本格派女優として活躍した松尾嘉代さん
松尾嘉代さんの経歴
1943年、東京都に生まれた松尾嘉代さん。ご学歴は中高一貫教育を行なう私立校、駒沢学園女子中学校・高等学校を卒業されています。
高校在学中の1959年、日活の公募に合格して入社。
同年公開の映画『にあんちゃん』
こちらの作品に出演して、女優としてデビューを飾りました。
高校卒業後は女優としての活動を本格化させ、映画を中心に活躍されるようになります。
1964年には日活を退社して、TBSに入社。
その後はテレビドラマの分野にも進出され、日曜劇場やホームドラマなどで活躍されています。この時期の彼女はすでに美人女優といったレベルを超えていて、本格派女優としての地位を獲得されていました。
1969年にはTBSを退社。
こちらの作品も松尾嘉代さんの代表作といえる作品ですね。
そして、この年には実業家の一般男性と結婚されています。
1974年には結核を患ってしまい、彼女は3年間にも及ぶ闘病生活を送ることに。
1977年には休業から復帰され、その後は演技派女優としての評価をさらに高めています。
しかし、プライベートでは実業家の男性との結婚生活にピリオドを打ち、お二人は離婚といった決断をされました。
この頃からヌード・濡れ場を積極的に披露されるようになり、セックスシンボルとしても活躍されていましたね。彼女のエロい姿にお世話になったミドルエッジ世代は少なくないはずです。
松尾嘉代さんといえば悪女のイメージが強いですが、聖女や娼婦、悲運の女性やコミカルな役柄まで幅広いキャラクターを演じておられます。サスペンスものの二時間ドラマでは、とくにその存在感を強く発揮されましたね。