶彦】広島カープ黄金時代を支えた俊足好打のスイッチヒッター

【高橋慶彦】広島カープ黄金時代を支えた俊足好打のスイッチヒッター

1970年代~80年代の広島カープ黄金期に背番号2をつけて不動の1番打者としてカープを牽引した”切り込み隊長『高橋慶彦』の現役時代と現在についてを調べてみました。


1987年、球団フロントと対立し出場停止に。

開幕2日前、地元のテレビ局主催のファン参加による「カープ激励の夕べ」が予定されていた。 地元開幕戦がナイターになるため、夜間も練習したいと前から話していた高橋は球団フロント幹部の一人、上土井球団部長に抗議した。 それを聞いた松田元オーナー代行が「そんなに嫌なら出なくていい!」と激怒。 高橋は番記者に「このチームは勝つつもりがあるのか、優勝したいのか」と強い口調で言い残し球場を出て行った。 球団は造反行為を重く見て、2週間の謹慎を命じ、1軍登録を抹消。 2軍戦の出場も認めず、球団施設での練習さえ許さなかった。 3年連続全試合出場が絶望となった広島一の人気選手への厳しい処分にファンからの抗議電話が殺到し、練習だけは施設利用を許可したが、その間にもトレードだ、最悪引退だなどさまざまな憶測が流れた。 4月26日、広島でのヤクルト2回戦で「1番・遊撃」で復帰。 いきなり右前打を放つなど2安打。慶彦ここにあり、といったところをファンにアピールし、終わってみれば打率2割8分1厘を残し、盗塁も28個を記録した。 しかし、以前から歯に衣着せぬ物言いで誤解を招くこともあった高橋は、この造反がきっかけでトレード要員に名前が挙がるオフが続くようになった。

http://www.sponichi.co.jp/baseball/special/calender/calender_09april/KFullNormal20090401159.html

スポニチ Sponichi Annex

1989年、ロッテへ電撃トレード

1989年、高橋は打率が2割6分7厘に落ち、自慢の足も衰え盗塁は13個止まりで終わった。
さらに入団した同ポジションの野村謙二郎の台頭もあって、1899年のオフ、高沢秀昭・水上善雄との大型トレードで、白武佳久・杉本征使と共にロッテ・オリオンズへ移籍した。

応援歌は、歌詞を広島時代の「行くぞ狙いは盗塁王」から「飛ばせロッテの核弾頭」などに変更しただけでほぼそのまま流用された。前奏も広島時代より『必殺仕事人のテーマ』が使用された。

トレード会見時の高橋慶彦

ロッテ~阪神では大きな活躍をできず現役生活を終えた。

ロッテでは金田正一監督の下、遊撃手より外野手として期待されマイク・ディアズらと中軸を組んでいた。
しかし、既に全盛を過ぎており思うような成績を挙げることができなかった。

1990年オフに遠山奬志とのトレードで阪神タイガースへ移籍。
しかし成績は前年よりも悪化し、1992年には久慈照嘉の入団により出場の機会が激減、その年限りで現役引退した。

現役引退後の高橋慶彦

引退後はアール・エフ・ラジオ日本解説者を経て、1995年から1996年まで福岡ダイエーホークスの一軍打撃・走塁コーチ、1997年は二軍守備・走塁兼打撃コーチを務めた。
選手の起用法を巡ってバッテリーコーチの達川光男と対立、広島時代から折り合いがよくなかったが選手が目を丸くするほどの揉み合いし、達川は体調不良を理由に1年で退任した。
村松有人や浜名千広ら、後のホークスを支える若手を育成した。

ダイエー退団後は、1999年から2001年までは九州朝日放送(KBC)[5]・2002年から2003年頃まではCS系テレビの解説者を務める傍ら、2000年から2003年までスポーツニッポン(福岡)野球評論家を務めた。その一方、フジテレビの番組『奇跡体験!アンビリバボー』にて、ガーナでの野球の普及活動に力を注いだ。

