【洋画編】一発屋のイメージが強い俳優・女優のその他の作品をまとめてみた

【洋画編】一発屋のイメージが強い俳優・女優のその他の作品をまとめてみた

映画史に残る名作に出演しながらも、その後あまり目立った活躍が聞こえてこない彼ら。今回はそんな一発屋のイメージが強い俳優・女優の代表作以外の作品に注目してみました。


マーク・ハミル

世界的大ヒットを記録した映画「スター・ウォーズ」シリーズのルーク・スカイウォーカー役で知られるマーク・ハミル(Mark Hamill)。この役で大成功を収め「サターン賞」を3回受賞したほか、多くティーン向け雑誌やファッション誌の表紙を飾るなどアイドル的な人気を獲得しました。しかしイメージの定着を避けたかった彼は次第に大ヒット作から距離を置き始め、活躍の場をブロードウェイへと移していきます。ブロードウェイでの主な出演作は『エレファント・マン』(1979年)や『アマデウス』(1983年)、『ハリガン'N ハート』(1985年)など。『ハリガン'N ハート』では賞にもノミネート。

またハミルは声優としても活躍しており、これまでに多くのテレビアニメやビデオゲームで様々なキャラクターを演じ、特に『バットマン』のアニメシリーズではジョーカー役を、またエミー賞にもノミネートされたアメリカのテレビアニメ『レギュラーSHOW〜コリない2人〜』ではスキップというキャラクターの声を長年務めたことでも知られています。日本未公開の作品がほとんどのため一発屋のイメージが強いハミルですが、本国アメリカでは声優として大活躍!ちなみにスターウォーズ関連では、ダース・ベインや『スター・ウォーズ』シリーズ初の実写ドラマ作品『マンダロリアン』(2019年)でEV-9D9役の声を務めています。

オリヴィア・ハッセー

1968年に公開されたウィリアム・シェークスピア原作の映画『ロミオとジュリエット』(原題:Romeo and Juliet)で、ヒロインのジュリエット役を演じ、一躍人気女優の仲間入りを果たしたオリヴィア・ハッセー(Olivia Hussey)。日本では歌手・布施明さんの元妻としても知られていますね。『ロミオとジュリエット』後の彼女は役に恵まれず、『暗闇にベルが鳴る』や『ナイル殺人事件』『サイコ4』『IT/イット』といったホラーやサイコスリラー系の作品に多数出演。現在は活躍の場をテレビに移しています。

しかし2003年、映画『マザー・テレサ』で念願だったというマザー・テレサ役のオファーを受け、久々にスクリーンに復活!とても思い入れの深い同作で日本にもプロモーション来日しました。これまでオリヴィア・ハッセーは、『ロミオとジュリエット』でシェイクスピアのジュリエット役を、テレビシリーズ『ナザレのイエス』では聖母マリアを演じる機会に恵まれていたため、『マザー・テレサ』でさらにマザー・テレサを演じられる幸運を噛み締めていたという。

最新作は2015年に出演したロマンス・スリラーの『Social Suicide』。『ロミオとジュリエット』に触発されて製作されたというこの作品で1968年以来初めて、ロミオ役だったレナード・ホワイティングと再共演を果たしました。2人は同作でヒロインの両親を演じています。現在は日本未公開の作品がほとんどですが、本国では今でも現役で活躍されているとのことで嬉しいですね。

ジェニファー・ビールス

1983年に公開され、空前の大ヒットを記録した青春映画『フラッシュダンス』で一躍世界的な注目を集める存在となったジェニファー・ビールス(Jennifer Beals)。しかし大ヒットを期待されて出演した映画『ブライド』ではフランケンシュタインの人造花嫁役を演じるも酷評され、大赤字を記録。『フラッシュダンス』で得た人気も評判も一瞬にして地に落ちました。

とはいえその後も大作ではないものの映画、テレビ問わず多くの作品に参加する機会には恵まれていて、2004年から全6シーズン続いたドラマ『Lの世界』ではレズビアンの主人公ベット役を好演し、再び高い評価を受けています。

これまでに出演した主な作品は『バンパイア・キッス』『イン・ザ・スープ』『青いドレスの女』『呪怨 パンデミック』『ザ・ウォーカー』など。そして最新作は2019年より主演兼エグゼクティブ・プロデューサーを務めている『Lの世界』の続編『Lの世界 ジェネレーションQ』です。

ヘンリー・トーマス

スティーヴン・スピルバーグ監督の不朽の名作『E.T.』で、E.T.と心を通わせる少年エリオット役を演じ、一躍子役スターの仲間入りを果たしたヘンリー・トーマス(Henry Thomas)。同作では天才子役ドリュー・バリモアに華やかなスポットライトが当たりましたが、彼もまたこの役で大ブレイクを果たしましたよね。当時11歳だった彼はゴールデングローブ賞にノミネートされるなど、その演技力も高く評価されましたが、世間のあまりの過熱ぶりに対応出来なかった時期もあったという。その後しばらくは低迷期が続き…

再びヘンリー・トーマスにスポットライトが当たったのは1995年。全米で注目を集めた「マクマーティン保育園裁判」を映像化した作品『誘導尋問』にてレイモンド・バッキー役を演じ、ゴールデングローブ賞・テレビ映画部門・最優秀助演男優賞にノミネートされるなど高い評価を受けたのです。2002年にはマーティン・スコセッシ監督の映画『ギャング・オブ・ニューヨーク』に出演し、レオナルド・ディカプリオ演じる主人公の仲間ジョニー役を好演。現在も映画やテレビドラマを中心にコンスタントに活動している模様です。直近ではNetflixの配信ドラマ『真夜中のミサ』(2021年)に出演しました。

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