なぜ支持される?ヤンキー漫画の歴史を振り返ってみよう!

なぜ支持される?ヤンキー漫画の歴史を振り返ってみよう!

昔から現在まで、人気作の多いヤンキー漫画。実際のヤンキーは苦手でも漫画は読む、という人も多いでしょう。なぜ、長い時代で支持されているのか今回はヤンキー漫画(不良漫画)の歴史を振り返ってみます。


60~70年代の不良漫画

ヤンキーというか不良漫画の元祖といえるのは1968年の「男一匹ガキ大将」ではないでしょうか。男気のあるガキ大将が、ケンカに勝つことでどんどん子分をつくっていき、やがて日本中の不良を統括するまで上り詰めるというストーリー。ちょっと現実離れしている展開は、この時代ならではという感じがしますね。当時はヤンキーという言葉も一般的ではなかったので「ケンカ漫画」、「不良漫画」と呼ばれていました。

70年代に入ると「男組」、「嗚呼!!花の応援団」、「硬派銀次郎」、「私立極道高校」などの漫画も出てきました。

戦う相手が大きな組織だったり、現実離れした展開が含まれる作品が多かったですね。リアリティがないので逆に受け入れられやすかったというのもあるかもしれません。

80年代前半には伝説のヤンキー漫画が登場!

80年代に入ってからも「男大空」、「ガクラン八年組」といった70年代からの流れをくむようなヤンキー漫画が連載されていました。

1982年には「湘南爆走族」が連載スタート。今までの漫画はヤンキーというより、不良漫画、番長漫画でしたが「湘南暴走族」がヤンキー漫画の原点という人もいます。

「湘南暴走族」のメンバー5人と、他の暴走族との抗争、友情、恋愛などを描いた作品。ギャグ要素が強いので読みやすいですが、シリアスな展開になる時もあります。

1986年にOVA化、1987年には江口洋介さん主演で実写映画化もされています。これでヤンキー漫画の知名度が一気にアップしていますね。

そして1983年には「ビー・バップ・ハイスクール」が連載スタート。2003年まで20年も続く長編作品になりました。喧嘩は強いけど恋にはめっぽう弱い、ヒロシとトオルのコンビを中心に、不良高校生のリアルな日常を描いた漫画です。70年代の不良漫画からだんだん変わっていってリアルな漫画になっていったのがこの頃ですね。

こちらもOVA,実写映画化されています。実写版は中村トオルさん、清水宏次朗さんが主演を務めました。

他に80年代前半には「名門!多古西応援団」、「押忍!!空手部」、「魁!!男塾」、「Let'sダチ公」なども連載していましたよ。

80年代後半も人気作多数!

80年代後半に入ってからもヤンキー漫画はどんどん誕生します。

1988年に連載開始したのは「ろくでなしBLUES」。ヤンキーたちの日常を描いた漫画ですね。最初は学校内の争いから始まり、地域の不良たち、都内の不良たちとどんどんバトルは大きくなっています。バトルがメインではありますが、ギャグ要素もちりばめられていて、箸休め的なお話も面白かったです。他に恋愛要素も描かれていましたね。女性キャラもメインで出てくると、女性にも読みやすい作品になります。

同じ1988年には「今日から俺は!!」も連載スタート。こちらもバトル、ギャグ、恋愛要素のある高校生の日常を描いた作品ですね。ただ、「今日から俺は!!」の場合は根っからのヤンキーという訳ではなく、高校デビューです。主人公の三橋が卑怯者で、戦い方も他のヤンキー漫画とは違ったのでなんとなく、ヤンキー漫画の中でもちょっとちがうというか、異色な感じはします。

昔の不良漫画から主人公は男気溢れる性格なことがおおかったですもんね。(三橋もここぞ!というときには男気を出しますが)

他には「ゴリラーマン」、「BADBOYS」、「工業哀歌バレーボーイズ」、「ヤンキー烈風隊」なども連載していました。

さらに、少年誌・青年誌だけでなく少女漫画にもヤンキー漫画が登場していきます。「花のあすか組」、「ホットロード」、「ロンタイBABY」など。まさにヤンキー漫画全盛期でしたね。

90年代以降も健在!

80年代は実際にヤンキーが多かったということもあり、ヤンキー漫画も増えていましたがそれ以降も一つの漫画のジャンルとして定着しています。

現在はヤンキーを見かけることはほとんどないですが、まだ漫画ではそんざいしていますもんね。

1990年代には「クローズ」、「湘南純愛組!」、「BOY」、「 CUFFS 〜傷だらけの地図〜」、「疾風伝説 特攻の拓」などの人気漫画が登場。横道なヤンキー漫画もまだまだ人気でしたね!

ヤンキー漫画というジャンルではないですが「SLAM DUNK」、「幽遊白書」、「サイコメトラーEIJI」なども主人公はヤンキーでしたね。(だんだんその要素は薄れて行ったりしますが)

その後も「GTO」、「ROOKIES」、「BLEACH」などヤンキー要素は薄いけれどヤンキーが登場する漫画は多いですね。

一方「ドロップ」、「クローバー」といった王道のヤンキー漫画も登場しています。

ヤンキー漫画に共通して言えるのは、主人公本当の悪ではなく、ちょい悪なんですよね。何か熱い部分、男気のある部分を持っているので共感、支持されるのでしょう。時代とともに少しずつ変化しているヤンキー漫画。これからもまだまだ歴史は続きそうですよね。

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