角川映画・戦国自衛隊
日本映画が勢いに満ちていた頃、代表的な製作会社である角川春樹事務所が手がけたスケール感ある映画、戦国自衛隊。
半村良原作のSF小説を下敷きに、映画らしい表現を加えられた作品です。
主演・千葉真一をはじめとする豪華キャスト
主演の千葉真一は後にタランティーノ映画にも出演するほどの人物になりました。この頃20周年を向かえています。彼が発足したJACには真田広之が在籍していました。そういえば彼もハリウッドデビューしていますね。
製作陣も熱い男たちばかり
当時の日本にはお金が有りました。だからといって今のようなCG技術は無く表現の幅もそれほど広くはありません。しかし、今の時代でも名作として語られる映画の多くは80年代(70年代も)に製作されています。
情熱のあった時代なのかもしれませんね。
ストーリー
これから先のストーリーは是非、実際に映画を見て欲しいと思います。しっかりと人間ドラマが描かれている序盤、中盤のストーリー展開は素晴らしいの一言。生身の人間が演じているからこそ出せる空気感があるような気がします。
見どころ
日本最高峰のアクション俳優組織、JACが演じているアクションはとにかく圧巻の一言。臨場感のあるシーンが映画をとおして展開されます。
日本映画の代表作!
映画にお金がかけられた時代、と言ってしまえばそれまで。それでもこの映画は名作としての要件を満たしているように思います。
作り手の熱さ、それを受け止める製作会社の熱さも同じ熱量、俳優陣も素晴らしい。思えば顔の良いすっきりとした人間はほとんどいないような。
今を否定はしませんが、猫も杓子も細くてスッキリの男女が出てくる映画の間にこんな熱いモノがあってもいいのではないかと思います。
ぜひ一度、熱い時代の日本映画を見てください。
きっと熱いものを感じてくれると思います。