【スティーヴ・ペリー】ジャーニーとソロで活躍!侍ジャパンのあの曲も・・・

【スティーヴ・ペリー】ジャーニーとソロで活躍!侍ジャパンのあの曲も・・・

スティーヴ・ペリーを知らない人でも、侍ジャパン(野球日本代表)のテーマ曲なら聴いたことがある、という人は多いでしょう。あの独特のハイトーン・ボイス。多くのアーティストが、「黄金の声」「史上最高の男性シンガー」「テノールアルティーノ」と賞賛の声を送っています。彼の波乱万丈の足跡を振り返ります。


ジャーニー加入前の不遇の時

スティーヴ・ペリー(Steve Perry)は、1949年1月22日、アメリカ合衆国カリフォルニア州ハンフォードで、ポルトガル人の両親の間に生まれました。父親がボーカリスト兼ラジオ局の共同経営者だったことから、彼は音楽に興味を持って育ちます。その後、両親は離婚。そして12歳の時、カーラジオから流れてきたサム・クック(Sam Cooke)の『キューピッド(Cupid)』に惹かれ、歌い手を志すようになります。



20代前半に、のちの音楽プロデューサー、スコット・マシューズと「アイス」というバンドを結成し、レコーディングを行いますが、陽の目を見ることなく解散。その後、ジェフ・ベックと仕事の経験のあるティム・ボガートとプログレッシブ・ロック・バンド「ピース」を結成しますが、契約を勝ち取れず解散。また「エイリアン・プロジェクト」というバンドでフロントマンを務めますが、メンバーのベーシストが事故死。不遇や不幸が続き、もう音楽活動は諦めようと考え始めます。

ジャーニーで世界的な人気に

リードボーカルとして加入

一方その頃、サンフランシスコを拠点に活動していたジャーニー(Journey)も鳴かず飛ばずで、新しい音楽スタイルを模索していました。そして1977年、ジャーニーの当時のマネージャー、ハービー・ハーバートは、エイリアン・プロジェクトのデモを聴き、スティーヴ・ペリーをリードボーカルに採用します。前任のロバート・フライシュマンと入れ替わる形で、ジャーニーに加入しました。



これが大成功。一部から反発はあったものの、彼は、よりポップな新しい音楽センスをバンドに吹き込みます。その結果、ジャーニー加入後初のアルバム、『インフィニティ(Infinity)』は大ヒット。全米アルバムチャートで最高位21位を記録しました。

ついに全米でナンバーワン獲得

スティーヴ・ペリーの加入後、ジャーニーの人気は上昇の一途で、5作目のアルバム『エヴォリューション(Evolution)』は最高位20位、6作目の『ディパーチャー(Departure)』は最高位8位、そして、7作目の『エスケイプ(Escape)』で、ついにナンバーワン(年間6位)を獲得します。



『エスケイプ』からリリースされたシングルも大ヒットし、第一弾シングル『クライング・ナウ(Who's Crying Now)』が全米シングルチャート最高位4位、第二弾『ドント・ストップ・ビリーヴィン(Don't Stop Believin')』が最高位9位、第三弾『オープン・アームズ(Open Arms)』が6週連続2位と、全てトップ10入りを果たしました。中でもパワーバラードの『オープン・アームズ』は、彼らの代表曲となり、後年多くのアーティストによってカバーされています。

侍ジャパンのあの曲も誕生

続く8作目のアルバム『フロンティアーズ(Frontiers)』も最高位2位、第一弾シングルの『セパレイト・ウェイズ(Separate Ways (Worlds Apart))』も最高位8位を記録します。本曲は現在、野球日本代表、侍ジャパンのテーマ曲でもあり、リリースから40年近く経った今も世界中で親しまれています。



スティーヴ・ペリーは名実ともにジャーニーの顔となり、最終的には7作のアルバムでリードボーカルを務めました。

ソロとしても活躍

ジャーニーで成功したスティーヴ・ペリーは、バンド活動と並行してソロ活動を始めます。デビューアルバム『ストリート・トーク(Street Talk)』は最高位12位、第一弾シングルの『Oh, シェリー(Oh Sherrie)』は最高位3位で、共に大ヒットとなりました。因みに、シェリーとは、当時つきあっていた彼女の名前です。



アルバムのタイトルは、かつて所属したエイリアン・プロジェクトの旧バンド名です。また、のちにアメリカン・アイドルの審査員として活躍する、ランディ・ジャクソン(Randy Jackson)がベーシストとして参加しています。

1985年には、USAフォー・アフリカ(USA for Africa)のプロジェクトから声がかかり、21人のシンガーの一人として『ウィ・アー・ザ・ワールド(We Are The World)』を歌いました。具体的には、2番のサビで、ケニー・ロギンス(Kenny Loggins)の次、ダリル・ホール(Daryl Hall)の前に登場し、"There's a choice we're making. We're saving our own lives." の部分を熱唱しています。

2021年には新作アルバムも

その後、スティーヴ・ペリーは、最愛の母の病と死で疲弊し、活動を休止します。復活したのは1996年。ジャーニー10作目のアルバム『トライアル・バイ・ファイアー(Trial By Fire)』でした。10年ぶりのリリースながら、最高位3位を記録します。第一弾シングル『ラヴ・ア・ウーマン(When You Love A Woman)』も、最高位12位(年間57位)のヒットとなりました。



しかし、スティーヴ・ペリーは、ハワイでのオフ中に骨の疾患を患い、アルバムのツアーは延期。バンドメンバーから、手術をしないと代替メンバーを雇うと言われたことがショックで、脱退を決意しました。



ジャーニー脱退から約四半世紀。70歳を過ぎた今も、精力的に音楽活動を続けています。2018年には、24年ぶりにリリースしたソロアルバム『Traces』が大ヒット。最高位6位を記録しました。2021年末にも新作アルバム『The Season』をリリースしており、今後の活躍が楽しみです。

スティーヴ・ペリー(2019年)

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