カードゲーム「UNO」のローカルルールや歴史をまとめてみた!

カードゲーム「UNO」のローカルルールや歴史をまとめてみた!

世界中で愛されているカードゲーム、UNO.これだけゲームが普及してもまだ根強い人気がありますよね!UNOの歴史やローカルルールをまとめてみました。


UNOの歴史

UNOは小学生くらいの時に誰もが夢中になった時期があったのではないでしょうか。カードゲームといえばトランプしかなかった世界に突如やってくるUNO。デザインもカラフルでおしゃれ。なんだか大人な感じがしますよね。一度UNOが流行るとしばらくトランプは廃れていた記憶があります。

そんなUNOが登場したのは1971年。アメリカで理髪店をしていたマール・ロビンスさんによって開発されたそうです。おもちゃメーカーなどが発祥ではなかったんですね。そしてUNOはイタリア語で「1」を表す言葉なのでイタリア発祥かと思いきや、アメリカ発祥というのも意外でした。

その後、1979年に広く発売され、世界的に有名なゲームになります。日本にも1979年に入ってきました。当時はトミーから発売されていましたが、現在はマテル・インターナショナルから発売されています。

UNOのカード!最近は新しいものも!

UNOは発売当初から全部で108枚のカードで遊ぶゲームでした。常々思っていたのですがトランプの倍の数あるのにもかかわらずできるゲームは基本1種類なのに、これだけ普及しているのがすごいです。

カードは基本赤、黄、青、緑があり、数字が0-9まで(1-9までは2枚ずつ)、Draw Two、Reverse、Skip の記号カードが各色2枚ずつ、と色がないカードがWildカードとWild Draw Fourが4枚ありました。

記号カードは昔はアルファベットでしたが現在は図形(ピクトグラム)に変わっています。ユニバーサルデザインでこのような形になったのだと思いますが昔のUNOに慣れていると「え?ナニコレ??」となりますね。

元々この108枚のカードで遊ぶゲームだったのですが、2016年、2017年のリニューアルで新しいカードが増えています。まだまだ改良されているというのもすごいですよね。
新しいカードは
Wild Swap Hands(1枚):好きな人とカードを交換することができる。
Wild Shuffle Hands (1枚):全員のカードを集めてシャッフルし配りなおしてスタートする。
Wild Customizable(3枚):出した人が好きなルールを書き込める
という3種類。

これこそ、ナニコレ??ですよね。2023年現在のカードは全部で112枚。昔のカードに慣れている我々は苦戦しそうですよね。

UNOの公式ルールは?

UNOの箱に記載されている公式ルールによると基本的な遊び方は以下の通りです。

プレイ可能人数は2-10名ほど。まずはプレイヤーに7枚ずつカードを配り残りは裏返しにして真ん中(山場)に置いておく。

山場の一番上のカードをめくり、バフだとして近くに置く。1番の人から順番に色、もしくは数字や記号がバフだと同じカードを出していく。カードがない場合は山場から一枚引きます。

基本的には左回りに札を出していき、最後の1枚になったら「ウノ」と言います。言い忘れた場合は2枚山札からとらなくてはいけません。(この時、ウノを言い忘れているのを相手に気づかれないようにしていつ突っ込むか待つのもこのゲームの醍醐味でした)

手札がなくなった人が勝ち、というゲームですね。実際はドロ2,ドロ4などにあたってなかなか手札が減らず、持ちきれないほどに増えてしまうこともよくありました。

ローカルルールもたくさん!

UNOにはローカルルールもたくさんあります。以下のルールは公式と思っている人も多いかもしれませんが実はローカルルールです。(公式でも認定されているルールもあるそうです)

・最初は数字札から始めなくてはいけない
・記号カードで上がってはいけない
・同じ数字のカードを重ねて出してもよい
・ドロ2,ドロ4を出されても同じカードを持っていれば上に出すことができ、取る枚数が蓄積される(これは公式ではないと明言されているそうです)
・skipカードを複数枚出せば複数回飛ばすことができる
・1回に回まで同じ色のカードを裏返しで出すことができる
・一人上がったら終わりではなく、最後の1人になるまでゲームを続ける

これらはすべてローカルルールだったんですね。始める前にルールのすり合わせをしていたのが懐かしいです。縛りの多いルールはローカルルールがほとんどですね。本家のルールなら枚数が莫大になることもなさそうです。

一番びっくりしたのは公式ルールは1人が勝った時点でゲーム終了。敗者の持っていたカードの得点が勝者の得点になるという得点性のゲームだったことです。

最後の1人になるまで延々とやっていたけどなかなか勝負がつかなかったのは公式ではなかったからだったんですね。

コラボバージョンもある!

