女性でも手に取りやすい缶チューハイを!

2001年7月から発売された「キリン 氷結」。
チューハイとはもともと「焼酎ハイボール」の略で、焼酎を炭酸水で割った飲み物ですが、氷結のベースとなっているのはウォッカ。
そして、そのウォッカにストレート果汁を合わせて仕上げています。
80年代~90年代は、アルコール度数7~8%の飲み応えを追求した商品が主流だった缶チューハイ。
お酒に強い中高年の男性をターゲットにした商品でした。
そんな中、氷結の開発チームが掲げたコンセプトが「女性でも手に取りやすい缶チューハイ」。
お酒にそんなに強くない女性でも楽しめるように、アルコール度数は従来品よりも飲みやすい5%程度とし、瑞々しい果汁感を味わえるように、濃縮還元果汁ではなくストレート果汁にこだわりました。
さらに、缶のデザインもスタイリッシュなものに。
その結果、氷結は女性のみならず男性の人気も獲得し、2022年3月時点で累計販売本数175億本を超える大ヒット商品となりました。
いろいろある氷結シリーズ
◆ 氷結シリーズ ◆

数ある氷結の中でも、2001年の発売当初からお馴染みなのがこのスタンダードな氷結シリーズです。
アルコール度数は4~5%と飲みやすく、いろいろあるシリーズの中でもフレーバーのラインナップが充実しているため、一番よく飲まれている商品なのではないでしょうか。
ちなみに2023年9月現在では、
・シチリア産レモン
・グレープフルーツ
・九州産ゆず
・シャルドネスパークリング
・オレンジ
・パイナップル
・ウメ
・もも
・サワーレモン
といったフレーバーが発売されています。
◆ 氷結ZEROシリーズ ◆

「お酒は飲みたいけど糖質やプリン体の数値が気になる・・・」
という方におすすめなのが、2008年に発売となった糖類ゼロ!プリン体ゼロ!の氷結ZEROシリーズです。
糖質オフのビールでも感じますが、糖類がカットされたことでかなりスッキリした軽い味わいになっています。
2023年9月現在では、シチリア産レモンとグレープフルーツの2つのフレーバー発売されています!
◆ 氷結ストロングシリーズ ◆

氷結ZEROシリーズと同じく2008年に新発売となったのが、氷結ストロングシリーズ。
アルコール度数9%と、飲み応えを追求した商品です。
開発当初はお酒に強い30代後半から40代をターゲットに考えていたそうですが、実際は20代の若者の間でヒットしたんだとか。
「少し強めのお酒で手軽に酔える」
これが人気につながったようです。
2023年9月現在では、
・シチリア産レモン
・グレープフルーツ
・巨峰スパークリング
この3つのフレーバーを楽しめます!
◆ 旅する氷結シリーズ ◆

2017年に新発売となったのが旅する氷結シリーズ!
「楽しい」「わくわく」をコンセプトに、世界で飲まれているカクテルを氷結流にアレンジした商品です。
この商品、まず目にとまるのが缶のデザインの可愛さなんですよね。
そして、フレーバーにもよりますがアルコール度数は4%ということでかなり女子受けした商品でした。
残念ながら2021年に製造終了となってしまいましたが、その後も復活を求める声が多いようです。
◆ 氷結無糖シリーズ ◆

糖類や甘味料を使わずに、果汁とお酒自体の甘みでスッキリとした味わいに仕上げた氷結無糖シリーズは、2020年10月から発売されました。
発売当初からラインナップされているレモンとグレープフルーツに加え、2023年7月からはシークワーサーも仲間入り。
甘くないので食事に合わせやすいのが嬉しいですね。
レモンは、アルコール度数4%、7%、9%
グレープフルーツは、アルコール度数4%、7%
シークワーサーは、アルコール度数7%
と、それぞれアルコール度数も選べるようになっています。
ちなみに、レモンは4%と7%で使用している果汁を分けているんだとか。
こだわりが凝縮された逸品です!
見逃せない!期間限定商品も!

