【1996年洋楽】みんな知ってるあの曲も!一発屋アーティストと唯一のヒット曲5選

【1996年洋楽】みんな知ってるあの曲も!一発屋アーティストと唯一のヒット曲5選

ある一時期だけ活躍したアーティスト、一曲だけ売れたアーティストを、日本語では「一発屋」と言いますが、英語でも同じ意味で「ワンヒットワンダー(One Hit Wonder)」という言葉があります。今回は "1996年" にフォーカスして、全米でヒットした一発屋(ワンヒットワンダー)5選をご紹介します。日本でも大ブレイクした "あの曲" も登場します。


1996年のヒット曲から選出

全米シングルチャート(Billboard Hot 100)で、1996年年間トップ20以内にランクインした楽曲を対象とし、その中から "一発屋(ワンヒットワンダー)" と称されることの多いアーティストを選出しました。当時、日本でも「歌」と「ダンス」が大ブレイクし、知らない人はいないであろう "あの曲" もご紹介します。

恋のマカレナ / ロス・デル・リオ

『恋のマカレナ(Macarena (Bayside Boys Mix))』は、スペインのポップ・デュオ、ロス・デル・リオ(Los Del Rio)のヒット曲で、全米シングルチャートで14週連続ナンバーワンを獲得し、年間チャートでもナンバーワンに輝きました。



原曲のリリースは1993年ですが、当時はヒットせず。1995年、ベイサイド・ボーイズ(The Bayside Boys)がプロデュースした英語詞付きのリミックス盤が大ブレイクし、世界中で大ヒットします。特に、歌に合わせて踊る「マカレナ・ダンス」は世界中で大ブームとなりました。因みに「マカレナ」とは、デュオの一人であるアントニオの娘の名からとったものです。



その後目立ったヒットはないものの、"マカレナ・クリスマス" や "フィエスタ・マカレナ" など、「マカレナ」と名の付くアルバムやシングルをリリースするなど、現在も活躍中です。

ラヴ・オールウェイズ / ドナ・ルイス

『ラヴ・オールウェイズ(I Love You Always Forever)』は、英国ウェールズ出身のポップ・シンガー、ドナ・ルイス(Donna Lewis)のデビュー曲です。全米シングルチャートで9週連続2位、年間チャートで8位を記録しました。ロス・デル・リオの『恋のマカレナ』が14週連続でナンバーワンの座に君臨したため、2位止まりに終わっています。



アメリカではオンエア回数が100万回を超えた史上初の楽曲で、そのキャッチーなメロディーから多くのファンに親しまれました。ウェールズ出身のアーティストでは、『愛の翳り(Total Eclipse Of The Heart)』のボニー・タイラー(Bonnie Tyler)以来の大ヒット曲です。



その後は目立ったヒットはないものの、2000年代に入ってもアルバム、シングルをリリースしており、現在も活動中です。2020年には、シングル『サマータイム(Summertime)』をリリースしました。

ミッシング / エヴリシング・バット・ザ・ガール

『ミッシング(Missing)』は、イングランドのポップ・デュオ、エヴリシング・バット・ザ・ガール(Everything But The Girl)のヒット曲で、全米シングルチャートで最高位2位、年間チャートで12位を記録しました。



原曲のリリースは1994年ですが、ヒットには至らず。そこで、トッド・テリー(Todd Terry)にリミックス盤の制作を依頼したところ、ニューヨーク・ハウスの方向性でリミックスが作られ、これが大ヒットします。本国イギリスでも、最高位3位を記録しました。



アメリカでのヒット曲は本曲のみですが、イギリスでは1988年の『もう話したくない(I Don't Want To Talk About It)』、1996年の『ロング(Wrong)』などのヒット曲があります。2023年春には、約20年ぶりに新アルバムがリリースされる予定です。

ノーバディ・ノウズ / トニー・リッチ・プロジェクト

『ノーバディ・ノウズ(Nobody Knows)』は、アメリカのR&Bシンガー、トニー・リッチ(Tony Rich)のデビュー曲で、全米シングルチャートで最高位2位、年間チャートで4位を記録しました。トニー・リッチ・プロジェクト(The Tony Rich Project)とは、トニー・リッチの愛称で、グループ名ではありません。



本曲が大ヒットすると、その2ヶ月後には、本曲を収録したデビューアルバム『ワーズ(Words)』もリリースされ、これまた大ヒットします。グラミー賞では、本作で最優秀R&Bアルバム賞を受賞しました。



その後は目立ったヒットはないものの、2000年代に入ってもたびたびアルバム、シングルをリリースしており、現在も音楽活動中です。

カモン・ライド・イット / クワド・シティ・ディージェイズ

『カモン・ライド・イット(C'mon N' Ride It (The Train))』は、アメリカの音楽グループ、クワド・シティ・ディージェイズ(Quad City DJ's)のデビュー曲で、全米シングルチャートで最高位3位、年間チャートで11位を記録しました。



バリー・ホワイト(Barry White)の楽曲、1974年の映画『トゥゲザー・ブラザーズ』のテーマサンプリングしています。実は本テーマは、本曲以外でもたびたび使用されており、サンプリングではおなじみの楽曲です。ローリングストーン誌が選ぶ、音楽史上「200曲のグレイテスト・ダンス・ソング」では、86位に選出されました。同年、大ヒット映画『スペース・ジャム』にも楽曲提供しており、タイトル曲を歌ったのは彼らです。



その後は目立ったヒットはないものの、2012年に再結成し、現在も音楽活動を行っています。

関連する投稿


【1965年生まれ】2025年還暦を迎える意外な海外アーティストたち!

【1965年生まれ】2025年還暦を迎える意外な海外アーティストたち!

