マリアン(メアリー岩本)
資生堂「'80春のキャンペーン」のCMで、当時メアリー岩本と名乗っていたマリアンが起用されました。マリアンは、本CMの出演で日本の芸能界入りを果たしています。キャンペーンのタイトルは「ピーチパイ」、キャッチコピーは「春の口紅がピーチになりました」。CMソングは、竹内まりやの出世作となった4枚目のシングル『不思議なピーチパイ』です。
山田由起子
資生堂の洗顔クリーム「エクボ」のCMで、約2,000人の応募者の中からイメージガールに選ばれた山田由起子が起用されました。CMソングは、松田聖子のデビュー曲『裸足の季節』。実は、松田聖子も本CMのオーディションに応募しており、不合格でしたが、サンミュージックの相澤社長がCM制作サイドに掛け合い、CMソングのみが起用されました。当時はまだ松田聖子の知名度が低く、CMソングも山田由起子が歌っていると勘違いした視聴者が多くいたようです。その後、3枚目のシングル『風は秋色』、5枚目のシングル『夏の扉』も同CMに起用されています。
黒沢ひろみ
資生堂の口紅「リップアミュレット」のCMで、当時芸能界入りしたばかりの黒沢ひろみが起用されました。黒沢ひろみは、その後『不思議あげます』(作曲は井上陽水)でアイドル歌手としてデビューを果たし、女優やグラビアでも活躍しました。
アンジェラ・ハリー
資生堂「'83春のキャンペーン」の新商品「フェアネス」のCMで、アメリカの女優でモデルのアンジェラ・ハリーが起用されました。アンジェラ・ハリーは、米空軍大佐であった父親が日本駐留中に生まれており、母親も韓国の出身です。CMソングは、EPOの5枚目のシングルで最大のヒット曲『う、ふ、ふ、ふ、』です。
早見優
資生堂「バスボン ヘアコロンシャンプー・リンス」のCMといえばこの人、早見優です。CMモデル、CMソングでたびたび起用され、CMソングになった楽曲には、デビュー曲『急いで!初恋』を筆頭に、『Love Light』、『ラッキィ・リップス』、『誘惑光線・クラッ!』などがあります。
早見優は、資生堂だけでなく、日本コカ・コーラ、ペンタックス、野村證券など、他社のCMにもたびたび出演。中でも、「コカ・コーラ」のCMモデルとイメージソングとなった『夏色のナンシー』が有名です。
MIE
資生堂の美容飲料「アペリオ」のCMで、ピンク・レディー解散後、女優や歌手として活躍していたMIE(現:未唯mie)が起用されました。CMが放送された1984年は、TBS系ドラマ『不良少女とよばれて』の主題歌となった『NEVER』が大ヒットしています。
原田知世
資生堂の洗顔クリーム「エクボ」のCMで、当時、角川映画『時をかける少女』の大ヒットで人気沸騰中だった原田知世が起用されました。キャッチコピーは「知世。45%おとな。」。原田知世はのちに、同じく資生堂の「CELLZ」や「ギア」のCMにも出演しました。
中山美穂
資生堂「'86春のキャンペーン」で、CMモデル、CMソングともに、中山美穂が起用されました。CMソングは、中山美穂の4枚目のシングル『色・ホワイトブレンド』で、CMのキャッチコピーも曲名と同じく「色・ホワイトブレンド」です。本曲は、作曲者の竹内まりやのセルフカバーでもおなじみの曲です。
中山美穂はのちに、資生堂「'89春のキャンペーン」の新商品「ロゼカラーリップ」でも、CMソング『ROSÉCOLOR』を歌い、CMモデルとして起用されています。
今井美樹
資生堂「'88秋のキャンペーン」のアイシャドウ「インテグレート チップ・オン・デュオ」のCMで、CMモデル、CMソングともに今井美樹が起用されました。CMソングは、今井美樹の4枚目のシングル『彼女とTIP ON DUO』で、作詞は秋元康、作曲はのちに『瞳がほほえむから』、『PIECE OF MY WISH』など今井美樹の代表作を手がける上田知華です。本曲のヒットで、今井美樹は歌手としてもブレイクを果たします。
資生堂のCMでは、のちに「エリクシール・PROUDIA」のCMにも出演しました。