みゆき/間崎 竜一
まずは「みゆき」に登場する間崎 竜一。主人公、若松真人の義理の妹である若松みゆきに一目ぼれした人物ですね。
竜一は元々、高校浪人をしていて真人たちよりも1つ上だったのですが、留年してさらに1つ下の学年になります・これは真人の1つ下の学年であるみゆきと同じ学年になって一緒の修学旅行、一緒の卒業式、一緒の同窓会をするために追試設けずに自ら留年したのです。現実にいたらかなりのストーカー気質ですが、漫画なので憎めないキャラです。
みゆきと同じ学年になってからも、退学の危機が訪れるのですが、みゆきと一緒にいたいという一心で猛勉強し留年はまぬがれました。そして大学は浪人せずに合格しているのでかなりの努力家でもあります。
リーゼントのような頭で見るからに不良、という感じですが根はやさしく義理堅い性格です。みゆきからは恋愛対象としては見られていなかったものの仲良くやっていましたね。
その後あだち充さんの「MIX」にラーメンドラゴンの店主として登場しています。結婚などをしているかどうかは不明です。
みゆきはもてるので他にもみゆきのことを好きなキャラはたくさんいました。その中でもう1人の三枚目キャラが中田 虎夫という体育教師。みゆきとは20歳近く年が離れているので30半ばの設定ですが、みゆきにべたぼれしていました。白樺女子学園中等部の体育教師だったのですが、みゆきの転校先に追いかけて赴任するなど、竜一と同じくストーカー気質でしたね。
タッチ/西村勇
西村は達也の通う明星学園のライバル校、勢南高校のエースで4番。達也のライバルとして登場するのですが、本命?のライバル須見工業高校の新田明男と同時期に登場するので、ライバルというよりにぎやかしキャラという要素が強いと思います。新田はイケメンの設定ですが、西村はご覧の通りなので見た目も三枚目です。
新体操の浅倉南のファンで、ライバルの偵察というより南に会いに自転車に乗って明星学園や南風にやってきます。
ですが投手としての実力は本物で高校2年の甲子園地区予選で明星学園を破っています。ですが達也の剛速球に手を出すことができず、悔しがっていました。
高校3年の時に達也と再戦するつもりだったのですが、長年変化球を投げていたつけが回ってきてひじを壊し、達也と対戦する前の試合で敗れています。このエピソードがなんとも泣けます。
西村にも幼馴染がいるのですが南とは正反対のぽっちゃりで決して美人とは言えない女の子。勢南でマネージャーをしています。西村は達也を認めて身を引くときに「今度生まれてくるときは 南ちゃんちの隣にするからさ、幼馴染になろうね」といって去っていきます。
このシーンがなんとも切なく、タッチの中で大好きなシーンです。
ちなみに西村も「MIX」に登場して、勢南高校の監督をしています。息子が、当時の父のようなポジションで登場するのですが、母親はいったい誰なのか、あの幼馴染のマネージャーなのかが気になるところです。
ちなみに声優もタッチと同じ中尾隆聖さんがつとめていてファンとしてはうれしい限りです。
H2/木根 竜太郎
主人公、国見比呂と同じ千川高校のチームメイト木根。
中学時代はサッカー部でそこそこ名の知れた選手でした。そして高校でも元々はサッカー部に所属。入学早々にヒロインの1人古賀春華に惚れて積極的にアプローチをします。もともとイケメンという設定だったはずですがだんだん三枚目色が強くなっていきますね。
野球は小学校時代にやっていてエースで四番でした。ですが同じチームに橘英雄が入ってきて、4番の座を奪われたことで監督に「橘をとるか俺を取るか」と詰め寄ったところ、英雄をとったため、野球から離れていました。春華に近づくために野球部に入り、しばらくはサッカーと両立していました。お調子者でちゃらいキャラですが、陰では努力を惜しみません。高校3年生のころには「あんなうまいセンターは明和一にもいない」といわれるほどになります。
ずっと春華が好きだったのですがひょんなことから明和一のマネージャー小山内美歩と急接近。美歩は英雄が好きで、木根は春華が好きだったので比呂とひかりをくっつけようと奮闘するのですがいつしか惹かれあい終盤では付き合うことになります。
3年の甲子園の準々決勝では比呂を温存するために先発で登板。最後まで投げ切り「甲子園に出ていっぱい三振をとる」という夢をかなえることになります。
三枚目キャラクターでうざいところも多いのですが後半は見せ場も多くかなりいいキャラに成長しています。
クロスゲーム/千田 圭一郎
主人公コウの中学時代からの同級生で、中学時代はエースで4番だった千田。お調子者でナルシスト、とH2の木根に似た感じのキャラクターですね。結構濃いキャラクターだと思うのですが、存在感が薄くチームメイトからも忘れられがちという設定。
ヒロイン、青葉のことが好きで頻繁にアプローチをするのですが相手にされていません。というか女子にもてたいけれど空回りしているというキャラクターでした。
木根に似ているところがあるのですが木根ほどの存在感はないので作者からも印象が薄かったのですかね。木根と違ってあまり見せ場のないまま終わってしまいます。