スーパーモデルとは
クラウディア・シファー
クラウディア・シファー(Claudia Schiffer)は、1970年8月25日生まれ、ドイツ出身のファッションモデルです。17歳でスカウトされ、雑誌「ELLE」を皮切りに500冊以上の表紙を飾り、数々のコレクションに出演。90年代に一世を風靡したスーパーモデルブームでは中心的な役割を果たしました。デザイナーのカール・ラガーフェルドによって選出され、長年シャネルの顔として大活躍!その甘くてセクシーな容姿からフランス人女優、ブリジット・バルドーの再来と評され、全盛期にはスーパーモデルの中で最もパパラッチに囲まれていたと言われています。
モデル以外にも女優として映画『リッチー・リッチ』や『ラブ・アクチュアリー』などの人気作に参加し、『プレタポルテ』『ズーランダー』では本人役でカメオ出演。その他、様々なブランドとコラボし商品開発に携わったり、エクササイズDVDや本の出版など、スーパーモデルブランドを存分に活かし、仲間たちと共に当時のファッション・美容・エンターテインメント業界を大いに盛り上げました。
現在は現役でモデルを続けながら、実業家・デザイナーとしても活躍中。私生活では、「キック・アス」シリーズや『X-MEN: ファースト・ジェネレーション』などの監督として知られるマシュー・ヴォーンと2002年に結婚し3人の子供がいます。
シンディ・クロフォード
シンディ・クロフォード(Cindy Crawford)は、1966年2月20日生まれ、イリノイ州出身のファッションモデルです。スーパーモデルブームを牽引した中心人物であり、90年代最も活動の多かったモデル、そして95年にはモデルトップの報酬所得者となりました。数々のコレクションに出演し、表紙を飾り、ペプシコーラや大手化粧品メーカー・レブロンの顔としても有名です。
その活動は多岐にわたり、司会業やMTVの人気番組のホスト、ミュージックビデオ出演ほか、フィットネスビデオを発売すればベストセラーに。また女優として『フェア・ゲーム』(1995年)のヒロインに抜擢されるなど、当時のシンディ人気はモデルの枠を遥かに超えたものでした。口元近くにあるホクロが彼女のチャームポイント!
現在はモデル業の第一線からは退き、実業家として活躍していますが、時折表紙を飾るなど、その美貌は今も健在です。私生活では、俳優のリチャード・ギアと1991年に結婚し大きな話題を呼びましたが、95年に離婚。98年には元フォードモデルで実業家のランディ・ガーバーと再婚し2人の子供がいます。長男プレスリー、長女カイアもそれぞれモデルとして活動中!
ケイト・モス
ケイト・モス(Kate Moss)は、1974年1月16日生まれ、イギリス出身のファッションモデルです。14歳の頃スカウトされ、15歳でキャリアをスタート。長身でナイスバディなモデルが多い中、小柄で身長が低くヘロインシックと評される不健康そうなケイトは、スーパーモデルの異端児として注目されました。独特のスタイルと天性のセンスで多くの人々を惹きつけ、さらにカルバン・クラインの広告に登場したことで、一躍世界的なファッションアイコンに浮上!
またその破天荒な生き方にも注目が集まり、連日パパラッチに追われる日々。俳優ジョニー・デップとの派手な恋愛模様は90年代らしいバブリーさがありましたね。
そんなケイトは、現在も現役モデルとして圧倒的なカリスマ性を誇り、幅広い世代から愛されるファッション界のレジェンドとして支持され続けています。また近年はデザイナーとしても活躍。ひとり娘のライラ・モスもモデルです。
リンダ・エヴァンジェリスタ
リンダ・エヴァンジェリスタ(Linda Evangelista)は、1965年5月10日生まれ、カナダ・セントキャサリンズ出身のファッションモデルです。80年代にはすでに活躍していましたが、髪型をボブにした90年代から本格的にブレイク!スーパーモデルブームの中心的な人物として広く認知されており、数多くの表紙やコレクションに登場し、挑戦的な髪色でも人々を惹きつけました。
また私生活では俳優やサッカー選手・元F1ドライバーらと交際し、華麗な恋愛遍歴をみせていましたが、2006年に長男を出産。しばらくはモデル界から引退していたものの、数年後にはカムバックし、有名ブランドや老舗デパートなどの広告に登場していました。しかし近年は再び表舞台から姿を消しており、その理由として美容施術の失敗を告白し、大きな反響を呼んでいます。
ナオミ・キャンベル
ナオミ・キャンベル(Naomi Campbell)は、1970年5月22日生まれ、イングランド・ロンドン出身のファッションモデルです。15歳の時にスカウトされ、16歳で『ELLE』の表紙を飾って以来、これまでに数々のファッション誌やコレクションに登場してきました。また黒人モデルとして初めて『ヴォーグ』の表紙を飾ったパイオニアであり、スーパーモデルブームの象徴的な存在でもあります。
モデル以外の分野にも積極的に進出し、仲間のスーパーモデルたちと共に出演したジョージ・マイケルの「フリーダム!'90」をはじめ、マドンナの「エロティカ」、マイケル・ジャクソンの「イン・ザ・クローゼット」といった多数のミュージックビデオに登場したほか、女優として映画『ガール6』や『プリズナー・オブ・ラブ』などに出演しました。
歌手活動も行ない、日本ではドラマ『ロングバケーション』の主題歌になった『LA・LA・LA LOVE SONG』で久保田利伸さんとコラボレーションしたことでも知られていますよね。
私生活では、たびたび暴力沙汰を起こすなど荒れていた時期もありましたが、今は落ち着き2021年5月、代理出産によってベビーを迎え母親となりました。現在も現役のスーパーモデルとして圧倒的な人気と実力を誇っているレジェンド中のレジェンドです!
クリスティー・ターリントン
クリスティー・ターリントン(Christy Turlington)は、1969年1月2日生まれ、カリフォルニア州ウォールナッツクリーク出身のファッションモデルです。13歳の時、乗馬をしていたところをスカウトされ、高校卒業後に本格的なデビューを果たしました。以降大手モデルエージェンシー「エリート・モデル・マネジメント」の看板モデルとして500冊以上の表紙を飾り、コレクションに出演し、そしてカルバン・クラインやシャネル、レブロンなどあらゆる有名ブランドの顔を務めた、90年代を代表する最も有名なスーパーモデルの1人です。
現在は2003年に俳優でディレクターのエドワード・バーンズと結婚し2人の子供がいます。近年はモデル業以外にもスポーツウェアブランドを立ち上げたり、夫と共にドキュメンタリー映画を制作したり、ヨガにも精通するなど多方面で活躍しているほか、独自のライフスタイルにも注目が集まっています。