和久井映見
和久井映見は、1988年に女優としてデビュー。同年、JR東日本「青春18きっぷ」のキャンペーンガールに起用され、その後は多くのCMに出演するようになります。資生堂のCM出演は1990年頃からで、「リシェール」や新発売の美容飲料のCMに出演しました。
当時、彼女が出演したCMの中では、1993年に出演したサントリー「モルツ」のCMがおなじみでしょう。キャッチコピー(セリフ)の「うまいんだな、これが」は、当時の流行語となりました。近年の活躍としては、2023年のNHK大河ドラマ『どうする家康』で、豊臣秀吉の妻ねね(寧々)を演じています。
羽田美智子
羽田美智子は、1988年に日本旅行のキャンペーンガールに選出され、芸能界デビュー。主に女優として活躍するようになります。資生堂のCM出演は1990年頃からで、「プルミエ」を中心に数多くのCMに出演しました。
女優としての主演作は、テレビドラマ『おかしな刑事』や『花嫁のれん』など。女優としての活躍はもちろんのこと、近年は "天然キャラ" としても人気を集めています。
牧瀬里穂
1990年頃の「CMの女王」といって、真っ先に挙がるのがこの人でしょう。牧瀬里穂は、武田薬品工業の「ミスビタミンCハイシーガールコンテスト」でグランプリを受賞し、芸能界デビュー。1989年に出演したJR東海のCM「クリスマス・エクスプレス」は大ブームとなり、一気に人気と知名度を獲得しました。1991年にはデビュー曲『Miracle Love』が大ヒットし、歌手としても成功しています。
資生堂のCMには、1990年頃から出演。「レシェンテ」のCMで胸元をバッと開けるシーンに、ドキッとした方も多かったことでしょう。
観月ありさ
観月ありさは、資生堂のCMに最も長く出演したCMモデルの一人。少女期から大人の女性になるまで、1991年頃から2010年代まで20年以上に渡って、断続的に出演しました。資生堂のCMの歴史を見れば、彼女の成長の様子まで見られることでしょう。「ヘアメークシャンプー」のCMに最初に出演したのは、14〜15歳頃と見られます。当時はすでに、森永、富士通、富士写真フイルムなど多くのCMに出演しており、正に「CMの女王」でした。
その後は、テレビドラマ『ナースのお仕事』シリーズ、『サザエさん』シリーズなどに主演し、女優としての活躍は周知の通りです。
小泉今日子
小泉今日子は、1980年代にはカネボウの「アクアルージュ」のCMに出演していましたが、1988年頃からは競合の資生堂のCMに出演するようになります。「スーパーマイルドシャンプー&リンス」「エリクシール」など、断続的ですが20年以上にわたって資生堂のCMに出演しました。
その後は、2014年頃からコーセーのCMにも出演しており、時期は違えど、化粧品大手3社の顔だったことになります。
鈴木杏樹
鈴木杏樹は、1990年、イギリスで歌手デビュー。KAKKO名義のデビューで、プロデュースは、あのストック・エイトキン・ウォーターマン(SAW)でした。その後、日本に帰国し、1991年に女優デビューを果たします。
CMにも数多く出演するようになり、当時は「CMの女王」と呼ばれました。資生堂のCMでは、1994年頃から「ミネラルウォーターのシャンプー」「セレンシュア」「ホワイティア」など複数商品のCMに出演しました。
宮沢りえ
宮沢りえは、1987年に出演した「三井のリハウス」のCMで、初代リハウスガール “白鳥麗子” を演じ、大ブレイク。資生堂のCMにも1980年代から出演しており、「レシェンテ」「スフレ」「ヘアエッセンス」など数多くのCMで起用されました。
以下の「ヘアエッセンスシャンプー」のCMは1994年頃の出演で、CMソングはORIGINAL LOVEの『朝日のあたる道 AS TIME GOES BY』です。
天海祐希
天海祐希は、1995年12月に宝塚歌劇団を退団し、翌1996年に女優としてデビュー。同時に数多くのCMに出演するようになります。資生堂では「UVホワイト」のCMに出演しました。同年には、全く異なるキャラクターで「UCCブラック」のCMにも出演しています。
その後は、テレビドラマ『女王の教室』『BOSS』『緊急取調室』などに主演し、女優としての活躍は周知の通りです。