OVA版【放課後恋愛クラブ―恋のエチュード―】18禁・美少女純愛アドベンチャーゲームのアニメ化！

1998年には同タイトルにてアダルトアニメ版が発売されています。

今回の記事では、こちらOVA版『放課後恋愛クラブ―恋のエチュード―』の内容を中心に振り返っていきます。

主人公は、杜陽学園高等学校に通う高校生・天城練一（あまぎれんいち）。
同級生にして親友の島本威明（しまもとたけあき）が放課後恋愛クラブという気軽に恋愛経験を練習するためのサークルを立ち上げ、それに伴ない、練一にそのマネージャーをしてほしいとお願いされてしまいます。最初、乗り気ではなかった練一ですが、島本の押しの強さに負け、放課後恋愛クラブのマネージャーを引き受けることに。

やがて放課後恋愛クラブの一員でもあった連一も、島本が勧誘してきた女の子の会員たちと疑似的な恋愛を経験するようになります。物語冒頭では島本や錬一の同級生で、彼らと同じように放課後恋愛クラブの男子会員になった河合小太郎（かわいこたろう）の女性経験を描き、連一自身は複数の女性から同時に好意をもたれるといった事態に発展します。
それぞれの疑似的な恋の行方はどのような結末を迎えるのでしょうか…

1話に1つずつ約3～5分のラブシーンが描かれています。全2話なので、2つのパターンのサービスカットを楽しめることに。
それぞれ局部がダイレクトに描写されているということもなく、そのプレイ内容もノーマルそのもの。ヌキ目的としてハードなものを求めているユーザーにとって、OVA版『放課後恋愛クラブ―恋のエチュード―』のエロ要素は少し物足りないかもしれません。
しかし、第1話では小太郎とファミレス店員・園崎操とのエッチな場面を楽しめて、積極的に迫ってくる年上女性からいやらしく手ほどきを受けるシチュエーションが堪りません。第2話では練一はメインヒロイン・織原早苗と結ばれ、続けて二回戦に突入するという若さが微笑ましいです。

ドラマチックといえるような展開はなく、等身大の男女の恋愛を描いたものといえますね。
逆にいうと、リアルな高校生の恋愛事情を再現したものといえるのかもしれません。

疑似的な恋愛経験を積むというテーマは、

こちらのような番組と共通する要素が多いような気がします。
こうしたシチュエーションを背景にして、そこにラブシーンという結末まで描かれているところがOVA版『放課後恋愛クラブ―恋のエチュード―』の面白さだと思います。

濡れ場が描かれているのは、操・早苗の二名のみです。
その他に登場する女性キャラクターは蔑ろにされている印象が強く、そういった意味では、OVA版『放課後恋愛クラブ―恋のエチュード―』は原作ファンの期待に応えるようなものとはいえないでしょう。
さらには練一を巡って、女の子同士が争う修羅場的な要素はきれいに排除されていますね。
しかし、そうした醜い場面が嫌いだというユーザーにとっては朗報といえます。最初から最後まで綺麗にまとまっているイメージで、とても見やすいアニメに仕上げられていると思います。

アダルト要素という部分では、その描写は控えめな印象のOVA版『放課後恋愛クラブ―恋のエチュード―』。しかし、年上のお姉さんから積極的に迫られたり、続けて二回戦に突入するといったシチュエーションは高校生らしくて堪りません。
ドラマチックな展開こそないものの、等身大の男女を描いた恋愛模様や、原作ゲームよりマイルドに仕上げられた内容は多くの男性ファンにお楽しみいただけると思います。
記事内には本編動画がご覧になれるリンク先を紹介していますので、ぜひこの機会に視聴して、その面白さをご自身の目で確かめてくださいね。