【訃報】写真家・篠山紀信さん死去。
写真家の篠山紀信さんが4日、東京都内の病院で亡くなっていたことが明らかとなりました。83歳でした。
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篠山紀信さん プロフィール
篠山さんは1940年12月3日、東京都出身。日本大学芸術学部在学中の1961年に第1回APA賞を受賞、1966年には東京国立近代美術館の「現代写真の10人」展に最年少で参加するなど新進写真家として頭角を現し、70年代に入るとキャロル、山口百恵、南沙織など芸能人を多数撮影。雑誌「GORO」における山口百恵特集に端を発した「激写」は流行語となりました。なお、1979年には前述の南沙織と結婚しています。

80年代に入ると、篠山さんがメインの写真家として活躍した雑誌「写楽」が創刊。さらに雑誌「週刊朝日」では表紙を担当、1980年より開始された同誌の表紙における“女子大生シリーズ”は宮崎美子、真野あずさなど人気女優・アナウンサーを多数輩出しました。また、1980年9月には同年12月に死去したジョン・レノンのラストアルバム「ダブル・ファンタジー」のジャケットを撮影。妻であるオノ・ヨーコとのキスシーンを収めた同アルバムは、1981年度グラミー賞の最優秀アルバム賞を受賞しています。

90年代に入ると、当時まだ規制の強かった“ヘアヌード”の撮影に挑戦。1991年には、写真集として樋口可南子「water fruit」、宮沢りえ「Santa Fe」を相次いで発表し、社会現象となる一大ブームを巻き起こしました。その後も栗山千明「神話少女(1997年)」、葉月里緒菜「RIONA(1998年)」など、話題の写真集を多数発表した篠山さん。2020年には、監督として映像作品「イル・ノワール」を発表し、さらに2022年には、8代目・市川新之助の初舞台のビジュアルを撮影するなど、晩年まで精力的な活動を続けていました。
日本を代表する写真家として名高い篠山さん。その功績は、これからも語り継がれていくことは間違いないでしょう。ご冥福をお祈り申し上げます。

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