UNOはずっと1種類しかなかったですが、いつしかコラボバージョンが出るようになりました。ディズニー、ドラえもん、ポケモン、ジブリ、ハリーポッターなどのコラボ版があるんですよ。一つ持っていても好きなキャラクターものがあればほしくなりますね。

コラボ版といっても絵柄が違うだけだったのですが最近はそのバージョン独自のカードが入っていることもあります。例えばディズニー版にはSorcerer's Apprentice (魔法使いの弟子)というカードがあったり、ハリーポッター版にはHowler Wild (ホーラー・ワイルド)というカードがあったりします。これは楽しいですね。

他にはカードゲームだけでなく、コンピューターゲームバージョンもありますよ。

長く愛されているUNOですがこれからも進化していきそうですね。

関連するキーワード


UNO ローカルルール

関連する投稿


数字も色も関係ない!すべてのカードがワイルドな『UNO オールワイルド』!

数字も色も関係ない!すべてのカードがワイルドな『UNO オールワイルド』!

カードゲームの定番中の定番『UNO』シリーズに、すべてのカードがワイルドという『UNO オールワイルド』が加わることになりました。


オトナになった今こそ遊びたい!あの頃夢中になった「海外の遊び」

オトナになった今こそ遊びたい!あの頃夢中になった「海外の遊び」

友達の家や児童館、あるいは、修学旅行で…。 誰もが一度は遊んだであろう「海外のオモチャ」。どんなにかつて夢中だったとしても、オトナになると触れる機会が少なくなるものです。そこで今回、いまなお愛される海外製の遊び・オモチャの数々を、振り返ってみましょう。


最新の投稿


プロレス界の歴史が動く今こそ読むべき一冊! 『ようこそ、プロレスの世界へ 棚橋弘至のプロレス観戦入門』2025年12月18日(木)発売!

プロレス界の歴史が動く今こそ読むべき一冊! 『ようこそ、プロレスの世界へ 棚橋弘至のプロレス観戦入門』2025年12月18日(木)発売!

新日本プロレスの“100年に一人の逸材”棚橋弘至氏による著書『ようこそ、プロレスの世界へ 棚橋弘至のプロレス観戦入門』が2025年12月18日にKADOKAWAより発売されます。引退が迫る棚橋氏が、26年の現役生活で培った視点から、プロレスの魅力、技の奥義、名勝負の裏側を徹底解説。ビギナーの素朴な疑問にも明快に答え、プロレス観戦をさらに面白くする「令和の観戦バイブル」です。


ウルトラふろく200点以上を一挙収録!『学年誌 ウルトラふろく大全』発売

ウルトラふろく200点以上を一挙収録!『学年誌 ウルトラふろく大全』発売

小学館クリエイティブは、ウルトラマンシリーズ60周年、『小学一年生』100周年の節目に『学年誌 ウルトラふろく大全』を11月28日に発売しました。『ウルトラQ』から『ウルトラマン80』までの学年誌・幼児誌のウルトラふろく200点以上を網羅的に掲載。組み立て済み写真や当時の記事も収録し、ふろく全盛時代の熱気を再現します。特典として、1970年の人気ふろく「ウルトラかいじゅう大パノラマ」を復刻し同梱。


伝説のプロレス団体 UWF40周年記念イベント“無限大記念日”開催!

伝説のプロレス団体 UWF40周年記念イベント“無限大記念日”開催!

伝説のプロレス団体『UWF(ユニバーサル・レスリング・フェデレーション)』が、設立40周年を記念し、特別イベント「無限大記念日」を書泉ブックタワー(東京・秋葉原)にて開催します(2025年12月24日~2026年1月12日)。第1次UWFの貴重な試合映像や控室、オフショットなど、4,000枚以上のアーカイブから厳選された写真が展示されます。復刻グッズや開催記念商品も販売され、当時の熱狂が蘇ります。


グラニフ×『幽☆遊☆白書』初コラボ実現!幽助、蔵馬、飛影など全21アイテム登場

グラニフ×『幽☆遊☆白書』初コラボ実現!幽助、蔵馬、飛影など全21アイテム登場

株式会社グラニフは、TVアニメ『幽☆遊☆白書』との初コラボレーションアイテム全21種類を、2025年12月2日(火)より国内店舗および公式オンラインストアで販売開始します。主人公の浦飯幽助をはじめ、桑原、蔵馬、飛影のメインキャラクターに加え、戸愚呂、コエンマなど欠かせないキャラクターをデザイン。11月26日より先行予約も開始され、ファン必見のラインナップです。


全長20cmの迫力!1/18スケール『国産名車コレクション』創刊

全長20cmの迫力!1/18スケール『国産名車コレクション』創刊

アシェット・コレクションズ・ジャパンは、隔週刊『1/18 エクストラスケール 国産名車コレクション』を2026年1月7日に創刊します。全長約20cm、1/18スケールのダイキャスト製で、日本の自動車史を彩る名車を精巧に再現。ボディラインやエンジンルーム、インパネなどの細部ディテールにこだわった「エクストラ」なコレクション体験を提供し、マガジンでは名車の開発秘話や技術を深掘りします。