2004年、シーズン途中に千葉ロッテマリーンズの一・二軍巡回コーチへ招聘された。
2005年より正式に一軍走塁コーチとなり、自身と同じスイッチヒッターの遊撃手である西岡剛を一人前に育てるなど、チームの日本一に貢献した。
一軍打撃コーチ(2008年 - 2009年)を経て、2010年より二軍監督を務め、同年にイースタン・リーグ優勝(4年ぶり8度目)及びファーム選手権優勝(二軍日本一)に導く。
2012年は一軍ヘッドコーチを務めたが、10月15日付で球団から退団を通知される。

2012年、福島県郡山市の宅建業者、ウェルズホームに入社し、広報部長を務める。

2013年1月7日から3月7日まで東京スポーツ紙上で『赤ヘル機動力野球の申し子 高橋慶彦 赤い疾風伝説』(月曜日 - 木曜日発売分)を連載していた。

2013年には映画『ダイヤモンド(製作:オールインエンタテインメント、監督:本間利幸)に主演した。
同年9月22日に日本テレビで放送された番組『有吉反省会』に出演した際「映画の主役に抜擢されたが、その演技がひどすぎる」と反省した。

また、2014年からテレビ新広島(TSS)・中国放送(RCC)などで野球解説者としての活動を再開したが(本数契約)、社業などのスケジュールの都合からTSSでの初回出演予定は金石昭人に変更となった。また、その他では広島ホームテレビ(HOME)等在広局の番組にも時々出演していた。

2015年10月15日に2016年からオリックス・バファローズの一軍打撃コーチに就任することが発表された。

高橋慶彦が経営している『Dining慶彦』

2014年12月8日 広島市胡町にステーキと洋食の店「ダイニング慶彦(Dining慶彦)」をオープンさせた。

Dining慶彦

Dining慶彦 (ヨシヒコ) - 胡町/洋食 [食べログ]

独特な表現のTwitterで注目されている

この愛らしいツイートに反響が続々…

関連する投稿


【追悼】金田一少年の事件簿などの声優で俳優の『松野太紀』!!

【追悼】金田一少年の事件簿などの声優で俳優の『松野太紀』!!

2024年6月27日にショッキングなニュースが入ってきました。主な出演作品は、『金田一少年の事件簿』『ブギーポップは笑わない』等々数々の作品に登場されていた声優で俳優の松野太紀さんがお亡くなりになりました。今回追悼の意味も含めてまとめてみました。


横浜DeNAベイスターズ(当時)の山口俊投手と結婚した『高木加織』現在は〇〇のオーナー!!

横浜DeNAベイスターズ(当時)の山口俊投手と結婚した『高木加織』現在は〇〇のオーナー!!

1999年第4回「ミスヤングマガジン」で当時中学2年生で準グランプリを獲得し芸能界入りした高木加織さん。2005年頃からメディアで見かけなくなり現在は〇〇だと言う・・・。


ドラマ「新・天までとどけ」では河合竜夫役を演じた『並川倖大』現在は引退され〇〇だと言う・・・。

ドラマ「新・天までとどけ」では河合竜夫役を演じた『並川倖大』現在は引退され〇〇だと言う・・・。

女優の奈美悦子さん息子でドラマ「新・天までとどけ」では河合竜夫役を演じた並川倖大さん。2008年末に芸能界を引退し現在は〇〇だと言う・・・。


Vシネ「スターヴァージン」では甲冑風のビキニに身を包み注目を浴びた『黒木永子』!!

Vシネ「スターヴァージン」では甲冑風のビキニに身を包み注目を浴びた『黒木永子』!!

1985年のデビューからドラマや映画・Vシネマ・グラビアアイドル等、幅広く活躍していた黒木永子さん。1990年を最後に目立った芸能活動は行っておらず、芸能界を引退したと思われます。懐かしく思いまとめてみました。


映画「 がんばっていきまっしょい」で中崎敦子(ヒメ)役で注目を集めた『 清水真実』引退・結婚・お子さん!!

