■Uコンとは~大人も子供も一緒になれる共通の趣味~
Uコン、(Uコントロール)40年程前日本でモーレツに流行ったUコンはアメリカから伝わったエンジン付きの模型飛行機でした。2本のワイヤーを使い操縦機能を上昇・下降だけに固定させた模型飛行をワイヤー2本で上下させて離陸、空中回転、着陸、させると言うワイヤーの長さの範囲で飛ばすエンジン模型飛行機のことを言います。
エンジンの大きさで機体の大きさも決まり、当然ワイヤーの太さも変われば操縦士も大きくなり大人のUコンになってしまいます。
飛行機に操られ無事に着陸出来たら空が廻っていたのを思いだします。
テイクオフ
■模型エンジン~上を目指しました~
模型用のエンジンにも種類があり、Uコンに使われたのはスロット固定式でフルスロットにさせてからテイクオフしないといけません。
基本2人で組んでする遊びでした、よく親父や弟と川原や浜辺に行って飛ばしたもんです、エンジンも小型エンジンですが、ベテランともなると単車のエンジンを改良して使っていた人を見かけたこともありました。
グローエンジン
こうゆう形をグローエンジンと言って2サイクル・4サイクルなどが有り模型エンジンの主流エンジンになるのですが。中には特殊なエンジンが有るものの、40年前はこの形が一般的なエンジンになりました。
しかし模型エンジンが車のエンジンや単車のエンジンと違うのが、慣らし回転が必要であるという事がちょっと面倒くさく、新品で購入した後に低回転で暫らくエンジンを回し続けないと後から回転が一定しないと言う大きな欠点があったということです。
1時間位回し続けないと、飛行機を飛ばした時に急上昇するとエンジン停止なんてなことがおきるのです。これがまた厄介で、うまいことやらないと真っ逆さまに墜落と言う.惨事がまっているのです。
■機体~ベテランと初心者の分かれ道~
機体はエンジンに比例して小さいエンジンには小さい機体が選ばれ大きなエンジンには大きな機体が使われました。
このぐらい大きいと大人しか飛ばせません体重が軽いと飛行機に体を持って行かれ危険です。
機体は主に木製ですがきわめて軽量の木材バルサ材で作り、一番力が加わる部分に合板をつかって極力自重を少なくするのがベテランとアマチアの違いでした。が徐々にキット化していったせいで個性ががなくなって行き、皆同じ機体になりがちでした。
■Uコン競技~観戦オンリー~
Uコン競技は形、如何に決められたテクニックを綺麗にこなすか
もう一つはスタントと言って回転範囲にバルーン風船を浮かせ、決められた周回で幾つ風船を割れるかと言う競技
もう一つが一番スリルある協議で対戦競技が有りました。これは2~3機飛ばし、相手の飛行機に付けられた帯をどちらが先に切るかと言う競技、これはちょっと機体が異なり羽だけの様な機体で行う特殊な協議で、あまりお目にかかれない競技でした。私は一番最後の競技が好きでした、はたから観たら鳥の空中喧嘩に見えるのが非常に面白かったことを思い出します。
■取って代わったラジコンブーム。
私が中学生のころ流行ったUコン模型飛行機、何とかこずかい範囲で楽しめた唯一の趣味しかし、高校受験が迫る中そんな趣味もしていられなくなりこずかいもダウン。
大人になったらよく分かる高校受験どれだけ金がかかるか。当時はただブーイング、馬鹿だねー俺!時代も変わったらUコンの時代は終わってたとほほ・・・。
時代はラジコンそこまで金は使えない。