グーニーズとは

グーニーズのメンバーたち
【マイキー役】ショーン・アスティン
主人公のマイケル・ウォルシュを演じたショーン・アスティン(Sean Astin)は、1971年2月25日生まれカリフォルニア州サンタモニカ出身の俳優です。母親は映画『奇跡の人』でアカデミー助演女優賞を受賞したパティ・デューク、継父は俳優ジョン・アスティン、弟も俳優のマッケンジー・アスティンという芸能一家。

映画デビュー作『グーニーズ』以降、しばらくはヒット作に恵まれなかったものの、映画「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズのサム役で再び注目されました。近年は2016年よりNetflixで配信されている人気シリーズ「ストレンジャー・シングス未知の世界」のボブ・ニュービー役としても知られています。私生活では、1992年に結婚し3人の娘がいます。
【チャンク役】ジェフ・コーエン
ピザとお菓子が好物な食いしん坊の肥満児ローレンス・コーエンを演じたジェフ・コーエン(Jeff Cohen)は、1974年6月25日生まれカリフォルニア州ロサンゼルス出身の元子役です。1983年にテレビドラマ『フロム・ザ・ダークサイド』で俳優デビュー以降、いくつかの作品を経験したあと『グーニーズ』で映画デビューを果たしました。しかし俳優業は1991年で引退。
その後は「カリフォルニア大学バークレー校」を卒業し、同校の大学院「ハース・ビジネススクール」へと進み経営学を専攻します。さらに法律も学び、2000年「UCLA School of Law」を卒業。現在はロサンゼルスを拠点に子役だった経験を活かし、エンターテイメント業界の弁護士として活動しています。
【マウス役】コリー・フェルドマン
お調子者で不良ぶっている少年クラーク・デヴリューを演じたコリー・フェルドマン(Corey Feldman)は、1971年7月16日生まれカリフォルニア州ロサンゼルス出身の俳優です。幼い頃からテレビで活躍し、1979年公開の作品『タイム・アフター・タイム』で映画デビューを果たしました。彼を一躍有名にしたのは『13日の金曜日・完結編』(1984年)のトミー役!
その後も『グレムリン』(1984年)、『グーニーズ』などヒット作に恵まれ、名作『スタンド・バイ・ミー』(1986年)では主要キャストの1人テディ役を好演した80年代を代表する人気子役スターです。
しかし成長するにつれ薬物中毒に苦しむなどプライベートなトラブルが目立つようになり、次第に出演作は激減。活躍を目にする機会はなくなりました。現在は少しずつキャリアを立て直している最中で、2011年には人気歌手ケイティ・ペリーのヒット曲「Last Friday Night (T.G.I.F.)」のミュージックビデオに出演したほか、テレビや映画作品などでも活動している模様です。
【データ役】キー・ホイ・クァン
科学技術に関する大人顔負けの知識量と発明が趣味の中国系少年リッキー・ワンを演じたジョナサン・キー・クァン(英: Jonathan Ke Quan)は、1971年8月20日生まれの中国系ベトナム人です。子役時代はキー・ホイ・クァンの名で知られ、『インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説』(1984年)『グーニーズ』と大ヒット映画に立て続けに出演したことで知名度を上げました。日本では当時ファンクラブが出来るほどアイドル的な人気を獲得。

その後は次第に俳優業よりも映画制作に興味が移り、南カリフォルニア大学映画学部へ進学。近年では『X-MEN』やジェット・リー主演の『ザ・ワン』などに制作スタッフ(武術指導アシスタント)として参加したほか、日本から木村拓哉さんが出演したことでも話題となった映画『2046』(2004年)にもスタッフとして参加。ベトナム語、広東語、北京語、英語を話すマルチリンガルであることから、ウォン・カーウァイ監督と木村さんを繋ぐ通訳としての役割も果たしました。
【ブランド役】ジョシュ・ブローリン
マイキーの兄ブランドン・ウォルシュを演じたジョシュ・ブローリン(Josh Brolin)は、1968年2月12日生まれカリフォルニア州ロサンゼルス出身の俳優です。父親は俳優のジェームズ・ブローリン。『グーニーズ』で映画デビュー以来、テレビシリーズや大作映画の脇役を多く経験しキャリアを重ねてきました。

転機となったのは2007年、映画『ノーカントリー』や『プラネット・テラー in グラインドハウス』『アメリカン・ギャングスター』など同年だけで多数の出演作で立て続けに高評価を受けると、翌2008年には伝記映画『ミルク』でアカデミー助演男優賞にノミネート。一躍ハリウッド一流俳優の仲間入りを果たしました。近年は「アベンジャーズ」シリーズの悪役サノス役としても知られています。