映画「 がんばっていきまっしょい」で中崎敦子(ヒメ)役で注目を集めた『 清水真実』引退・結婚・お子さん!!

1990年のデビューから女優として活躍され映画「がんばっていきまっしょい」で注目を集め、他にも多数の映画やドラマで活躍していた清水真実さん。2004年に芸能界を引退されました。懐かしく思いまとめてみました。


最新の投稿


懐かしのブリキ缶が大集合!「昭和の缶に、恋してる」レトロ缶企画展開催

懐かしのブリキ缶が大集合!「昭和の缶に、恋してる」レトロ缶企画展開催

東洋製罐グループが運営する容器文化ミュージアムは、企画展「昭和の缶に、恋してる レトロブリキ缶コレクション」を2025年12月15日から2026年2月20日まで開催します。昭和100年を記念し、お菓子や贈答品などに使われた貴重なブリキ缶を展示。缶の構造やデザイン、当時のエピソードも交え、昭和の生活文化とブリキ缶の魅力を再発見できる展示内容です。


「パックマン」「ゼビウス」などナムコット名作がブランケットに!ファミコン外箱を再現した「クラシックゲームブランケット」登場

「パックマン」「ゼビウス」などナムコット名作がブランケットに!ファミコン外箱を再現した「クラシックゲームブランケット」登場

株式会社KADOKAWA Game Linkageは、ナムコットブランドのファミコンソフト『パックマン』、『ゼビウス』、『ドルアーガの塔』の外箱をモチーフにした「クラシックゲームブランケット」3タイトルを2026年2月16日に発売します。両面印刷で外箱の表裏デザインを忠実に再現し、A5サイズ16ページの冊子も同梱。現在、予約受付中です。


病院も映画館も煙モクモク!?自由すぎる昭和の常識を徹底図解

病院も映画館も煙モクモク!?自由すぎる昭和の常識を徹底図解

日本文芸社は、「昭和100年」の節目に、書籍『眠れなくなるほど面白い 図解 昭和の話』を11月27日に発売しました。庶民文化研究家・町田忍氏監修のもと、「病院でもタバコOK」「消費税なし」「過激すぎるTV」など、令和の感覚ではありえない“自由すぎた昭和の本当の姿”を、図解と豊富な資料写真で紹介。世代を超えたコミュニケーションツールとしても楽しめる一冊です。


ビー・バップ・ハイスクール高校与太郎祭!仲村トオルも清水に降臨

ビー・バップ・ハイスクール高校与太郎祭!仲村トオルも清水に降臨

映画『ビー・バップ・ハイスクール』公開40周年記念イベント「清水 ビー・バップ・ハイスクール 高校与太郎祭」が、聖地・清水駅前銀座商店街で12/13・14に開催決定!初日は仲村トオルさん登壇のセレモニーを実施。学ラン・セーラー服でのコスプレOKエリアや、名シーンの聖地巡礼ツアー、映画全6作の上映会など、アツすぎる内容で、あの頃の青春がブッ返る!


プロレス界の歴史が動く今こそ読むべき一冊! 『ようこそ、プロレスの世界へ 棚橋弘至のプロレス観戦入門』2025年12月18日(木)発売!

プロレス界の歴史が動く今こそ読むべき一冊! 『ようこそ、プロレスの世界へ 棚橋弘至のプロレス観戦入門』2025年12月18日(木)発売!

新日本プロレスの“100年に一人の逸材”棚橋弘至氏による著書『ようこそ、プロレスの世界へ 棚橋弘至のプロレス観戦入門』が2025年12月18日にKADOKAWAより発売されます。引退が迫る棚橋氏が、26年の現役生活で培った視点から、プロレスの魅力、技の奥義、名勝負の裏側を徹底解説。ビギナーの素朴な疑問にも明快に答え、プロレス観戦をさらに面白くする「令和の観戦バイブル」です。