レトロで懐かしい素敵な駅(関東編)

レトロで懐かしい素敵な駅(関東編)

普段よく利用はしていても、特別気にすることのないなが駅舎です。しかし、じっくりと見てみると、各々の駅舎には何とも言えない良い味わいが。個性敵で、その魅力も様々です。特徴的な外観だけでなく、興味深い歴史を持っていたり、何とも言えない美しい装飾が施されていたりと。そんな駅舎の中から、レトロで懐かしさを感じてしまうような素敵な駅のご案内です。


1.東京駅【東京都】

日本人なら誰でも知っているのが、首都東京の玄関口になっている東京駅です。大正3年(1914年)に開業された、赤レンガ造りのスタイリッシュな駅舎が素敵です。開業当時のドーム屋根が平成24年(2012年)に復活。当時の美しい造形をなしたアーチレリーフや、8羽のワシのレリーフも復元されています。豪華な内装も当時のままに再現されていて、通り過ぎるだけではもったいないですね。

丸の内駅舎以外でも見どころは満載。5・6番線には開業当時にあったホームの支柱が現存。丸の内地下南口広場には、C62-15型蒸気機関車の動輪が展示されています。更には新幹線・東海道・中央・東北線などの起点となる0キロ標識や、銀の鈴広場にある銀の鈴など、様々なオブジェも必見です。夜にはライトアップされ、幻想的で美しい東京駅が見られます。

2.南宇都宮駅【栃木県】

昭和7年(1932年)開業の南宇都宮駅は、東武鉄道宇都宮線の沿線駅。その駅舎は、全国でも珍しい石で造られているんです。外観は開業当時の姿を残したままのレトロな雰囲気に包まれています。元々は、野球場前駅として臨時に造られた駅でした。そのため野球のモチーフが使われていて、屋根の長押にはバットとボールの模様があるんですよ。昭和8年(1933年)に南宇都宮というなに改称して常設駅になりました。

外壁として使われるれている大谷石(おおやいし)は、宇都宮で採掘されたもの。帝国ホテルに使われた石材なんですよ。帝国ホテルは、超有名建築家フランク・ロイド・ライトの設計。全てのディテールが素晴らしいレトロで趣のある駅舎。風化なども見られる中、大事に使っていって欲しいものです。

3.日光駅【栃木県】

大正元年(1912年)に建てられた駅舎は、ピンクと白が基調の気品あふれる雰囲気。レトロで素敵な日光線のJR日光駅は日光の玄関口で、東京駅よりも古い建物なんです。ピンクと白を使った可愛い外観は、白い貴婦人と呼ばれる気品に溢れたルネサンス様式。複雑な屋根構造と半円形の窓や格子窓の造りがかなり印象的ですね。入口前の天井部分にも、格子模様が見られます。

エントランスの中央で手をたたくと、天井が共鳴する鳴き龍現象が体験できるんですよ。待合室の昔懐かしい格子窓やシックなペンダントライト、更にはコンコースに掛けられたレトロ調の案内表示など、必見ポイントがいっぱいあります。2階には、一等席の乗客用に使われた特別待合室のホワイトルームが残存。漆喰の壁とシャンデリア、大正ロマンに包まれたいます。駅長室隣の貴賓室は、大正天皇が訪れた時に休息した部屋です。この貴重な部屋も、当時のままに残されているんですよ。

4.西桐生駅【群馬県】

上毛電気鉄道の西桐生駅は、マンサード屋根がかっこいい洋風に建てられた駅舎です。フォトジェニックな駅として、女子鉄からも人気が高いとか。昭和3年(1928年)に開業された駅なのですが、建設当時の姿を保っているため平成17年(2005年)に国の登録有形文化財に指定され、桐生市内に残る代表的な近代化遺産にもなっています。西側プラットホームにある上屋は開業時のまま、まさに昭和初期がそのまま残っているんです。

個性的なマンサード屋根は腰折れ屋根とも言われ、屋根の中心には周囲を白く塗ったガラス製の飾りがはめられた換気口が。更に外壁は褐色のモルタルで塗で仕上げられ、内部は漆喰塗りに腰部はタイル張り、なかなかに素敵なセンスを感じます。ピンクとクリーム色を使った待合室は、とても可愛い雰囲気のレトロ感でいっぱいです。

5.土合駅【群馬県】

谷川岳の玄関口となっているのが上越線のJR土合(どあい)駅です。「日本一のモグラ駅」としても有名で、平成29年(2017年)には「一生に一度は訪れたい駅」の堂々第1位に輝きました。知る人ぞ知る観光スポットとしても注目を集めています。

モグラ駅と言われる由縁は、下りホームが地中深くに造られた新清水トンネル内にあることから。改札から143mもある通路を歩いて、更に462段の階段を下りないとホームに辿り着けません。残念ながら、エレベーターやエスカレーターはありません。階段を下るだけで10分、当然に上りはもっとかかります。途中に休憩用のベンチが置かれていますので、無理をせず休みましょう。三角屋根の駅舎には、待合スペースもあって登山者の皆さんが休憩所として使っています。

6.深谷駅【埼玉県】

深谷駅は、深谷市の中心部にあるJR高崎線にあります。東京駅を写し取ったような、素敵なデザインの駅舎。実は深谷市は東京駅丸の内駅舎に使用されたレンガの産地、それにちなんで平成8年(1996年)に改装され、レンガ風のタイルで外装を仕上げ、レンガ造りのような外観になりました。

地元の人を含め大勢の人たちが、東京駅と見間違うほどそっくりなデザイン。ミニ東京駅とも呼ばれているんですよ。夜にはライトアップの行われ、幻想的な雰囲気が醸し出されています。北口の階段下には、からくり時計があって見どころの一つになっています。

7.上総鶴舞駅【千葉県】

小湊鐵道は大正14年(1925年)開業という歴史ある鉄道で、昭和3年(1928年)に五井駅から上総中野駅までが開通、総延長は39.1kmです。沿線の各駅舎などは、開業当時の姿を残したまま、現在まで使い続けられているんですよ。そこことから、国の登録有形文化財にもなっています。特に上総鶴舞(かずさつるまい)駅は、開業当時の姿がそのまま残されていて、無人駅であるだけで何もないんです。

木造の駅舎は、寄棟屋根で瓦葺。壁面は横目の板貼にペンキを塗った洋風仕上げ。待合室や出札口に手荷物カウンター更には窓際のベンチまで、なんと丸々開業当時の姿が残っているというから驚きです。懐かしい気持ちになれる、ローカル線特有の雰囲気が味わえますね。駅の裏側には、昔使っていた駅舎用の発電施設もあるんですよ。引き込みレールも建物まで続いていて、大正期の鉄道事業がよくわかる貴重な建造物なんですよ。

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