薬師丸ひろ子のプロフィール

まずは薬師丸ひろ子さんのプロフィールからご紹介します。
本名:薬師丸博子(やくしまるひろこ)
生年月日:1964年6月9日
出身地:東京都港区北青山
デビューのキッカケ:中学1年生のときに角川映画「野生の証明」の長井頼子役のオーディションで優勝し、1978年の映画「野生の証明」で女優デビューします。
1980年には映画「翔んだカップル」に鶴見慎吾さんと共にW主演しました。
翌1981年の映画「セーラー服と機関銃」が大ヒットし、一気にスターダムに駆け上がります。
主題歌だった映画と同名の「セーラー服と機関銃」のシングルをリリースし、歌手としてもデビューしました。
すごい美人という訳ではないのですが、カリスマ的な存在感を放った薬師丸ひろ子さん。
角川事務所元社長の角川春樹さんは、当時の薬師丸ひろ子さんには「後光が差して見えた」と語っていたほどです。
天性の女優というか、スターになるべくして生まれたような女性ですね。
薬師丸ひろ子さんのデビュー曲は、セーラー服と機関銃です。
映画にぴったりなのですが、曲の歌詞にはセーラー服も機関銃も出てこないのが不思議でした。
そして来生たかおさんが「夢の途中」というセーラー服と機関銃にそっくりな歌を歌って、なぜ同じ曲なのに題名が違うのか不思議でしたね。
実は「セーラー服と機関銃」の映画の主題歌は作曲家の来生たかおさんが歌う「夢の途中」と決まっていたそうなのです。
でも映画監督の相米慎二さんが、「薬師丸ひろ子さんに歌わせる」と言い出し、作詞したたかおさんのお姉さんが激怒し、レコード会社を移籍する寸前までいったそうなのです…。
来生たかおさんの「夢の途中」も両方ヒットさせると、約束しなんとか収まったのでした。
その言葉通り、両曲ともロングランヒットを記録しています。
ちなみに曲名を「夢の途中」から「セーラー服と機関銃」に変更させたのは、角川春樹さんのアイデアでした。
透明感のある10代の薬師丸ひろ子さんの歌声は、本当に素晴らしく時代を超えて残る名曲ですが、来生たかおさんの歌声もとても素敵です。
大ヒットは相乗効果もあったように感じますね。
セーラー服と機関銃の発売日:1981年11月21日
オリコンチャート:最高順位1位
登場週数:22週
シングル売り上げ:120万枚
女優として数々の賞を受賞した薬師丸ひろ子さんですが、歌手としての賞は1982年の第15回日本レコードセールス大賞 女性新人賞のみです。
薬師丸ひろ子さんは11月デビューで、翌12月には大学受験のために芸能活動の「休業宣言」をしていますから、新人賞レースには参戦する時間がなかったのでしょう。
1983年には映画「探偵物語」の主題歌「探偵物語」をリリースし、ヒットします。
女子大生になってちょっと大人っぽくなり、髪型もショートからボブになって素敵ですね。
1984年には映画「メインテーマ」の主題歌「メインテーマ」をリリースします。
オーディションで選ばれた野村宏伸さんが、相手役としてデビューしました。
同年10月には、12月公開の映画「Wの悲劇」の主題歌「Woman "Wの悲劇"より」をリリースします。
1年に2本も映画を公開し、どちらも主題歌を歌うのですから、薬師丸ひろ子さんの売れっ子ぶりがわかりますよね。
女優としてのチャンスを掴むために、愛人が腹上死した三田佳子さんの身代わりとなる役で、一気に大人っぽい設定になって、ドキドキしました。
角川事務所からの独立
角川春樹事務所を独立してからも、映画に引っ張りだこで主題歌も担当します。
1985年には、映画「野蛮人のように」の主題歌の「素敵な恋の忘れ方」をリリースしました。
独立後も順風満帆です。
1986年には映画「紳士同盟」に主演し、主題歌の「紳士同盟」も担当しました。
「女だてら、紳士同盟、なんてね」の歌詞が耳に残ります。
映画の主題歌以外にも、1985年「あなたを・もっと・知りたくて」や中島みゆきのカバーで「時代」など、歌手活動も精力的に行っています。
1989年には再び来生たかおさんとの競作曲「時代」をリリースし、ヒットしました。
来生たかおさん、と来生えつこさん姉弟の作った曲は独特の透明感がありますよね。
薬師丸ひろ子さんの歌声にピッタリはまります。
玉置浩二と結婚
1991年にアーティストの玉置浩二さんと結婚した薬師丸ひろ子さんは、玉置浩二さん提供の曲も結婚前から歌っています。
また玉置浩二さんのアルバムで「西棟(にしとう)午前六時半」をデュエットしました。
その後も女優として活動する傍ら、歌手としてもコンサートを行うなど活躍しています。
1998年に玉置浩二さんと離婚を発表しますが、2016年のインタビューで歌が上手いと思う歌手に玉置さんと答えていることから円満離婚であったことを伺わせています。
その後、2018年には、アルバム「エトワール」を発売し、2021年には「薬師丸ひろ子 40th Anniversary BOX」を発売するなど、精力的に歌手活動を続けています。
まとめ
今回は「1981年に歌手デビューした薬師丸ひろ子は新人賞は獲得した?歌手としての活動を紹介!」についてご紹介しました。
女優としてスターダムに駆け上がり、現在も活躍を続ける薬師丸ひろ子さん。
歌声もとても魅力的なので、歌手としても活動を続けています。
1981年に歌手デビューしていますが、受験のため同年に休業宣言していて、新人賞レースには参戦していませんでした。
他のアイドルと一線を画した所も、ミステリアスな雰囲気に拍車をかけて大成功だったといえそうです。
これからも応援していきたいですね。