氷結シリーズで見逃せないのが期間限定商品です!
これまで本当に数多くの期間限定商品が販売されてきました。
2023年に入ってからは、
3月にロゼスパークリング
6月にグリーンアップル
8月にミカンクーラー
が発売されています。
この「期間限定」の「期間」って一体どのくらいの期間なの?
と疑問に思ってしまうんですが、明確な期間が決められているわけではなく、製造出荷数量が「売り切れ次第終了」ということなんだそうです。
ということで、早い者勝ち的な感じなんですね。
過去には、江崎グリコの「アイスの実」とコラボした「氷結 loves アイスの実」や、「つぶつぶいちごポッキー」とコラボした「氷結 meets Pocky」という商品もありました。
今後もどんな限定商品が登場するのか楽しみですね!
スムージータイプもあった!

2014年から2018年にかけて夏季限定発売されていたのが、氷結アイススムージー。
パッケージには「凍らせて飲む」と書いてありますが、「飲む」というより程よいやわらかさして「吸う」という感じですね。
スムージーならではのシャリシャリ感と氷結ならではの果汁感が楽しめて、ついアイスを食べる感覚で食べてしまいそうですが、氷結なのでもちろんお酒!
アルコール度数は5%あります。
2020年に復刻版が登場しましたが、2023年現在は販売はされていないようです。
テレビCM
長年にわたって様々なテレビCMが放映されている氷結シリーズ。
ここで、ごく一部ではありますがどんなCMがあったのか振り返ってみたいと思います。
2011年5月から放映されていたのが、PerfumeがCMキャラクターとなった「氷結ICE MUSIC編」。
CMソングとなっている「レーザービーム」は、中田ヤスタカ氏がこのCMのために書き下ろした曲なんだとか。
2016年2月から放映されたCMには、東京スカパラダイスオーケストラとさかなクンが登場!
CMではバスサックスを演奏しているさかなクン。
このCMを見て「さかなクンって楽器の演奏できるんだ~!」と思った方も多いはず。
実は、中学生の頃に水槽がある部活と勘違いして吹奏楽部に入部したんだとか。
黒いスーツに身を包み華麗に演奏するさかなクンがカッコイイ!
2016年7月から放映されたCMでは、東京スカパラダイスオーケストラと志村けんさんが共演!
バカ殿姿の志村けんさんから、紋付き袴姿で三味線を演奏する志村けんさん。
三味線に関しては趣味として腕を磨き続けていたというだけあって、さすがの腕前です。
2023年7月から放映されているのが「氷結 無糖見つかっちゃった編」。
CMキャラクターには、これまで数々の氷結シリーズのCMに出演している高橋一生さんです。
ちなみに、高橋一生さんが選ぶ「氷結無糖シリーズ」に合う食べ物は・・・
・唐揚げ
・チーズグラタン
そして、意外なところで、杏仁豆腐なんだとか。
「ちょっと甘いかも」と思ったときに「氷結無糖シリーズ」を飲むと、すっきり食べられるんだそうですよ。
人気No.1フレーバーは?

様々なフレーバーを展開している氷結ですが、人気No.1フレーバーと言われているのが「氷結 シチリア産レモン」なんだそうです。
・酸っぱすぎず程よい甘さも味わえる
・食事に合わせやすい
・アルコール度数5%なので程よいアルコール感を味わいながらグビグビ飲める
といった理由で、多くの方からの支持を得ているようです。
「酸っぱすぎない」っていうのは、レモン風味のチューハイのポイントかもしれませんね。
その他、「氷結 グレープフルーツ」も大人気!
「氷結 シチリア産レモン」と同じく、食事に合うことやグレープフルーツならではの果汁感が味わえるというのが理由で、シチリア産レモン、グレープフルーツともに、氷結ストロングシリーズのほうでも根強い人気を誇っています。
さらに、スパークリングワインのような味わいが楽しめるという理由から、「氷結 シャルドネスパークリング」も人気があるようですね。
スパークリングワインのアルコール度数は12%前後と言われていますが、「氷結 シャルドネスパークリング」のアルコール度数は5%なので、アルコールがあまり強くない人でも楽しめますね。
夏の暑い季節にはもちろん、冬の寒い時期にお鍋を囲みながら飲む氷結もまたおいしいですよね。
みなさんの好きなフレーバーは何ですか?
みんなでワイワイ!または、一人でのんびり♪
これからも、様々な場面で氷結シリーズを楽しみたいですね。