マラドーナが“神の手”ゴールを決めた際のユニフォームが約12億円で落札される!!
サッカー界のレジェンド、ディエゴ・マラドーナが1986年に“神の手”ゴールを決めた際の着用ユニフォームがこのたび、928万ドル(約11.6億円)で落札されたことが明らかとなりました。
第一報はこちらです!
このたびの落札価格はサザビーズで出品された際に記録したもので、1986年に開催されたメキシコ・ワールドカップにおいて伝説となっている“神の手”および“5人抜き”を達成した準々決勝(アルゼンチン対イングランド戦)で着用していたユニフォーム。なお、928万ドルという落札価格は、スポーツ界のグッズ(ユニフォーム等)では歴代最高額となりました。
こちらが約11.6億円で落札されたユニフォーム。
マラドーナは2020年に60歳で死去。
今回新たな伝説を生み出したマラドーナですが、2020年11月に心不全のためアルゼンチン・ブエノスアイレス郊外の自宅で死去しました。60歳とまだまだ若かった彼の訃報には、“サッカーの王様”ペレをはじめ、世界中から追悼のコメントが寄せられていました。
12億円を記録した今こそ思い出したい!マラドーナの“神の手”ゴール!!
死後もなお伝説を刻み続けているマラドーナですが、中でも最も有名なのは既にご紹介した“神の手(La Mano de Dios / Hand of God)”ゴールではないでしょうか。そもそもサッカーではゴールキーパー以外がボールに触るとハンドリング(反則)となるのですが、意図的に触れた訳ではないケースにおいては反則とはならず、“神の手”はそれに該当します。なお、「意図的かどうか」は審判が判断するとのこと(近年は判定が厳しくなっている模様です)。
マラドーナのユニフォーム(レプリカ)

“神の手”が起こったのは、1986年ワールドカップ準々決勝のアルゼンチン対イングランド戦。後半6分、ドリブルでゴール正面に切り込んだマラドーナが相手選手をかわし続け、最後にキーパーとの競り合いの際にボールがマラドーナの左手の拳にあたり、そのままボールはゴールへと流れ込みました。その際イングランド側からマラドーナの反則が主張され、映像にも左手がボールに当たっているのが確認されたものの、主審はマラドーナが“ヘディング”でボールにコンタクトしようとしていたと判断、ゴールが認められました。
伝説のゴールの模様はこちら!!
当時の試合の模様を収めた貴重な映像はこちらになります。マラドーナは試合後のインタビューで、この件について「ただ神の手が触れた」と発言。この名言が、以来類似のプレーを“神の手”と呼ぶきっかけとなりました。
伝説の試合でのユニフォームが超高額で落札されたマラドーナ。これからも我々に様々な話題を提供してくれそうな予感です!
“神の手”を再現!?マラドーナになりきりたくなった方はこちらで!
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