2025年(令和7年)は、1965年(昭和40年)生まれの人が還暦を迎える年です。ついに、昭和40年代生まれが還暦を迎える時代になりました。今の60歳は若いとはと言っても、数字だけ見るともうすぐ高齢者。今回は、2025年に還暦を迎える7名の人気海外アーティストをご紹介します。


レトロゲーム配信サービス「プロジェクトEGG」より『トラぶるCHASER 第1話』『3Dテニス』が配信スタート!!

レトロゲーム配信サービス「プロジェクトEGG」より『トラぶるCHASER 第1話』『3Dテニス』が配信スタート!!

レトロゲーム関連の復刻・配信ビジネスなどを行うD4エンタープライズが運営するレトロゲーム配信サービス「プロジェクトEGG」にて、新規コンテンツ『トラぶるCHASER 第1話 トラブルは空から未来から(PC-9801版)』『3Dテニス(MSX版)』の配信がスタートしました。


抜群のスタイルで💦世の脚光を浴びた『広田恵子』現在は?!

抜群のスタイルで💦世の脚光を浴びた『広田恵子』現在は?!

高校時代からモデル活動を始め1986年に「カネボウ・スイムウエアイメージモデル」として脚光を浴びた広田恵子さん。現在は家族で〇〇を組んで活動している・・・。


「おかあさんといっしょ」の『にこにこ、ぷん』が令和に復活!公式YouTubeチャンネル開設&グッズ展開決定!!

「おかあさんといっしょ」の『にこにこ、ぷん』が令和に復活!公式YouTubeチャンネル開設&グッズ展開決定!!

NHK「おかあさんといっしょ」の人形劇コーナーとして1982年から1992年までの10年間にわたり放送され、累計2,000話以上の物語が制作された人気シリーズ『にこにこ、ぷん』が、令和の時代に新たなかたちで帰ってきます。


「世界・ふしぎ発見!」のミステリーハンターも務めた女優『ジュリー・ドレフュス』!!

「世界・ふしぎ発見!」のミステリーハンターも務めた女優『ジュリー・ドレフュス』!!

1991年3月にミステリーハンターとして登場されると出演回数8回で、出演回数ランキング33位となるジュリー・ドレフュス さん。2013年出演のドラマ「老舗旅館の女将日記」を最後にメディアで見かけなくなり気になりまとめてみました。


最新の投稿


病院も映画館も煙モクモク!?自由すぎる昭和の常識を徹底図解

病院も映画館も煙モクモク!?自由すぎる昭和の常識を徹底図解

日本文芸社は、「昭和100年」の節目に、書籍『眠れなくなるほど面白い 図解 昭和の話』を11月27日に発売しました。庶民文化研究家・町田忍氏監修のもと、「病院でもタバコOK」「消費税なし」「過激すぎるTV」など、令和の感覚ではありえない“自由すぎた昭和の本当の姿”を、図解と豊富な資料写真で紹介。世代を超えたコミュニケーションツールとしても楽しめる一冊です。


ビー・バップ・ハイスクール高校与太郎祭!仲村トオルも清水に降臨

ビー・バップ・ハイスクール高校与太郎祭!仲村トオルも清水に降臨

映画『ビー・バップ・ハイスクール』公開40周年記念イベント「清水 ビー・バップ・ハイスクール 高校与太郎祭」が、聖地・清水駅前銀座商店街で12/13・14に開催決定!初日は仲村トオルさん登壇のセレモニーを実施。学ラン・セーラー服でのコスプレOKエリアや、名シーンの聖地巡礼ツアー、映画全6作の上映会など、アツすぎる内容で、あの頃の青春がブッ返る!


プロレス界の歴史が動く今こそ読むべき一冊! 『ようこそ、プロレスの世界へ 棚橋弘至のプロレス観戦入門』2025年12月18日(木)発売!

プロレス界の歴史が動く今こそ読むべき一冊! 『ようこそ、プロレスの世界へ 棚橋弘至のプロレス観戦入門』2025年12月18日(木)発売!

新日本プロレスの“100年に一人の逸材”棚橋弘至氏による著書『ようこそ、プロレスの世界へ 棚橋弘至のプロレス観戦入門』が2025年12月18日にKADOKAWAより発売されます。引退が迫る棚橋氏が、26年の現役生活で培った視点から、プロレスの魅力、技の奥義、名勝負の裏側を徹底解説。ビギナーの素朴な疑問にも明快に答え、プロレス観戦をさらに面白くする「令和の観戦バイブル」です。


ウルトラふろく200点以上を一挙収録!『学年誌 ウルトラふろく大全』発売

ウルトラふろく200点以上を一挙収録!『学年誌 ウルトラふろく大全』発売

小学館クリエイティブは、ウルトラマンシリーズ60周年、『小学一年生』100周年の節目に『学年誌 ウルトラふろく大全』を11月28日に発売しました。『ウルトラQ』から『ウルトラマン80』までの学年誌・幼児誌のウルトラふろく200点以上を網羅的に掲載。組み立て済み写真や当時の記事も収録し、ふろく全盛時代の熱気を再現します。特典として、1970年の人気ふろく「ウルトラかいじゅう大パノラマ」を復刻し同梱。


伝説のプロレス団体 UWF40周年記念イベント“無限大記念日”開催!

伝説のプロレス団体 UWF40周年記念イベント“無限大記念日”開催!

伝説のプロレス団体『UWF(ユニバーサル・レスリング・フェデレーション)』が、設立40周年を記念し、特別イベント「無限大記念日」を書泉ブックタワー(東京・秋葉原)にて開催します(2025年12月24日~2026年1月12日)。第1次UWFの貴重な試合映像や控室、オフショットなど、4,000枚以上のアーカイブから厳選された写真が展示されます。復刻グッズや開催記念商品も販売され、当時の熱狂が蘇ります。