私生活では、1988年に女優のアリス・アデアと結婚し、2児を儲けるも1992年に離婚。2004年には女優のダイアン・レインと再婚しますが、2013年に再び離婚。現在はモデルのキャスリン・ボイドと2016年に結婚し2018年、娘が誕生しました。
【アンディ役】ケリー・グリーン
チアリーダー。なりゆきでグーニーズの冒険に同行することとなるアンドレア・カーマイケルを演じたケリー・グリーン(Kerri Green)は、1967年1月24日生まれニュージャージー州フォートリー出身の女優です。1984年、毎年参加していたサマーキャンプの代わりにいくつかのオーディションを受けるためニューヨーク行きを決意。その時訪れた映画のオーディションで『グーニーズ』の製作総指揮を務めたスティーヴン・スピルバーグらの目に留まり、同作品でのデビューが決まりました。

翌1986年公開の青春映画『ルーカスの初恋メモリー』ではメインキャストの1人に選ばれウィノナ・ライダーやコリー・ハイム、チャーリー・シーンらと共演。近年は以前ほどの活躍ではないものの、テレビドラマや映画を中心に活動し、そのキャリアを継続している模様です。
【ステフ役】マーサ・プリンプトン
アンディの友人で眼鏡をかけた女の子ステファニー・スタインブレンナーを演じたマーサ・プリンプトン(Martha Plimpton)は、1970年11月16日生まれニューヨーク出身の女優です。父親は俳優のキース・キャラダイン。母親も女優だったため、10歳で芸能界入り。『グーニーズ』出演で知名度を上げ、また一時期は『モスキート・コースト』『旅立ちの時』で共演したリヴァー・フェニックスと交際していたことからプライベートが注目されたこともありました。

演技力に定評があり2002年、テレビドラマ『LAW & ORDER』のゲスト出演でエミー賞にノミネート。2008年には舞台『トップ・ガールズ』で、第62回トニー賞助演女優賞にノミネートを果たしました。近年は舞台やインディペンデント映画を中心に活動しています。
フラッテリー一家
【フラッテリー・ママ役】アン・ラムジー
グーニーズもうひとりの主役。フラッテリー3兄弟の母親でギャングの女ボス、フラッテリー・ママを演じたアン・ラムジー(Anne Ramsey)は、1929年9月1日生まれネブラスカ州オマハ出身の女優です。夫は俳優のローガン・ラムジー。デビュー当初はブロードウェイやオフ・ブロードウェイを中心に活躍し、舞台女優としてのキャリアを築きました。1970年代に入ると、その高い演技力が認められ性格女優と評されるまでに。この頃から映画界に進出し始めます。
『グーニーズ』で知名度を上げ、1988年ダニー・デヴィートが監督・主演を務めたブラック・コメディ『鬼ママを殺せ』では主人公の母親役をユーモラスに演じ、見事ゴールデン・グローブ賞とアカデミー助演女優賞にノミネートされました。しかし同年、これからが期待されていた中、アンは癌のためロサンゼルスの病院で58歳の生涯に幕を閉じました。
【スロース役】ジョン・マトゥザック
幼い頃から母親に虐待された事が原因で顔が崩れているフラッテリー家の末弟。心の優しいロトニー・フラッテリーを演じたジョン・マトゥザック(John Matuszak)は、1950年10月25日生まれウィスコンシン州ミルウォーキー出身の俳優です。大柄の体格を活かし、アメリカンフットボールの世界でも活躍。

俳優デビューは1979年の映画『ノース・ダラス40』でした。『グーニーズ』が出世作となり、以降も様々な作品に出演し俳優としての地位を確立しましたが、1989年鎮痛剤の過剰摂取による心不全のため38歳という若さでこの世を去りました。
ロバート・デヴィ
フラッテリー家の長男ジェイクを演じたロバート・デヴィ(Robert Davi)は、1953年6月26日生まれニューヨーク出身の俳優です。現在もテレビドラマや映画を中心にキャリアを重ねており、ドラマ『プロファイラー/犯罪心理分析官』では1996年~2000年までメインキャストとして出演。2011年より歌手としても活動している模様です。
ジョー・パントリアーノ
フラッテリー家の次男フランシスを演じたジョー・パントリアーノ(Joe Pantoliano)は、1951年9月12日生まれニュージャージー州ホーボーケン出身の俳優です。1970年代後半からテレビに出始め、1983年に出演した『卒業白書』の頃より映画界にも進出。現在も第一線で活躍し、これまでに50本以上の映画出演や豊富な舞台経験から名脇役としての地位を確立しています。
テレビドラマ 『ザ・ソプラノズ 哀愁のマフィア』ではニュージャージー州を縄張りとするマフィア、ソプラノ・ファミリーの一員ラルフ役を演じ、2003年にエミー賞を受賞しました。映画「バッドボーイズ」シリーズのハワード警部役でもお馴染みですね。