平成レトロ 人気ブランド BETTY‘S BLUEを振り返る☆オンラインサイトにて復活!!

平成レトロ 人気ブランド BETTY‘S BLUEを振り返る☆オンラインサイトにて復活!!

90年代前半にカラフルポップなテイストで人気を博したBETTY'S BLUEというファッションブランドを知っていますか? カラフルながらレトロな雰囲気もあるこのブランドについて語ってみました。


BETTY'S BLUEとは

BETTY'S BLUE(ベティーズブルー)は、1985年に創立された日本のファッションブランドです。
創立者はあべ真司(Shinji ABE)さん。
「キュート&ラブリー」をキーワードに株式会社キャンが1985年にスタート。ポップなカラーリングとレトロなデザインが人気でした。
2009年にブランドを休止しましたが、2020年、12年ぶりにファン待望の復活を遂げました。

BETTY'S BLUEの特徴

もともとは「アメリカの古着」というコンセプトだったそうです。
カラフルでポップ、でもどことなくレトロな雰囲気のただようデザインの服が主流でした。
大人でも着られる可愛さ、が特徴です。

ですのでターゲットは「可愛い、おしゃれ」が好きな10代後半~20代ですが
ブランドキャラクターが可愛いので、小中学生にも受けたブランドでした。

全盛期には、実店舗が駅ビル、丸井、パルコなどいたるところにありました。
特にラフォーレ原宿店は旗艦店として「BETTY’S BLUE COLLECTION」レーベルアイテムが並び、格別の空間となっていました。

BETTY'S BLUEのアイテム

今見てもかわいい、当時のアイテムをいくつかご紹介します。

カラフル・ポップ・レトロ

ピンク色にイチゴの赤が映えるカラフルでポップな一枚。裾から見える黄色のペチコートはボリュームがあり、着るとスカートがふんわりするようになっています。

BETTYS BLUE 苺ワンピース

BETTY'S BLUEの中でも落ち着いたテイストの「COLLECTION」レーベルの服です。
色合いは押さえているものの、胸のリボンやスカート裾のレース、Aラインのフォルムに可愛さが出ています。茶の生地のプリントがレトロですね。

ベティーズブルーコレクション クラシカルワンピース

クラシカルなチェックの生地の上下ですが、裾のペチコートレースはもちろん、襟や袖口、ポケットにも細かいレースがほどこされているキュートさ。ポケットの形がとてもかわいいですね。

ベティーズブルー/シンジ アベ/BETTY'S BLUE SHINJI ABE/ジャケット&スカート/スーツ

まさにカラフルでポップなテイストのパーカーです。肩と袖の切り替えと、袖口と裾、ポケットの白がポイント。グリーンも普通の緑色でなく、ちょっと不思議な、青味がかった色合いがいいですね。

BETTY'S BLUE SHINJI ABE グリーンパーカー

BETTY'S BLUEと近いブランドには「ヒステリックグラマー」や「スーパーラヴァーズ」等があります。どれも元気なテイストで人気のあったブランドですが、その中でもややレトロで大人寄りの立ち位置にBETTY'S BLUEはあったように思います。

BETTY'S BLUEの掲載雑誌

BETTY'S BLUEは1990年代のZipper(ジッパー)、CUTiE(キューティ)などによく掲載されていました。
青文字系ファッション、原宿系の個性的なストリートファッションを牽引してきた女性ファッション誌です。

Zipperとは「元気いっぱい」「快活な」という意味から名付けられた祥伝社のファッション雑誌。10代後半の女性を対象に、ボーイッシュでカジュアルなファッションを提案していました。

Zipper 1999年5月号

CUTiEは宝島社から出ていたファッション雑誌。中でもファッションの流行の最先端を捉えた革新的な誌面で、装いの個性を提案するというコンセプトを前面に出した雑誌でした。

CUTIE 1996年 5/13

原宿系とは

原宿はファッションの発信地として有名な場所です。服のテイストはもちろん、髪形やメイクに至るまで、個性的な着こなしが特徴です。古着などをアレンジしてコーディネートすることもあるため、古着系ファッションとも。どういった系統、というよりも、とにかく「個性的」であることが「原宿系」であると言えるでしょう。

青文字系とは

原宿系ファッションを多く取り上げる雑誌の表紙のタイトルが青い文字で印刷されていることから、「青文字系」と名付けられました。ガーリーやカジュアルな要素の強い個性的な自分好みのスタイルを楽しみ、モテや男性ウケ、好感度を意識した「赤文字系」ファッション(好感度やモテを意識したコンサバファッション:JJ、Ray、CanCamやViViなどの雑誌を指す)とは対照的。個性重視、他人からどう評価されようと関係なく、自分が着たいと思ったアイテムを選んでコーディネートする自由なファッションの気風が、「青文字系」の雑誌からは感じられました。

BETTY'S BLUEは、まさに青文字系の雑誌の象徴のようなブランドだったと思います。

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