アニメキャプテン翼とは?
非常に人気のあるアニメだったので知っている人も多いと思いますが、まずは基本からおさらいしてみます。
アニメキャプテン翼は、週刊少年ジャンプで連載された高橋陽一原作の漫画をアニメ化したものです。
テレビアニメはこれまで3回放映されており、1983年から放映された昭和版では原作キャプテン翼の小学生編から中学生編までが描かれています。
主人公・大空翼がサッカーを通じて成長していく姿を描き、いわゆるスポ根とは違うサッカーを純粋に楽しむ姿に多くの人が魅了されました。
ちなみに1994年から2回目、2001年から3回目の放送がされ、原作の漫画は今日もグランドジャンプで連載されています。
あらすじ
物語は天才サッカー少年・大空翼が南葛小に転入したところから始まります。
第1話ではグラウンドをかけた対抗戦で修哲小の天才キーパー・若林源三と対決しますが、その後南葛市で全日本少年サッカー大会県予選に備えた選抜チーム「南葛SC」で一緒にプレーすることになります。
そしてこの南葛SCが全国大会優勝に向けて頑張っていく、というのが小学生編のあらすじです。
全国大会ではご存知のライバル日向小次郎や立花兄弟が登場し、強力な技を繰り出してきます。特に日向は翼と反対の生い立ちやサッカーに対する姿勢が印象的でした。
その後後半は中学3年生になった翼たちが全国大会3連覇を目指すというあらすじです。
新田瞬や早田誠、おなじみの立花兄弟や日向がそれに立ちはだかります。
1~56話は小学生時代、57話からは中学3年生の翼の活躍が描かれますが、中学生大会決勝の南葛対東邦戦までが扱われており、原作ではある、この大会の優秀選手を中心に結成されたジュニアユース代表がフランスの国際大会に出場するストーリーは描かれていません。
主な登場人物

翼くんと若林くん
放送されない可能性もあった!?

らんぽう
こんなキャプ翼も・・・
私は見た記憶がありませんが、こんなCMも流れていたんですね。
若林くんをオードリーの若林さんとかぶせてきているのにクスっとします。

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キャプテン翼関連施設もある
どのような最終回だったのか?(ネタバレ)
少し脱線してしまいましたが、アニメキャプテン翼(昭和版)はどのような最終回を迎えたのでしょうか。
アニメキャプテン翼は原作漫画のストーリー構成に準拠し、大空翼が師のロベルト本郷、チームメイトの若林源三や岬太郎らと出会い、全国大会優勝を目指す話でした。
また、中学生編の98話から104話ではアニメオリジナルストーリーである小学6年生の翼らがヨーロッパに遠征するオリジナルストーリーが放送されています。
そして最終話「はばたけ!輝ける戦士たち」では中学生大会の決勝である南葛対東邦戦の決着がついに着きます。
3-3で1回もリードを奪うことなくきた終盤、翼がシュートを放ちます。
このシュート、右端に向かって回転していたボールがはねて左端に軌道を修正するという「奇跡のシュート」で、解説者いわくドライブシュートの応用のようです。原作ではこのあと4-4となり決着がつかず同時優勝という結果になっているようですが、アニメ版では特に試合終了の様子は描かれていません・・・何か理由があるんでしょうか。
アニメ版だけで見ると、シュートが決定的という感じで描かれているので勝ったんだなと思ってしまいます。
とにかく最終話は翼が逆転シュートをするところまでが描かれ、「この中からユース代表が選ばれる!」と締めくくられています。
誰が選ばれるのかという疑問は残りますが、今までスーパープレーで私たちを沸かせてくれたヒーローたちにそんな質問は野暮なのかもしれないですね。
こうしてみると、キャプテン翼はスポーツをして小学校大会で優勝する、中学校大会で優勝する、というとてもオーソドックスな少年漫画だということが分かります。ぐんぐん強くなって、どんな苦しい練習でも「好きだから楽しい」という気持ちを持ち続ける翼の存在はサッカーを魅力的に見せると同時に、何かを頑張っている人の気持ちを明るくさせていたのではないでしょうか。
たくさんのプロ選手がキャプテン翼に影響されたことを公言していることからも分かるように、今日のサッカーがあるのはキャプテン翼のおかげなんですね。
ありがとうキャプ翼!!

若島津健くん