冒頭
2022年7月8日午前11時半ごろ、奈良県奈良市の大和西大寺駅近くで街頭演説中に自民党の安倍晋三元首相が銃撃され、同日午後5時3分に、お亡くなりになりました。
許されない“民主主義への攻撃”は過去にも幾度となくありました。
過去のそんな政治家たちの命を暴力で奪おうとする蛮行をまとめてみました。
政治家へのテロ
五・一五事件を報ずる朝日新聞
政治家へのテロと聞くと古くは明治維新の動乱期での暗殺事件や、大正期の原敬首相暗殺、昭和初期の浜口雄幸首相襲撃、五・一五事件や二・二六事件といった戦前のクーデタ未遂事件のイメージが強いかもしれませんが、昔の話だけではななく戦後も平成にかけて政治家への凶行事件が起こっています。
浅沼稲次郎氏刺殺事件
1960年10月12日に日比谷公会堂で開催された自民・社会・民社3党首立会演説会に参加した浅沼氏は、演説中に突然壇上に上がって来た17歳の右翼少年・Aに腹部を刺され、お亡くなりになりました。61歳没。
岸信介首相襲撃事件
1960年7月14日に、先日銃撃殺害された安倍首相の祖父である岸信介首相が首相官邸で男に短刀で刺され、重傷を負っています。
犯人は戦前に右翼団体大化会に属していたAで、岸氏が大野氏への禅譲を匂わせながら池田氏が後継となったことへの憤激が動機と発表
三木武夫首相暴漢事件
1975年には佐藤栄作元首相の葬儀に参列した三木武夫首相が暴漢に殴打され、怪我を負っています。
SP(セキュリティ・ポリス)創設