ハネムーンの歴史!年代別に見る人気の旅行先とは?

ハネムーンの歴史!年代別に見る人気の旅行先とは?

コロナ渦で自粛傾向が続きましたが、コロナも5類に変わり延期していたハネムーンを決行する人も多いのではないでしょうか。ハネムーンと言えば、一時期はハワイというイメージが一般的でしたが、最近は多様化していますよね。ハネムーンはいつから行われているのか?ハネムーンの歴史や、世代別にみた人気の旅行先についてもご紹介したいと思います!


ハネムーンの起源は?

現在では新婚夫婦が行く旅行として、当たり前のように使われているハネムーンですが、もともとの起源とは何だったのでしょうか?

ハネムーンの言葉の起源は、ヨーロッパにありました。
ムーンは月を表していて、旅行ではなく期間を意味していたようです。
ハニーは文字通り蜂蜜で、古代から中世にかけてのヨーロッパでは新婚家庭の男性に蜂蜜酒を飲ませる習慣がありました。

蜂蜜酒は精力増強に効果があると考えられていて、またミツバチは多産であることから、蜂蜜酒で子宝に恵まれて欲しいという意味があったようです。

甘い新婚生活のスタートでハネムーンなのかと思いましたが、イメージとは微妙に意味が違いました。

ただこの説は現在では否定的な見解もあり、甘い生活は1か月だけまたは愛は月の満ち欠けのように変化するという、戒めのような意味でハネムーンが使われたという説もあるそうです。

このようにハネムーンの語源については諸説ありますが、新婚旅行としてのハネムーンが行われるようになったのは、19世紀初めのイギリスと言われていました。
さすがは産業革命のイギリス!
流行の最先端だったのですね。

ただし、新婚夫婦が2人で旅行に行くのではなく、結婚式に訪れることが出来なかった親戚を訪ねて行くというもので、お披露目の意味が強かったようです。
この風習は瞬く間にヨーロッパ全土へと拡がって行きますが、庶民には手が届かず上流階級のみで行われていました。
また二人でだけでなく、家族は友人も一緒に行くことが多かったようですね。

その後列車や車などの普及に伴い、庶民にも浸透していきます。
19世紀後半には、新婚夫婦が2人で旅行に行くように変化していきました。
そして20世紀に入る頃には、現代の新婚旅行に近づいていきます。

日本初の新婚旅行は坂本龍馬夫婦!?

ヨーロッパから始まった新婚旅行ですから、極東にある我らが日本では、初の新婚旅行は20世紀に入ってからでは?と思いますよね。
でも実は1866年(慶応2年)の3月~4月に坂本龍馬とお龍夫妻が薩摩を旅行し、温泉や名所を巡ったのが最初ではないかと伝えられています。

ただこの旅行は中岡慎太郎や三吉慎蔵たちも一緒だったという説もあり、新婚旅行ではなかったのではないかとも言われていますが、ともかく薩摩旅行に行ったのは史実のようですね。

坂本龍馬一行は、高千穂や霧島を訪れていました。

日本の新婚旅行の歴史

日本でも大正から昭和前期では、上流階級の方が婚姻後に旅行に訪れました。
1924年(大正13年)にはのちの昭和天皇、裕仁親王と良子様が福島の高松宮翁島別邸で過ごしています。
また1929年(昭和4年)に婚姻された高松宮宜仁親王と徳川喜久子さんは欧州を1年以上に渡って訪問しています。

新婚の2人きりでの静養や旅行、楽しかったでしょうね。

戦後はミッチーブームで宮崎が新婚旅行のメッカに

1959年(昭和34年)4月10日に明仁親王(当時)とご成婚した正田美智子さん(当時)は、その美貌と初の民間出身の皇太子妃ということで、ミッチーブームを巻き起こしました。

そんなお二人が1962年(昭和37年)に宮崎県の青島・日南周辺を訪れたことから、プリンセスラインと呼ばれて若いカップルに大流行しました。

1973年(昭和48年)に新婚旅行で宮崎市を訪れたカップルは、その年結婚したカップルのなんと35%にあたる37万組だったとと言われています。

凄い人気ですね。

南国ムードたっぷりで、新婚カップルもノンビリとバカンスを楽しめたことでしょう。

新婚旅行はハワイでバカンス

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